崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

ウズラ文化

2017年02月25日 05時42分09秒 | エッセイ

 大学からの帰宅は夜の9時少し前、8時半で終わる韓国のドラマは終わっていた。残念とは感じなかった。準ドラマのようなマレーシアでの金正男暗殺事件を9時のニュースで見れるからである。VX毒物によると死因がやっと明らかになった。まだ死者の(金正男?)特定はできていない。ストーリは終わっていない。クライマックスはどうだろう。悲劇の事件をドラマに比喩するのはよくないが多くの人も劇性に引かれると思う。トップニュースになり、トランプ劇場や小池劇場も二の次になっている。
 鳥インフルもなかなか映像化が難しい。先週の読書会で私が話したことを思い出す。人間の普遍的な幸せの目標とは長寿long life、命への尊厳は人類に共通する文化であり、日本独自の文化の一つはウズラ文化であろうと話した。メンバーは失望(?)驚き(?)のような表情であった。日本が4代古代文明の発祥地ではないという失望であったのか。研究によれば日本が発祥地であり、日本にしかない文化に野生のウズラ(Japanese quail, Coturnix japonica)を家禽化して、鳴き声を競 い合う「鳴き合わせ会」が盛んに催され、それを楽しみ、さらにその卵を食用としたのは素晴らしいことだと紹介をしたことである。


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