崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

横田めぐみさんの母親

2006年04月29日 11時54分04秒 | エッセイ
 横田めぐみさんの母親が全国的に拉致された方々の救済を求めて、涙ながらに訴える姿は心が痛い。ついに国際的にも登場し、ブッシュ大統領と面談もできた。拉致やテロなどがいかに人を傷つけるか痛感できる。これらのニュース見るたびに戦前の悲惨な状況で犠牲になった被植民地の犠牲者たちの家族が訴えるところにも耳を傾けて欲しいと思う。私が今、出版に向けて準備中の著書は日本人が朝鮮人を集団虐殺した事に関するものである。この事件はほとんど知られていない。世間に知られることもなく、その家族にさえ知らせず、葬られているものである。拉致問題もこのように表出されるまで多くの時間を費やしてしまったが、被植民地の犠牲者問題を含む、これらのことが一日でも早く解決することを望む。そして再び起こさないで欲しい。
 横田めぐみさんの母親の限りなく繰り返される泣く画像を見るたびに不幸を感ずる。ある韓国人が自分の息子を殺した殺人者を許したというニュースを思い出す。この事実はかなり話題になった。彼は許すことによって救われたという。彼はクリスチャンで後に牧師になったという。

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2 コメント

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Unknown (一愛読者)
2006-05-02 00:07:32
崔吉城先生ともあろう方が、何故、北朝鮮の拉致問題と、「日本人による朝鮮人集団殺害(?)」をどうして同一視されるのか、まったく理解出来ません。



事実関係はさておくとしても、論理構成上、まったく破綻しているとはお思いになられませんか?

法理上からいっても、全くの故意か、未必の故意であるかなど、検証してからのことではないでしょうか?



そもそも「集団殺害」とは何のことですか?

日清戦争時の東学党「討伐」のことでしょうか? 独立運動鎮圧? あるいはいわゆる「強制連行」にともなう死亡者のことでしょうか? よもや、ナチスのホロコーストばりのことが日本統治期の朝鮮で行われたとでも?



『正論』に書かれたりすることの「贖罪」の意なのでしょうか?
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コメント有難うございます。 (崔吉城)
2006-06-01 21:57:38
 私が韓国か日本のどちらを味方するかという問われることがあるが、私はどちらも味方が決まっていない。ただ味方を取らせて考えるならば特定な国ではなく、「善」側に味方する。悪く思われることには味方せずどの国についても批判する。しかし良い点については、韓国と日本どちらも味方をする。最初から日本を応援する人とは違う。
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