崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

戦争記念館

2015年03月08日 02時43分19秒 | 旅行
韓国戦争記念館へ向かうタクシーの運転手さん、「韓国人は日本人が好きである」と前提して自己紹介は長かった。彼の妻は中国人、お母さんはベルギー人と再婚をし、弟の家族はオランダに住む国際家族であるという。戦争記念館では先日下関まで来て招待してくれた方の「2015、季節花世界平和巡礼展」を見た。一行はわが夫婦以外同僚の川野裕一郎画伯、礒永準教授、啓明大学の中村八重、同大学の松崎氏の6人であった。2時から始まるということで時間に合わせてぎりぎりに到着したが待っている人や花束の凛冽の中にクツの祭壇があり、絵を壁に掛けたりしてまだ準備中である。クツ(巫俗儀礼)の準備過程が見れて良いと思ってたっていた。3時にやっと泰平簫のラッパの演奏から農楽隊が入り歌舞、季節花氏ら代表の参拝、挨拶、来賓紹介、突然私も指名され登壇した。横笛の独奏、パンソリなど演目が続く。30メートルほどの長い用紙に墨で祈りをこめた字を書くなどで5時が過ぎた。最後に彼がすごく大きいキャンパスに絵を描いた。同行の川野氏のコメントはパーフォーマンスの中の描きはすばらしいと。
 待ち飽きたお客が帰ったりして観客が少なくなっている中、季節花氏の神霊を受けながらの絵描きが行われた。鐘を鳴らしながら念仏を唄える中、氏はアクリル塗料を水で薄める準備などを神秘的に行ない、絵筆を振り、塗料を撒き、描いている。私は疲れも忘れて撮影に夢中、記念館閉鎖時間に外に出た。中村の案内で有名な食堂「大邱湯」(三角池)タラ鍋料理で一行に満腹、ご馳走した。ホテルは明洞の真ん中、市立博物館長の崔錫栄君がイチゴなどを持ってきてみんなで食べた。また季節花氏らが挨拶にきて時間は10時がはるかに過ぎた。一日目は有効で満足である。