崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

「道楽じみた研究」

2018年01月09日 07時00分44秒 | エッセイ

 「道楽じみた研究」と書いた「私の歩んだ道」(川村博忠)の回顧録を読んだ。川村氏は1935年植民地朝鮮の京城生まれの方である。同僚から親友になった方である。典型的な真面目な日本人として私の脳にインプットされている。最近退職された人を多く知っている。研究という仕事から解放されて楽々と趣味に余生を楽しんでいる。しかし川村氏は研究という仕事ワークworkから解放されない。なぜだろうか。今度の回顧録を読んで確認することができた。何回も話を繰り返して聞いた話題が多いがなぜか新鮮に読んだ。それは「道楽じみた研究」ということであった。彼の不朽の業績が解る。


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