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一茶を読む:七番日記(5)

■3月16日、土曜日、

(写真)ヨーカ堂にて。不況の深刻さを思わせる。人間の屑、いやゴキブリ未満の自称総理の愚策。

今日は、朝から激怒してしまった。訪問販売が叔母に50万円の浄水器を巧妙に売りつけたのである。会社名を出しておこう。「株式会社日本クリエイト」がその会社である。当社は、ご老人なので、お断りしたのですが、どうしても、と言われるので設置しました。予め電話でアポを取ってから、お伺いしましたので、訪問販売ではございません。これが、この会社の口上である。即、メールで呼び出して、契約解除した。高齢者は、浄水器の相場がわからないし、訪問販売で、優しく、いかにも良心的に言い募られれば、判断力も気力も弱まっているから断るのが難しい。しかも、自ら、もう老い先が短い事を知っているので、自分のためにお金を使うことに躊躇はない。そうした高齢者の心理と社会的条件に巧みに付け込んでくる。いわば、創価学会など、新興宗教の勧誘の手口と同じである。この浄水器、実際に試してみたが、ブリタの簡易浄水器の方が遥かに性能がいい。今後、再び当集合住宅で姿を見かけたら、警察・消費者センター・マスコミ・市議会に通報して、営業できなくするからそう思え! と言って追い返した。商売は、どんなものでも厳しい。だからと言って、道義心を失くしてしまったら、人間終わりではなかろうか。




春の日のつるヽ辷る樒かな


樒(しきみ)。「春の日のつるつる辷る」という措辞に惹かれた。春の日の楽しげなありようと樒の葉の様子を擬態語で的確に捉えている。

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