崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

2.26事件記念日

2016年02月27日 06時09分45秒 | 旅行
 昨日は2月26日、2.26事件記念日であった。これは日本での大逆罪の事件であるが、私には韓国のことを思い出す。朴正熙が起こした、いわば「5.16革命」という軍事クーデターと関連して、東大門の前の武装化した戦車を想起する。李承晩の緩んだ独裁から至極な軍事独裁に変わっていくその最初の朝、私は大学2年生としてその戦車を見ていた。後に知ったのは朴氏が日本の1936年に起きた2.26事件をモデルにして起こしたことであったという。 それから独裁近代化、セマウル運動などで韓国は高度成長化へと社会は変化してきた。1979年末彼は暗殺された。韓国の民主化へ社会は変化と発展を続いてきた。今の中国や北朝鮮の状況を見ながら韓国のモデルを当てはめてみる。それには残念ながら危険な起爆剤が必要である。金在圭の朴氏暗殺は安重根の伊藤博文暗殺より重要なものであろう。今はそれが評価されていないが、歴史的に評価される時が来るであろう。韓国は民主化への進路には立っているが、成熟してはいない。アメリカの大統領選をみながらそう思う。中国人はアメリカの大統領選をどうみているのだろうか。爆買いに注力してもその映像に目を向けることはないだろう。

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