崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

留守番

2007年02月16日 09時41分55秒 | エッセイ
今までの留守番には秘かな楽しみがあった。夫のいない日に愛犬のミミとちょっぴり高い牛肉を買って来て、二人きりで焼きたての肉をふうふう言いながら「おいしいね、おいしいね」といいながら食べさせる時、ミミがいかにも熱そうに、そして美味しそうに、しっぽまで振って食べるしぐさがかわいらしくて、そして幸せだった。また二人でいつもより長い時間散歩したり、お風呂に入ったりで時間がすぐにすぎてしまい、夫が少し長い出張でも寂しさを感じる暇もなかったのに、ミミが天国へ逝って一人での留守番に慣れてない自分とミミの存在の大きかったことをいまさらながら感じさせらされた時間だった。