昨日午後7頃下関市内へ、照明もイルミネーションも少なく暗い。百貨店の書店でも人は少ない。家内は「寂しい」という。日本の農漁山村、小都市の今の風景である。先進国の高齢化の現象である。シャッターダウンに溜め息、「地方創生」政策は効果なし。企業を創らせるか誘致するような国家企画経済では無理である。
地方が郷土愛、村おこし、観光化などの努力だけでは廃れた町の更生には構造的に間に合わない。それは住民の意識改革しかない。滝が流れる勢いを逆遡ること。住民個人は大都市から流れてくる交通機関やネットを逆流させること、地域から都市へ世界へと挑戦すること、それしかない。
一例をあげておきたい。下関には5個の大学がある。他の大学には留学生が数名ほどであるが例外的に東亜大学には韓国からの留学生が百数十名がいる。在学生の居住を核に親、親族などの往来が日韓関係の悪い壁を遥かに超えている。メディアや行政に市民に情報を提供しても無反応、ただ村おこしにしか目が届かない。逆流の生き方を考えて欲しい。
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