崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

レプリカ文化

2015年07月31日 04時39分22秒 | 旅行
『韓国祝祭50選』という韓国語の本を手にしてパラパラめくってみた。私が知っている限り伝統的な祭りはたったの数か所、その以外は伝統的な要素を生かして最近作られたものである。エリック ホブズボウム Eric Hobsbawmらが言ったような「作られた伝統」に過ぎない。慶州の天馬塚を思い出す。新羅時代の巨大な封墳の墓の中に入って観覧、出てからより詳しく知りたくて読んだ看板によれば封墳は1970年代に作られたとのこと。巨大な建造文化遺産である朝鮮総督府庁舎を壊した韓国、歴史を復元するという文化政策はどうなっているのか。昨日毎日新聞(14面)に「世界文化遺産になった百済歴史遺蹟地区」(三嶋)が全面紹介された。日本の近代遺産登録とともに文化遺産として登録されたものである。最近の登録関係の記事などをみて私のUNESCOへの不信感は強くなっている。
 また昨日の毎日新聞(7)には「抗日記念日準備着々」「八路軍施設を案内愛国教育に熱」という記事が載っていた。私が朝鮮戦争で知っている中国の支援軍のイメージが他軍に比べて相対的に良く、調べている内に八路軍の映像に民間の女性を性暴行した人を銃殺刑にする場面を見た。軍律の厳しかったその八路軍をもって抗日愛国を教育すると言い、盛大な抗日記念日を準備するという。それが歴史認識か、伝統復元か、指導部の認識がより分からなくなった。
 博物館などでは説明を効果的にするためにイミテーション、レプリカが利用されている。しかし人は本物に価値があるというオーセンティックauthenticな見方が強く、本物ではないレプリカに失望するのが一般的である。しかしそれも文化であることを認めざるを得ない昨今である。市街の祭りや博物館の遺物、遺蹟などもレプリカが多い。長い歴史からみるとレプリカ文化自体も本物になるだろう。レプリカと本物が区別し難い。

천마총;발굴조사 후 내부를 공개하도록 하여 신라 적석목곽분의 구조를 알 수 있도록 복원했고, 출토 당시의 유물이 놓여져 있었던 상태를 볼 수 있도록 모조하여 이해를 돕게 했으며, 내부의 공간을 이용하여 중요 유물의 모조품을 전시토록 배려했습니다. 이 무덤의 높이는 12.7m이며 밑둘레는 157m에 달합니다.

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