崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

友人の病気

2008年04月06日 07時05分42秒 | エッセイ
 ソウルに行って中、高時代の同級生だった友人に電話をしたら癌で手術をしたという。ちても驚き落胆した。彼は若い時、新聞記者を辞して、出版社を作り月刊雑誌なども刊行する社員100人をもつようになった。私も数年前一冊の本を出版して頂いた。彼の病気のことを聞いてまず彼の病気の回復を考える。私は彼の病気を自分のことのように受けとめている。それは親友であるというだけでなく、もう一つは同年輩ということからであろう。彼だけではなく同年輩の人に会うと安心感と親近感がある。同年輩の友人を亡くし、病気の話を聞くたびに自分の人生を考えるようになっている。それは同様な時代を生きて来たという、似ている経験を共有するからであろうか。

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