今日小倉教会で開かれるドラジ学園祭で「韓国のシャーマニズムと女性」について講演する予定である。私は父の儒教と母のシャーマニズムの信仰の中で生まれ育った。子供の時はシャーマンの踊りを真似して踊ったり歌ったりして叱られた覚えがあるが、大学に入ってからシャーマニズムを研究し始めたのである。それは運命のようにはじめたものである。ちょうど韓国はナショナリズムが強くなり固有文化を優遇する時代に私のシャーマニズムの研究が注目されるようになった。起源説を主張するとそれに反対する人もおり、シャーマンたちもマスコミに出された。日本に留学してみたら日本でもシャーマニズムの研究が盛んであった。しかし国際化などの時代の流れによって今は学会などでは研究の対象としてはあまり取り上げられていない。しかし、今も民間に強く生き続いているシャーマニズムの謎に触れてみたい。
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難解な『シャーマニズムの謎』 短い時間でどう表現され、そしてどう伝わってくるのか、少し心配でしたが、さすがに、この世界の第一人者です、ポイントはしっかり押えていらっしゃいました。
豊臣秀吉の文禄慶長の役(壬辰倭乱)から、韓国における儒教社会が強化され、そして、その社会で虐げられた怨霊、そこに着眼したシャーマニズムが、宗教として発展する過程が、よく理解できました。
本日はありがとうございました。