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Jack Kerouacの俳句(11)

■旧暦3月30日、土曜日、

(写真)木香薔薇(桜と入れ違いに咲く)

朝から、子どもを病院へ。午後、掃除、仕事。雨で湿気が多くて調子が悪い。




A bottle of wine,
a bishop―
Everything is God


ワインが一本
司祭が一人

すべては神


■“Everything is God”という考え方が面白く惹かれた。ケルアックはビートニク詩人なので、禅や老荘思想は読んでいたと思う。一瞬、ここに、アニミズムのような多神教的感覚を感じたのだが、やはり西欧人である。この部分は“Everything is gods”ではない。唯一神が前提なのである。ネイティブは、この俳句に強い信仰心を感じるらしい。ワインから、「最後の晩餐」を連想することもできようが、ぼくは、もっと世俗的な感じを受けた。それは“A bottle of wine”という言い回しによる。
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