崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

誇示する工事

2008年07月31日 07時00分43秒 | エッセイ
 昨日退勤時間に帰宅する人の車に便乗させていただいた。交通が渋滞していて長い列ができていて逆戻る車もあったので大きな事故と思われた。私はカメラを持ってくればよかったかななどとと思った。先が見えないので好奇心が高まった。三叉路の一方の道路は通行していることに気がついた運転する友人は逆戻りし、遠回りしたが三叉路に着くことができた。渋滞の原因は交通事故ではなく道路に白色のペイント塗っていることによるものだった。こんな帰宅のラッシュ時間滞に渋滞させながら「誇示する工事」であった。 線を引く人はそれが重要である。部分的にはそれぞれ重要性を持っているが、全体の脈絡を考えないと渋滞する。社会も同様である。日本では一つのことに執着してしまい全体が流れないことが多過ぎである。全体の枠で譲ることも必要である。渋滞しないように心を使うのが本当のサービスであろう。交通事故ではなかったことに安心しながら思ったことだった。