崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

東アジア文化研究所の開所式ならびにシンポジウム

2011年12月11日 06時16分23秒 | エッセイ
昨日今年一番の寒さの中,東亜大学東アジア文化研究所の開所式ならびにシンポジウムが無事に行われた。開所式が遅れてシンポまで影響が及ぶかと、大変焦った。今全国的に大学が難しい時期であり、逆に夢を広げるには、相応しくないと思われるかもしれないが、本来すべきことと研究者や市民に呼びかける意味があった。朝鮮通信使のシンポにおいて中尾宏先生の基調講演は全体の概略が分かりやすく、古城氏の行列図、尹氏の北斎の浮世絵の分析、平野氏の現在観光化などの充実した内容の発表があり、魯成煥氏のコメントなど短い時間でも効果的に討論できて、司会者として満足した。(写真東氏撮影)