崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

自爆笑「スポーツ人類学」

2007年05月13日 06時00分24秒 | エッセイ
 久しぶりに足を伸ばしてサッカーの中継を視ているうちにゴールに向けて蹴る時自分の足が上がり椅子が動いて自分で驚き、自爆笑した。私はスポーツとは縁がないし、それほどスポーツゲームなどを見ていない者だが、これはいったいどうしたことなのか、自分を疑う。今大学でスポーツ好きな学生たちと演習時間で「スポーツ人類学」を読んでいる。私は昔読んだホイジンガーのホモ・ルデンスを開いて説明した。スポーツやゲームは遊戯、遊びplayから起源したものであると。その遊戯性は人間が普遍的に持つ気質であろう。私まで椅子にすわっているのに思わず足を上げ、蹴飛ばす動作をするほど熱中し、感動するほど、それは遊戯性の強さがあるのであろう。