昨日ケインズの「animal spirit」について書いたのですが、その続きです。ケインズは株式市場の不安定要因として、市場の惰性・慣行などを示している。その根拠としては、大衆心理の性質、投機、信用状態を挙げている。この分野に関連しそうなのが、リスク、エージェンシーコスト、信用、期待などの研究であると思う。それらに関する研究というのは、数多く出されているようです。
再び資料探しをしていて、特に目を引いたのが「不確実性」というものでした。この先駆的研究はKnight(1921)によってなされたようです。何とケインズの『一般理論』に先立つ事、15年です。やはり昔の研究者達が大体考え付いて、研究をやっているんですね。普通に考えて、そりゃそうですね、と思うな。
このナイトの「不確実性」が存在する時、人間の行動決定というものが中々面白いのですね。普段の経済活動も、株式投資なども、こうした将来時点の不確実性を含んで様々な決定を行うので、その結果には影響してくると思います。ケインズが言ったように大衆心理だとか信用状態といった情報によって、人々の行動決定は左右されるのです。「不確実性」の存在によって加法的確率測度ではなくなると考えられ、期待値最大化は従来加法的に行われていたものが、非加法的確率測度による非加法的期待値ということになるのです。
ちょっとまだ、調べ中なので、続きはまた。
再び資料探しをしていて、特に目を引いたのが「不確実性」というものでした。この先駆的研究はKnight(1921)によってなされたようです。何とケインズの『一般理論』に先立つ事、15年です。やはり昔の研究者達が大体考え付いて、研究をやっているんですね。普通に考えて、そりゃそうですね、と思うな。
このナイトの「不確実性」が存在する時、人間の行動決定というものが中々面白いのですね。普段の経済活動も、株式投資なども、こうした将来時点の不確実性を含んで様々な決定を行うので、その結果には影響してくると思います。ケインズが言ったように大衆心理だとか信用状態といった情報によって、人々の行動決定は左右されるのです。「不確実性」の存在によって加法的確率測度ではなくなると考えられ、期待値最大化は従来加法的に行われていたものが、非加法的確率測度による非加法的期待値ということになるのです。
ちょっとまだ、調べ中なので、続きはまた。