日本も変革か

　アフリカから韓国へ戻って、数人の方から高価なバイキングに招かれて美味しい韓国料理をたくさん食べた。韓国で知識人との話題の中で「日本も変革か」という話が出た。日本が停滞しているうちに韓国は目まぐるしい発展を成し遂げた。それはIT産業であり、はるかに日本を乗り越えていて、英語圏へ浸透の努力によってバン国連事務局長などを出して本当に国際化が進んでいるのに日本は自民党のマンネリズムに停滞していたというのだ。
　しかし今度の選挙で民主党が圧倒的に勝利したのは日本も変革するのではないかと期待を込めて警戒するような発言もあった。話を聞いてみると日本は先進国とはいっても年金制度や経済的停滞をしているのを高齢化と少子化をその理由として、深く考えること無く簡単にその場をしのいできたようである。外交は敵対一辺倒、マスコミはそれに調子よく乗って太鼓を叩くようなものである。本質的な評論も稀である。この日本社会への批判は当然とも思った。しかし日本の底力を発揮する意欲とチャンスがこの選挙で成し遂げられたことは評価された。変革を待ってみたい。