崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

「楽しい韓国文化論」

2019年10月10日 06時42分26秒 | 講義

 

 

 

東亜大学東アジア文化 研究所(崔吉城.所長)は 日韓関係が悪化するなかで、文化の相互理解を促進しようと公開講座「楽しい韓国文化論」を五日から始めた。毎週土曜日 に五回連続で開催する。初回は、フリーライターの伊東順子氏が「激変する社会を体験した!」と 題して講演、参加者と意見を交わした【写真】。
 伊東氏は若いころのソウルでの下宿生活から、韓国に二五年間滞在し理解を深めた韓国文化、習慣、人間性にふれて語つた。家主からも「反日」の対象として扱われたことはなく、むしろ人間として信用する「善人説Pに驚いたとを語った。また、「男尊女卑」を問題にし小説「82年生まれ、キム•ジョン』にもふれて、IMF危機や民主化運動の発展のもとで、六人の大統領がかわるなかで輯国の社会制度が大きく変化してきたことを強調した。韓国社会を二分する現在のデモについて、庶民の間ではアメリカや日本との関係とともに、「保守にもどるのか」という不安も高まっているとのべた。 
 下宿先の女子学生の多くが美容整形していたことと関連して、米軍基地周辺の娼婦が米兵好みの 顔立ちにするためにしたことが韓国で広がる契機 になったことにもふれ た。これに対して、会場から「政府高官に嫁ぐ女性が多い大学ではそうだが、多くの女性はそうではない」(韓国人、教員)、「先進国では美貌の基準がパーソナリティ (人格)の形成に向けられている」(崔吉城教授)などの発言があった。

 

 


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