崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

韓国で出版『植民地歴史を正しくみる』(民俗苑、2016.7.20定価26,000ウォン)

2016年07月27日 05時58分48秒 | 旅行
 昨日韓国出版社の民俗苑社長の洪鐘和氏から電話で嬉しい情報が届いた。韓国で拙著が出版されたと言うことである。一般的に負の遺産と言われる植民地史を広く比較したものである。表紙の裏に書かれた紹介文をここに載せる。

 私は戦前、田舎で生まれ戦後、ソウルで教育を受けて研究をし、馬山、大邱、そして日本に居を移して研究と教育に勤めております。戦後の韓国事情や日韓関係をある程度知っていると言えます。朝鮮半島は不幸な植民地から解放されても自ら(?)南北に分断しています。戦争の悲劇は今だに続いています。この本で私は経験に基づいて分断史、植民地史を語るように書いています。歴史認識を正すための試みです。
 私は経験的に私個人の価値観の変化より韓国社会がより速く変わってきたように感じます。歴史認識の大変化を期待します。本書では負の遺産の植民地史をもって考えてみました。それは韓国に限らず世界の多くの国家の共通した問題です。