崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

地元と異人の決闘

2015年04月29日 05時05分00秒 | 旅行
数日前地方の縄張りについて書いた本欄についてオーストラリア在住のSejin Pak氏のコメントが気になっている。

先生の仰る事は世界のどこでも通じると思います。僕の住んでいる南オーストラリアのアデレード市でも同じことを考えながら暮しています。地方新聞は視野が狭くて読まなくなりやすく、全国紙とか国際紙新聞に目を向けます。しかし自分が暮している所のニュースは大事ですね。結局同じ地方ニュースでも国際的視野で取る必要があるのではないかと思うようになります。
4月23日 12:23

 氏とは面識のないFB友である。彼は韓国出身で世界いろいろなところに住み家を移しながら現在当地で大学教授をされている方である。その方から「世界のどこでも通じる」という言葉は迫力があり、さらにショクである。縄張りの地域性が普遍的(?)であれば私が過剰反応しているのではないかと反省もある。
 昨日研究室で有名な学者とこの地域に留学生が多いので私の授業をインターネットTVに紹介することを相談した。彼はこの地域の住民は留学生が多いことに否定的な傾向があるという見解を披歴した。本学が突飛に留学生が多く、この地域の活性化に貢献していると思っていたのに本当にショックであった。観光客を多く誘致しようとする政策にもかかわらず住民たちは暴買が嫌だというのもそのような現象ではないだろうか。もっと大きい問題がある。グローバル化に抵抗するナショナリズムの強化、国粋主義の出現、それが東アジアの関係を悪くしているのではないだろうか。地元と異人の決闘のようになるのであろうか。

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