崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

下関学

2007年03月23日 07時03分17秒 | エッセイ
 山形では「東北学」を立ち上げ、雑誌も一般書店に並べている。下関は戦前の大陸との関門であってなお現在も多くフェリーによる物的人的交流がなされている。私は東亞大学に赴任してからずっと下関の意義を生かす地域学として下関学のようなものが可能ではなかろうかとたびたび関係者に話をしてきた。ようやく4月から東亞大学のフォーラムとして「下関学」を立ち上げることになった。弥生の人骨(松下孝幸)・古墳文化(黄暁芬)から下関戦争、現在の観光問題(礒永和貴)まで広く下関を理解し、再活性化の方法を模索することが目的である。出来れば多くの市民と学生が参加して下関への関心を高め、出版にいたるまで協力して欲しい。 韓国語教育(李永松)、朝鮮通信使(古城春樹)、下関戦争(小川亜弥子)、功山寺(有福孝岳)、壇ノ浦合戦(上原雅文)など、はじめとまとめは崔吉城である。
 4月14日から毎週土曜日12時30分~13時50分、問い合わせは0832-56-1111