崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

シャーマニズムについて講義

2007年08月11日 06時35分33秒 | エッセイ
 今日は東亜大学大学院の集中講義の最終日である。私がシャーマニズムの信仰者の母を主対象として巫俗の研究をはじめ、そこからいろいろな研究へ拡大化していく研究過程を述べながら、院生4人全員が現職教師である学生たちと議論し、楽しんでいる。シャーマニズム研究から儒教の祖先崇拝、祟り信仰、キリスト教とシャーマニズムの比較研究などをして『哭きの文化人類学』『恨の人類学』など数十冊の本を書いた。また先行研究の中で秋葉隆の研究から植民地人類学として目下植民地の研究を続けている。それらを振り返ってみながら新しい研究への問題点を提示していくのが今回の講義の趣旨である。