崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

弟子の結婚通知

2006年10月27日 05時57分37秒 | エッセイ
 ほぼ同時に二つの結婚の通知があった。一つは広島大学での学生であった弟子の沖縄からの結婚通知であり、もう一つは近い同僚の結婚である。前者は入籍の前の通知であり、後者は事後の通知である。韓国では結婚は「人生の大きい出来こと」として沢山の人に通知して、皆がお祝いするが、最近は個人的なことに変わっていく。結婚をはじめ多くの通過儀礼は社会的な行事であったが次第に個人化していく。祝いは干渉ではなく、互いに関心をもって、隣人愛の社会化として行っていたのである。それが消えていくように感じ、寂しい。

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