崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

韓国のネチゾン

2007年08月17日 05時59分38秒 | エッセイ
 韓国はインターネットの発展国といわれている。確かに一般的に多く普及されている。その反面日本のようにセキュリティとかプライバシーなどは盛んに言われていない。日本人は発信する前にネガティヴな措置が先に走る感じがする。韓国ではニュースなどに名前を伏して自由に書ける欄がある。このネット上の人物をネチゾンという。自分の名前を伏して相手の実名を使って意見を書く欄である。方言、訛り、綴り誤り、暴言、悪口、非難、わいせつなどが乱舞する。先日はアフガンに拉致された人々に「死になさい」と書いた人もいた。一つのトピックに数百、数千件にも上ることも多い。国民のはげ口と世論反映の機能が無いとはいえないが人権社会とはいえない。人権を守るために装置すべきであろう。

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1 コメント

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ヨーコの話も… (朴仙容)
2007-08-17 16:26:10
 韓国で発売禁止になったこの書籍。ネット(韓国)で、かなり攻撃されたと聞きました。それで著者は憔悴しているとも聞いています。崔教授が著者に会うために9月22日に渡米することも聞きました。是非、慰めてあげてください。

 昨夜、翻訳(日本語)された『本』を読み終えました。ヨーコの実姉『好』が素晴らしいですね。彼女の覚悟を決めた逃避行に感動しました。

 そして、引揚げ(福岡)を終えてまもなく、役割を終えたように母が逝く。その年の大晦日、ヨーコは実姉『好』に、感謝の意を込めて、自分で稼いだお金で、急須とお茶を買う。林檎箱だったか、ミカン箱だったか、記憶は定かでないが、テーブル代りの木箱の上に、ヨーコが『好』のために炒れたお茶をそっと出す。その瞬間、目頭が熱くなって、不覚にも涙を落とした。

 この本を読むことができない日本人や韓国人は可哀相です。カナダに留学中の後輩(在日コリアン三世)も、そんな意見を書込んだメールを送ってきました。

 この日本語版は絶対に必要です。素晴らしい本をご紹介いただき、本当にありがとうございました。

 
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