崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

水道水を飲んでいる

2007年03月14日 06時50分44秒 | エッセイ
 日本では水道水を飲めるということが自慢であったのに農水産省大臣が「水道水を飲んいる人はいないだろう」と言ったことは実にショックである。ヨーロッパでもスイスくらいの極一部の国か、地域だけが水道水を飲めると聞いて、水道水を飲める国とは本当に美しい自然環境と大変な国家政策であることを痛感したことがある。あるロシアの医者が日本に来てトイレの水を飲めると書いてあるのにショックを受けたと言う。わが家では水道水はそのまま飲めるものとして飲んでいる。大臣はぜひ哲学と世界を知っている政治家にやってほしい。プラトンが言ったように政治は哲学者がすべきであるという言葉の意味を改めて思い出している。