崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

スッピン顔

2016年03月29日 05時27分32秒 | 旅行
 乗り換えのために重いカバンを持って階段を走って降りて、ぎりぎりに電車に乗ってドアーが締まり発車、無事に帰宅した時は夜、寒さは変わっていない。私は完全に回復したのだろうか、その力はどこから来たのか、自らかなり無理したと思いながらも嬉しくなった。帰宅、即時フレージアーを生けた。今度の会では多くの方に再会、新しい出会いがあった。会員以外にも多くの人と会った。もう少し話をしたかった人が多かったが残念だったと思っている。岩波書店の馬場さんからは私も寄稿した『甦る民俗映像』をいただき、岩鼻教授からいただいた『山形民俗』には私のことにも触れられている。音楽民族学専攻の酒井正子教授には久しぶりに会った。会議が終わって桜下の道を歩き、一緒になった下川、伊藤、高橋、林氏らでファミリーレストランに入り、テレビや新聞の経歴からの識見の歓談となり、ホテルのルームでは黒崎女史と伊藤氏が我が夫婦の研究協力の体制の話に迫ってきて長い談笑の時間が続いた。
 昨日の午前中には今度の会長であり友人の北村皆雄氏の会社を訪ねた。感謝を込めて友好親善訪問であった。タクシーの運転さんは自衛隊出身の75歳、法政大学、飯田橋の桜の花見道、朝鮮総連本部、自衛隊、新宿御苑前などを観光案内しながら若い自衛隊員だったころ付けで飲み、その借金を返すためにアルバイトの道路工事をした話に夢中、聴きほれているうちに会社の門前まで着いていた。孫弟子に当たる弘さん、スッピン顔で病気後の私の健康に驚く表情、今は一躍映像制作、山登り名人となった。自分の世界を大きく繰り広げているいくことに私は感心している。もう一人の若くて親切な気配りできるスタッフは、文化人類学が専門で映像関係の仕事をしていると言う。彼女も化粧はしてないようだが輝いて見えた。なぜか、厚い化粧した女性には中身がなさそうに見えて、逆にスッピンに近い女性に会うと中身がシッカリしているという私の偏見はかなり当たっている。いろいろな顔を思い出している。

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