崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

韓国のネチゾン

2007年08月17日 05時59分38秒 | エッセイ
 韓国はインターネットの発展国といわれている。確かに一般的に多く普及されている。その反面日本のようにセキュリティとかプライバシーなどは盛んに言われていない。日本人は発信する前にネガティヴな措置が先に走る感じがする。韓国ではニュースなどに名前を伏して自由に書ける欄がある。このネット上の人物をネチゾンという。自分の名前を伏して相手の実名を使って意見を書く欄である。方言、訛り、綴り誤り、暴言、悪口、非難、わいせつなどが乱舞する。先日はアフガンに拉致された人々に「死になさい」と書いた人もいた。一つのトピックに数百、数千件にも上ることも多い。国民のはげ口と世論反映の機能が無いとはいえないが人権社会とはいえない。人権を守るために装置すべきであろう。