崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

岩下直行 『ナゾと推論』出版記念会

2011年07月22日 05時48分41秒 | エッセイ
 山口新聞に連載した岩下直行著 『ナゾと推論』出版記念会に参加した。日本銀行下関支店に2年間勤務しながら毎週掲載した「巌流島二島説」「犬が道案内をする島」「スズランとお砂糖」 「旧暦のナゾ」「足音が肥料になる花」「耳なし芳一の話はなぜ翻訳か」「李鴻章銃撃事件」「携帯メールの絵文字の起源」 「山口県の端点」 「お札になった文化人」「工業県山口を支えるもの」 「先帝祭に参加して」「フグの皮」など下関、山口に関してエッセイ風に書いたものである。情報をより詳しく論じたり感想を書いたりしたものである。一昨年我が夫婦が書いた『下関を生きる』と重なる点も多い。
 出版お祝いの前に著者の講演があった。いろいろな方々とのかかわりがあり、人の紹介と感謝があり、著書とかかわりがあった現地の人が数人登場した。お祝い会には顔見知りの方も多かったが、私はできれば初めての方に話を掛けた。著者の後任者の新日銀支店長の現役の方、西日本銀行支店長などの方々と楽しく話をした。下関には人材が多いと著者も書いているが、本当に良い人材が多い。さらに外から来た人たちが下関に愛着をもって生きる人も多い。だから著者のようにたった2年の滞在中に地元の人以上下関を歩き語っているのである。地もとの方が永遠の傍観者にならないようにということがこの著書のメッセージであろう。

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2 コメント

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人材 (本山大智)
2011-07-22 12:25:37
 人材は下関に限らず多くの場所でも必ずいると思います。
 人それぞれの見方により、その人が特定の分野や総合的な分野で優秀なのかが分かれてくると思います。
 近年「人材発掘」という言葉が流行語となっていますが、人材を発掘する人も、発掘される人も、相互に視野を広げて世界的な目線で羽ばたいてほしいと思います。
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人材を組織する人 (崔吉城)
2011-07-23 06:11:18
人材を組織する人、本当のリーダーが必要です。ここの出身で有名な映画監督のグスヒョン氏はここには人を引っ張るようなマイナス思考が強いといいました。それが人才を追い出すことになります。また経済力がなければ人材を保つことが難しい。ボランティア的な人からは中心の力が足りません。
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