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米国債を巡る混沌~まさかのデフォルト危機

2011年07月29日 17時38分30秒 | 経済関連
リーマン・ショック以前に、だれがこのような事態を想像できたであろう。

強気一辺倒のウォール街は、恐れるものなどないかのような発言を繰り返していたものだった。
繁栄を謳歌していた欧州の国々も、取立屋の存在など忘れたかのようであった。
この僕でさえ、あの頃が懐かしい、と感じるのだ(笑、文句を言ったり、愚痴ったりできるうちが華、ということなのさ)。


だが、凋落の前兆というのはあったのだ。
物語でもよく訪れる、栄耀栄華の後の没落、というやつだ。
栄光を手にした後の落ちぶれてゆくさまは、寂しいことこの上なし、ということである。

世界は変わった。
少なくとも、枠組みは変化したであろう。

僕がブログ記事に書いたりした時には、到底そのような事態が近付いているとは、誰も本気で考えてはいなかったであろう。

08年1月>アメリカの「悪魔的手法」とは何か

そして、米国債を売っぱらっておけ、と書いたのだって、やはり08年だったよ?
悪い予想を書くと、本当にそうなってしまうのだろうか?


10年3月>米国の財政規律(笑)~日本と米国の国債はどちらが危険か?


菅政権の未来を暗示するのも同じだな。

10年6月>Curse of the Futenma

(再掲)

長い期間に渡って、高い失業率のまんまだ。
政府の金は底をつき、財政出動の余地などなくなる。日本のバブル崩壊後だって、そうだっただろう?(笑)
これまでの「反映を謳歌していた時間」よりもはるかに長い「調整時間」がやってくる。
良かったな。上がりすぎた不動産の価格調整なんて、そう簡単にできるものじゃない。

金の出し手?
何言ってんの(笑)。冗談はよしとくれよ。
世界中に、ジャンク同然の米国債を引き受けてもいい、なんていう殊勝な人間が、そんなに大勢いると思うか?(爆)

成長できる余地が大きいなら、即座にその投資を行えば済むじゃないの。
何でしないの?
ドルが高すぎるから、競争力がないとか?(笑)
だったら、明日にでも「弱いドル」宣言でもしてみてはどうかね?

(中略)
民主党や菅政権は学習したわけじゃない。
破滅に向かって、一歩踏み出したに過ぎない。
鳩山政権崩壊は、時間つなぎにしかならなかったということが、いずれ分かるだろう。



当時は、「トモダチ作戦」前だったこともあり、呪いの言葉をぶつけてしまったのだった。
だが、沖縄の問題―普天間基地の問題は、今でも未解決のままなのだ、ということを忘れるべきではない。
その呪縛は解かれていない、ということかもしれない。

菅総理も同じく、分かる時が近づいている、ということだろう。


ま、米国の提示する解決策を見守るしかないのだろう。



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