崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

食品貿易のエピソ-ド

2011年12月13日 05時27分41秒 | エッセイ
 食品貿易をするある人から聞いた話である。韓国からラーメンや生の食品を輸入して10余年のベテランの方である。日本のチェックの厳しさ、インスタント食品防腐剤混入のチェックの厳しい話を聞きながら安心感を感じた。彼は韓国から生の唐辛子を輸入しようとした時、税関での検査で小さな虫が見つかって通関ができず困った。それをそのままもどして韓国で消費するつもりであった。しかし、韓国の税関ではいったん外に出たものなので輸入品扱いされ手続きが複雑になり時間と費用がかかり、生ものの鮮度が落ちて二重三重に損害を受けたという。一般的に税関といえばただ厳しい検査に不満を持つ方も多く、私も本欄で触れたことがあったが、安全な食生活ができることに感謝すべきだとも感じた話であった。