崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

釜山シンポ

2008年07月20日 06時43分54秒 | エッセイ
 韓国人は猛暑を釜の中のようでだと表現する。その釜山で朝鮮と台湾の植民地研究者が50人弱集まって議論した。カーテンを開くと海雲台の景色が広がる。外では熱さと韓国の竹島の問題で二重に熱くなっている。研究者やオブサーバーが日本語で発表会やテーマに非難する発言もあって韓国で行われている実感があった。しかし日韓関係の友情は変わりなく、太いパイプでつながっている。この会議には韓国中央博物館官庁の崔光植氏夫妻が参加して祝辞も述べてくださった。お二人は1986年に家内から日本語を習ったことがあったので家内に会いたくてきたという。家内は参加できなかったので懇親会でも何度も家内の話が出た。友情で作り上げた人間関係はこのように人の心に残る。私は学問も愛する過程だと思っている。常に両立を考えている。