崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

研究は本務ではないか

2007年08月01日 06時38分11秒 | エッセイ
 大学教授には「研究」と「教育」という二大の本務がある。従来日本の国立大学では研究がもっとも重要視されていたが、最近は教育も重要な本務になっている。特に国立大学の法人化によって教育が本務として重要視され、私立大学などでは研究を極端に軽視する風土が増している。そして教授や研究者から教師になっていくのである。教育的には悪いことではないが、研究のない大学の存在はますます存在感が薄れていくだろう。大学によっては研究は本務として認められていないような所もある。私としてはとても寂しいことである。