昨日の正午のニュースで金正日の死亡が報道された。独裁者が2代続いたが、その後のニュース解説はほぼ次の金正恩氏の「偉大なる後継者」ということに焦点がおかれている。私は金正日の生前に彼自身によるか、あるいは民衆によるかいずれにしても民主化が起きることを、アラブの春を期待したがそれは無理であった。絹寿山宮殿に父子が並ぶようになるという。世界に独裁の良いモデル(?)を見せたのである。
世界は北朝鮮が発表するまでニュースをキャッチすることができなかった。日本の情報キャッチ能力は全くない。日本は北朝鮮について外交を改善すべきである。朝鮮半島の南北に中立的に仲介的役割をすべきである。日米関係にしばられて北朝鮮に敵対することも外交的に止めて、北東アジアへの道を作るべきであろう。孫の20代の人物を英雄化するのも非難できない。世襲制をもって神格化することは日本をはじめ世界中にまだまだ多く存在するからである。