ISOな日々の合間に

土曜日は環境保護の最新の行政・業界動向、日曜は最新の技術動向を紹介。注目記事にURLを。審査の思い出、雑感なども掲載。

「気象から見る温暖化」

2006年03月31日 | 温暖化/環境問題
「チーム・マイナス6%(http://www.team-6.jp/) メールニュース」の3/28号、コラム【4】「サクラの開花時期が2週間も早くなる?」から転載。
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「みなさん、もうすぐお花見シーズンですね。
 地方によって差はあるものの、やはりお花見といえば、3~4月の風物詩。
 毎年、テレビや新聞でお花見のニュースを目にして、
 本格的な春の訪れを実感される方も多いのではないでしょうか。

 ところで、地球温暖化によって冬から春の気温が上昇すると、
 サクラ前線にも変化があることはご存知でしたか?
 例えばソメイヨシノですが、このまま温暖化が進むと、
 2100年ごろには、現在よりも10日から2週間程度、
 開花が早まるかもしれないそうです。
 東京、静岡、名古屋、広島、福岡などの主要都市では、
 3月半ばに開花し、春分の日には満開となってしまうことも考えられるのです。

 その一方で、南九州から四国の一部では、
 サクラが咲かない恐れもあるそうです。
 ソメイヨシノは、ある程度、冬の寒さにさらされないと
 開花しないようなのですが、それらの地域では、
 十分な寒さにならない可能性があるためです。

 日本の春の風物詩であるサクラ。
 この大切な風物詩を失わないようにするためにも、みんなで
 温暖化を防がなければならないのです。」
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この記事にあるように、温暖化のスピードが速いと草木がその変化について行け
なくなる恐れがある。ソメイヨシノに限らず、ブナも同じことが懸念されている。

なぜなら、植物は繁殖しつつ移動するため、繁殖可能な時期に達するまでの期間の
短いものほど移動速度は大きいと推測され、繁殖可能な時期に達するまでの期間の
長い、つまり移動速度の小さい種は、気温の上昇に追い付けず、あるいは南方や
低地からの他種の追い上げにより消滅する可能性があると言われている。

写真は、朝のウォーキングルートの途中で撮ったもの。日本の原風景のような景色
であり、壊さずに済ませたい。

今後人口が減少するので、宅地に必要な面積は減るはず。あとは自然を残す価
値がある土地の相続税として、一定の上乗せ評価をした後、その物納を認める
と言った改革も必要になるのでは?

「オペラ座の怪人」その2

2006年03月30日 | お楽しみ
DVD映画を観て感動したことから、オリジナル・サウンドトラック版を購入し「Think of Me」や「The Music of the Night」等のお気に入りをipod にコピーし、出張の折にでもゆっくり聴くことにしようと思う。

DVD映画のサントラ盤をNETで検索すると,Amazonでも入手可能である。

しかしながら、Amazon に載っているレビューを観ると賛否両論ある。特に、歌にうるさい人や実際にオペラを見た人の評は非常に辛い。
* 「映画を見ていると映像のすばらしさに気を取られ勝ちですが、音楽だけを聴くと・・・」とか、
* 「劇団四季版の方が、日本語だけども、何百倍いいです!!」とか。

DVD映画は、オペラ歌手でなく歌唱力のある俳優達が歌っている。例えば、クリスティーヌ役のエミー・ロッサム(「デイ・アフター・トゥモロー」)は18歳にして幼少よりオペラの殿堂メトの舞台で歌ってきたとは言うものの、「サントラだけで聞いていると、歌唱力の足りなさが良く分かりました。」と言う批評もある。

また、ファントムを演じているジェラルド・バトラーの声の質と歌唱力については私自身もちょっと違和感を持ちながらDVD映画を観ていた。

かくして、サントラの購入には二の足を踏んでいる。

その反面、劇団四季の「オペラ座の怪人」を是非鑑賞したくなり、思い切ってS席のチケットを奮発して購入しました。6月の某日、新橋の汐留シオサイトにある「電通四季劇場」へ夫婦で出掛けることにしました。今からとても楽しみです。

文書審査、古巣訪問予定、認証取得

2006年03月29日 | 審査・コンサル
企業にとって3月末は決算期で最も忙しい時期。このため、審査やコンサルは最も暇な時期になる。ので、この数日はノンビリできるはずだった。しかし、結局は今日も仕事をする羽目に。

昨日、会社から新規登録を希望する顧客の文書類が届いていた。ファースト審査(審査機関によっては第1段階審査とも言う)を4月中旬に控えており、当方としても早めに内容を検討し回答してあげたい。昼を挟み数時間かけて環境マニュアル、規程類などに目を通し、システムとして大きな欠落や問題点が無いかを検討した。結論としてファースト審査が可能なこと、現地審査時に確認したい事項などを列記し会社に報告書をメールした。

一方で、今週土曜日から来週土曜日までは、1日おきで計4回コンサルが入る。新潟、磐田、宇都宮そして高山とその都度出掛けることになる。顧客満足のためには、出来るだけ早めに準備をしておくことが大切だ。前日の準備は、一夜漬けで試験を受けるようなもので、効率が悪く何かと避けたい。ので、これらの準備もしておきたいと言う訳。

ところで、2週間ほど前、上野駅ホームで古巣の会社の上司にばったり出会った。彼は昨年度まで社長を務め、いまは会長職にある。互いに急ぎの用事があったのでほんの数分間のホームでの立ち話しだったが、「先日、大先輩の○○氏が遊びに来てくれたよ。君もたまには顔を出しなさいよ。」と言われ、独立以来一度も古巣に顔を出したことが無いことを思い出し訪問してみようと思っていた。

コンサルや審査の仕事を楽しめるのも、嘗て古巣で様々な経験をさせてもらったお陰であり、そうした機会を与えてくれた先輩たちに感謝しなければならない。また、その当時親しく、忌憚の無い話し合いが出来た当時の技術部長も今や常務まで登っている。思いたって、久しぶりに会社に電話をかけ、2週間後の工場訪問を誘われた。

夕方、某コンサル顧客から「おかげさまで認証されました。ありがとうございます。」とのメールが届いた。その企業が、環境パフォーマンスを改善し、社会的信用を増し事業の発展に繋がるよう活用してくれることを期待している。

旧友の見舞い

2006年03月28日 | 審査・コンサル
幸い今週は金曜日まで仕事の予定が無いので、普段出来なかった種々の用事に時間を割くことが出来る。

今日午後は入院している大学時代の友人を見舞うため武蔵野市へ。JR三鷹駅北口から病院へ向かう中央通り両側の桜が、この暖かな陽気のお陰で既に五分から六分咲きでした。更に1時間ほどして病院を出ると一段と開花が進み、七分咲きといった様子で益々春爛漫の感がありました。

帰路は三鷹から一旦東京へ。途中、新宿で座ると間もなく睡魔に襲われ、気付いたら東京駅に着いていました。実は、JR飯田橋駅から四ッ谷駅にかけての外濠公園の桜も綺麗だったはずです、が、生憎の白河夜船。

東京で下車し、八重洲ブックセンターでISO9001関連書籍を3冊購入。4月から9001の審査の研修が始まるので、およそ5年間ISO9001から離れていたブランクで付いた錆を落としておく必要がある。少しでも時間に余裕がある今週から勉強を始める必要があるため。

週間環境ニュース060320-060326

2006年03月27日 | 週間ニュース:ピックアップ
●(経0325表紙1)経済産業省は安全性を示すPSEマークがない中古家電の
販売を認めることに決定<逆にPSE品は永久に安全を保証か不明>

◎(刊0324大学34)法政大学と東京都千代田区は共同で千代田区環境マネジ
メントシステム(CES)を開発へ,ISO14001の簡易版,07年度
実施,学生監視員で継続的改善<経営に役立つ指導・指摘ができるか?>

●(刊0324環境15)日刊工業新聞はニュース拡大鏡欄でエコアクション21
の登録件数が今春に1000件突破へ,自治体が入札や物品調達で取得企業
を優遇など前向きで普及に弾みと<政府主導の簡易EMSは産業界にどこまで
信用されるか>

○(刊0323広告特集30)日刊工業新聞は愛地球博の閉幕後のリサイクル状況
を紹介,食器やパビリオンの再利用など<よい例だけ紹介,全体像や課題不
明>

◎(環0322環境経営2)環境省は環境と金融に関する懇談会の設置を決定,環
境政策における金融分野の重要性についてその役割を検討,金融のグリーン
化目指す

●(環0322環境経営2)ISOのTC207はEMSの段階的実施のためのガ
イダンスについて構築段階を5段階に決定,パフォーマンス評価や第三者監
査など盛り込まない方針,08年11月策定目指す。WG議長は英国。
<内容次第では,エコアクション21など国内の中小企業向けEMS認証事業
などにも影響を与えそうだ。>

◎(環0322エネルギー3)改正省エネ法の4月施行に関連して省エネ基本方針
と施行令が改正された,輸送事業者や荷主の取り組むべき省エネ措置,エネ
ルギー使用量報告等の義務工場等の指定基準の改正

◎(経0320法務21)日本経済新聞は法務インサイド欄で公益通報者保護法が
来月スタート,内部告発どう生かすか,社員に周知徹底など,社内に法順守
の土壌がなければ外部へ告発もと

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加入しているNPO法人JEMASが配信する「EM新聞編」から先週の記事で気になるニュースを抜粋。独断のコメントを付加。なお、記事中の「刊」は日刊工業新聞、「日経」は日経新聞、「環」は環境新聞の略。

ローマ人の物語「勝者の混迷(下)」へ

2006年03月26日 | お楽しみ
今は学校も春休み。この土日が暖かい陽気だったこともあり、新幹線や特急には子供連れの家族が多く、車中は如何にも春休みの観光と言った明るく和やかな雰囲気にあふれている。

特急「ひだ号」の車窓から外を見ると、木曽川沿いの山肌には雪も消え、杉の枝枝は赤味勝ったオレンジに色付いた花粉で重そうに垂れ下っている。最近めっきり花粉に弱くなったので、早めに花粉の薬を飲む。そして、回りの喧騒を無視するがごとく、iPodで耳をふさぎ、ひたすら文庫本を読みふける。

「紀元前2世紀半ば、強大国であったカルタゴを滅亡させ、ローマは地中海世界の覇者と呼ばれるようになっていた。しかしそのローマも次第に内部から病み始める。名将スキピオ・アフリカメスの孫であり、若き護民官となったティベリウス・グラックスは、改革を断行すべく、強大な権力を握る元老院に挑戦するが、あえなく惨殺される。遺志を継ぎ護民官となった弟ガイウスの前にも「内なる敵」は立ちはだかる。」(「勝者の混迷(上)」の帯から)

紀元前90年に至ってローマは、その当時いまだに都市国家であったアテネとは異なり、都市国家から世界国家ローマへ切り替わってゆく。「勝者の混迷(上)」では、ポエニ戦役後の種々の政策がもたらす混迷と必然のもとでどのようにローマが変遷していったかが描かれている。それはあたかもユリウス・シーザー登場の序章でもあるかのように。

オペラ座の怪人

2006年03月25日 | お楽しみ
高山でのコンサルが17時に終わり、日が延びて未だに明るい高山の町を散策。途中、先日TVで紹介していた美味しいラーメン屋を見つけ、鶏ガラと鰹節主体で作られた奥深く旨みのあるスープを堪能。

ホテルに入り、コンサル報告書を完成後、映画「オペラ座の怪人」を観た。Amazon.co.jp のレビューには次のようにある。
「1870年パリのオペラ座で、プリマドンナが事故に巻き込まれ役を降板。新人のバレエダンサーのクリスティーヌが大役を得て、舞台を成功に導く。しかし、その姿をじっと見つめる仮面の男がいた。幼なじみの男性ラウルと再会して喜ぶ彼女を、仮面の男は地下深く連れ去る。」

作曲家アンドリュー・ロイド=ウェバーの傑作ミュージカル。ニューヨークでは「キャッツ」を抜いてブロードウェー最多公演記録を更新した。86年初演のロンドンをはじめ、日本やドイツ、ブラジルなど世界各地でも公演が行われており、これまでに8000万人が見たとされるが、日本では劇団四季が未だに上演中である。

かつて、自分が開発した製品が欧米で使われ始めた頃の86年に、製品紹介のためロンドンを数日訪問したとき、このオペラを上演している劇場の前に長蛇の列が作られていたのを思い出しました。これ以来、今まで公演されていたと思うと驚くばかり。でも、この映画を観ると納得です。また観たいと思うし、DVDを買っておこうとも思う。

歌姫として愛情深く慈しみ育て、期待を込めて飛躍の翼を与えた途端に、その翼を翻し他の男に心寄せるクリスティーヌに独占欲、怒り、復讐心の炎が急激に燃え上がり、制裁を用意するファントム。男性なら陥りがちなこの心理をオペラ形式の中で見事に描き出している。この心理は女性側からは理解しにくいのかも。

映画とはいえ、オペラ形式なので、良い音響環境で美しい音楽をお楽しみ下さい。ホテルでは持参したBoseのQuiet Confort2 で堪能しました。


ウォーキング再開

2006年03月24日 | 健康と食
昨年末からの多忙のため、長いこと習慣になっていた朝30分のウォーキングからすっかり遠ざかっていた。サラリーマン時代は余程の悪天候で無ければ続けていたし、独立後も努めて続けてきた。ところが、出張でホテル住まいが多くなったり、遠方の顧客へ早朝出かけることが多くなってついつい遠ざかってきた。しかし脹脛の筋肉を見ると明らかに細りぎみであり、運動不足は明らかだ。

自宅から5分程郊外に向かうと、そこにはまだ長閑な郊外の風景があり、古くからの庄屋風の民家や、ひばりやカッコウが住む林、そして畑が広がる田園景色があり、四季折々の移ろいを感じながら歩くのも楽しい。

今や春うらら。梅の花こそ盛りを過ぎたが、白木蓮、蘇芳(すおう)、霞草が花盛り。桜も数輪咲き始めている。また山桜の新芽はかなり開き始め、楓の新芽は赤く色付き始めている。写真は道すがら撮った蘇芳の写真ですが、ブログ用の画像サイズでは美しさが損なわれるのでやや残念。

昨日午後は会社で審査員研修会に出席。審査員は定期的に最新技術や法規制などの知識を更新し、審査技法などの研修を受けなければならないことになっており、審査力量のブラッシュアップが求められている。

今日の午後は判定会に出席し、顧客の取り組みが妥当か、審査内容と結論が妥当か等が審議される。そして登録や維持或いは更新が承認される。判定会が終わると早速審査を担当したお客に判定会で承認された旨の連絡をする。「おめでとうございます。判定会で貴社の認証登録が承認されました。」と言うように。

そして、明日は5時起き6時出発で高山へ向かい、13時から17時までコンサルする。翌日は朝早めに高山を発ち、14時までには帰宅する予定である。

このコンサルで今月は一段落する。27日から31日までの五日間は普段出来なかった用事に当てることができる。当初4月は比較的のんびり出来ると思っていたが、何時の間にか次々と用事が出来、予定が殆ど埋まりつつあるので、来週の五日間を効率よく使う必要が出てきました。

審査登録機関の変更

2006年03月22日 | 審査・コンサル
今日午後は太田市にて13時から19時までコンサル。9回目の訪問であり、いよいよ運用を開始するため、全社員に方針や役割・責任の周知、自覚教育や手順教育などが実施される。

今回は、折りよく審査登録機関の営業の訪問を受ける。これには目的が三つあり、第一の目的は、審査機関の紹介。第二は、顧客の企業規模・環境負荷(仕事の内容・現場の活動状況をみて)を確認して何人の審査員で何日審査に割り当てるかの審査工数を見極める。第三は、審査の申込から登録までの手順と日程を説明することです。

私が所属するコンサル機関は、従来起用していた審査機関に満足していない。審査に立ち会った経験から、中小規模の顧客にとってよい審査をしているとは思えないことが多い。その機関は大手審査機関ですが、所属審査員は大手家電メーカー出身の審査員が多く、中小規模の企業にまで大企業並の過大な要求を求めることが多い。企業規模や環境負荷の程度或いは企業の力の程度を見て審査をすることが出来ない。結果として仕組みが重くなり役立たないISOになってします。

一つには審査員の平均年齢(60歳程度のはず)が高いこともあり、柔軟に物事を考えられなくなっているのではないかと思える。最も大切なことは、ピンキリをわきまえて審査することである。

一万人規模の組織を単一の環境マネジメントシステムで動かしている大企業の審査と、二人だけの会社でご主人が社長で環境管理責任者を兼務し、奥さんが専務で内部監査責任者といった組織の審査では自ずと質問の仕方が変わるということです。前者の場合、大勢の社員が決められたとおりに仕事をするには具体的な手順と基準・留意事項を明確にしておかなければならない。いっぽう、後者ではほとんど紙に書いた手順書がなくても互いに簡単な一言二言で用が済んでしまうはずである。

中小規模の会社を審査するときに今言ったピンキリのどの辺に位置する会社なのかということを適切に判断できない場合が多いのです。今回の顧客から、外資系某審査登録機関を起用してみることにした訳ですが、果たして、この審査機関も期待に応える審査をしてくれるか否か立ち会って確認する必要があります。

ハル来る

2006年03月21日 | Granddaughter
休日(春分の日)を利用して昨夕、孫娘が両親に連れられてやって来ました。生後1年4ヶ月。保育園に通うようになって4ヶ月。周囲の話もかなり理解できるようになり、「しまじろうのご本を持ってきて」というと、先ずその本を探して指差し、何とか持ち上げて持ってくる。「これを食べるの」などと聴くと頷くようになりました。保育園で呼ぶように「さん」付けで氏名を呼ぶと「はい」と返事をし、ママとパパは言えるようになってきました。片言の会話が始まりつつある。随分と大人に成ってきました。意思が通じるようになったためでしょう、殆ど泣かなくもなりました。

おばあちゃんと初めてお風呂にも入りご機嫌でした。とてもご機嫌で嬉しかったのでしょう、いつもなら10時までには寝ている筈なのに、結局12時近くまで遊んで起きていました。

ところで、紀元前二世紀半ばのローマでは、ハンニバルを破ったスキピオ・アフリカヌスの次女コルネリアは若くして夫をなくし、最愛の二人の息子(後にローマの改革に力を尽くし現代まで「庶民の味方」の代名詞となるティベリウスとガイウスの兄弟)を自ら育てるために、エジプトのプトレマイオス8世からの王妃の誘いさえも断る。その彼女が言ったと言う「子は、母の胎内で育つだけでなく、母親のとりしきる食卓の会話でも育つ」と。

近頃は子供が生まれても仕事を続ける女性は多い。それでも、朝と夜の食卓を共にし十分な会話の時間を持ち、賢く育ててほしいとつくづく思う。

週間環境ニュース060312-0319

2006年03月19日 | 週間ニュース:ピックアップ
◎(経0318特集31)日本経済新聞は2月14日に開催した環境金融シンポジ
ウムin東京-経営リスクからビジネスチャンスヘ-の概要を紙上紹介,環境保
全融資や事業評価の仕組みづくりなど<持続可能な社会実現をどう支援出来るか>

◎(経0317夕刊22)山形大学のグループは蔵王の樹氷を分析した結果中国山
西省の製鉄所などで使用されている石炭が原因の硫黄分であることを突き止
めた,pHは過去10年で5.3から4.5に進行
<中国の環境破壊が引き続き日本に種々の環境影響を及ぼす。記憶に新しい例では、
昨年(2005年)末に起きた中国の松花江事件。有害なニトロベンゼンが
大量に川に流れ流域の飲料水源が著しく汚染された。汚染は、下流のロシアに
も広がり、アムール川を経て日本海やオホーツク海にも影響の可能性がある>

●(経0316商品31)日本の輸入業者は中国が割り箸の生産と輸出の規制に乗
り出す方針と,森林資源の保護などで,日本向け輸出禁止も視野,日本の割
り箸の9割が中国産,年間240億膳<使い捨てはモッタイナイ>

◎(経0315企業12)サッポロ飲料は2000台の省エネタイプのノンフロン
型自販機を今年導入,サントリーも1500台導入へ,コカコーラは20年
までに代替フロン自販機を全廃<自販機も環境配慮無しに開発できない>

◎(経0314全面広告24)東京電力は投入した以上のエネルギーが使える!電
力会社だからできましたとヒートポンプを全面広告<エネルギー保存の法則
に反する広告,正確には投入ではなく購入エネルギー以上に>

○(刊0314環境12)キリンビバレッジは飲料製品の工場から卸業者への直送
比率を11%から今年中に21%に,物流センターの配置や輸送ルートも見
直す
<京都議定書の目標達成には、市民生活と物流業界の一層のCO2削減が必要>

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加入しているNPO法人JEMASが配信する「EM新聞編」から先週の記事で気になるニュースを抜粋。独断のコメントを付加。なお、記事中の「刊」は日刊工業新聞、「日経」は日経新聞の略。

DVD映画:「奥様は魔女」

2006年03月18日 | お楽しみ
今朝、DVDで観ました。忙しさでかさかさしていた気分もこれでスッキリです。

この『奥さまは魔女』(Bewitched) は2005年ソニー・ピクチャーズ製作のアメリカ映画。ノーラ・エフロン監督のラブ・コメディ。同名のテレビシリーズの映画化。ただし、テレビシリーズのリメイクではなく、その再ドラマ化を演じる俳優を主役にした作品であり、テレビシリーズ『奥さまは魔女』のリメイク版の主役にスカウトした女性(キッドマン)が、実は本当の魔女だったと言うお話。

『奥さまは魔女』を「Wikipedia」(NET上のフリー百科事典)で調べると、何と、アメリカ以外にもフランスや日本でも作られているらしい。

1.奥様は魔女 (映画) 1942年の米国映画『奥様は魔女』(監督ルネ・クレール)
2.奥さまは魔女 (テレビドラマ) 1964-1972年の米国製テレビシリーズ『奥さまは魔女』(主演エリザベス・モンゴメリー) 。 日本でも1966年から日本語吹替版で放映された。
3.奥さまは魔女 (映画) 上記のドラマを2005年にニコール・キッドマン主演でリメイクした映画『奥さまは魔女』(今朝観た映画)
4.1997年のフランス映画『奥サマは魔女』(監督ルネ・マンゾール)
5.1984年7月16日に、フジテレビ系で月曜ドラマランドの1作として放映された、美保純が主演した『純ちゃんの奥さまは魔女』

さて、オリジナルタイトル Bewitched は「魔法にかけられて、魅せられて」 という意味です。
理屈ぬきに楽しく、この手の恋物語が大好きである。映画ならではの楽しさを伝えてくれる。

イザベル・ビグロー(サマンサ役)を演じるニコール・キッドマンはキュートで美人、芯の強さも感じさせるが、抱きしめてあげたくなるような可愛らしさがあり、すっかりファンになってしまった。

イザベルの父役のマイケル・ケインも何時のように味のある役を演じている。四六時中、魔法使って女性をくどいているような、底なしの女好きで登場。それだけに、自分の娘の恋に神経質になっている。

お勧めの一本。さらに詳しくは、以下のポータルサイトをご覧ください。
http://www.sonypictures.jp/special/bewitched/

2006年の誕生日

2006年03月17日 | 出来事
月曜日から木曜日までの連続の忙しさのため、木曜日の帰宅後も残務整理に追われブログを書く余裕がなかった。

今朝、昨夜からの強風が吹き荒れる中、しかも、今にも雨が降りそうな天気のもと、7時から眠い目をこすりながら、年末以来の久しぶりの洗車に取組みました。

我が家の車はあまり活躍させてもらえない。何と言っても週に数回程度近くのスーパー(片道1キロも無い)へ買い物に行くくらいであり、年に一ないし二度程度子供たちの家庭を訪問する程度である。その場合でも片道30キロ程度だからたかが知れている。そのため一年間で千キロも走っていない。そのため、車の整備会社も最近は定期整備についてうるさく言わなくなった。

と言うことは、手入れも殆どしてもらえないわけで、洗車はどこかに出かけるときに年に数回、ワックスがけに至っては年に一度か、もしくは、多くて二度程度しかかけてもらえない。そうなると白いボデーもやがて薄く黄身がかり、バンパーやサイドボデーにはバーコード上の縞模様が目立つようになる。

今日は家から車で数分の距離にあるレストランで妻が誕生祝をしてくれる。そのハレの夕食に出かけるために、普通なら洗車しようとは思いもよらない悪天候のもとで洗車し、バーコードの無い、本来の白い車に戻す作業をしていたわけです。

これで齢をまた一つ追加することになりましたが、これからも健康に留意しつつ前向きに仕事に取組んでゆきたいと、パンパンのお腹をさすりながら再確認した次第です。

「勝者の物語(上)」へ

2006年03月17日 | お楽しみ
「ハンニバル戦記(下)」の帯には次のようにある。
「一時はローマの喉元に迫る勢いを見せたカルタゴの将軍ハンニバルだったが、ローマの知将スキピオのスペイン攻略に恐れをなした本国から帰還命令を受ける。それを追うスキピオ。決戦の機運が高まる中、ハンニバルからの会談の提案が、スキピオの元に届けられた―― 一世紀以上にわたる「ポエニ戦役」も最終局面に突入。地中海の覇権の行方は? そして二人の好敵手の運命は?」

そして、これに関連して本文中では、
「帰国命令を受けた四十四歳のカルタゴの武将は、神殿の祭壇の壁一面に、文字を刻んだ銅板をはめこむことを命じた。銅板には、スペインを後にしてから以後の、ハンニバルの戦果のすべてが記された。この銅板は中央で二分され、一方にはカルタゴの言語であるフェニキア語で、他の一方にはギリシア語で、同じ内容の文が併記されていたという。」

そして、次のように続く、
「ナポレオンのエジプト遠征に随行した学者が発見した、通称『ロゼッタ・ストーン』は、同じ内容の文を、エジプトの象形文字とエジプトの民用文字と、それにギリシア語で併記されてあったために、古代エジプトの象形文字の解読につながったことで有名である。この 「ロゼッタ・ストーン」は、紀元前一九六年の制作とわかっている。ハンニバルが、フェニキア語とギリシア語の併記で自らの戦績を世に残そうとしたのは、前二〇三年のことである。両者の間には、七年の時間的差しかない。『ロゼッタ・ストーン』に文字を刻ませた人は、後世の象形文字の解読に役立つようにと、ギリシア語の併記を加えさせたのではない。私には、当時のギリシア語は、現代の英語に該当したのではなかったかと思えてならない。」

この頃(前208-206年)、中国では劉邦(のちの高祖)によって漢王朝が成立している。
しかし、日本ではまだ弥生時代。たとえ、どのような英傑がいたにしろ、絶世の美女にまつわるロマンがあったにしろ、文字を持たなかったために何も残っていない。

指摘事項報告書

2006年03月15日 | 旅先にて
17時に審査終了。移動と夕食を済ませて19時にホテル帰着。

その後も仕事が続く。以前の審査で指摘した不適合への是正処置案がメールで届いている。原因が適切に把握されているか、再発防止策は適切か。過大な対策を立てたために顧客の仕組みが重くなりすぎる事は無いかなどを検討し、見直しを求めたり、修正を求めたり、承認したりする。

その後、20時から今日の審査で気付いた点を現地審査報告書に不適合、観察事項に分け、指摘の根拠と発見された事実を記述する。顧客や判定委員が読んでも誤解が生じない記述とする必要がある。また、1年後に読み直しても内容が容易に把握できる記述を心がける。

審査は明日半日分が残っているが、主要な部署の審査は今日の審査で終わっているので、明日はあまり大きな指摘が発見される可能性は低い。という事で、現地審査報告書はこのホテルでの作業で80%~90%完了である。

今回は新規登録審査だが、顧客の仕組みと運用の良し悪しは、起用したコンサルの質と、顧客企業力に依存する。今回は、何よりもコンサルの力量が低いため、分かりにくく、完成度の低い仕組みになっている。コンサルはISO9001のコンサル経験があるが、ISO14001は始めてらしく、規格や環境法規制の理解不足が著しい。審査で何処まで顧客による修正を支援できるか、審査員の力量が問われる顧客である。

明日帰宅後、明後日の審査準備が必要である。その審査が終われば当面の忙しさにけりが付く。4月は審査やコンサルには、一種のシーズンオフに相当する。やっとノンビリできるので、もう少しの頑張りが必要だ。

写真は投宿中のホテルの部屋。LAN環境もあり、デスクも大きく、落ち着いて仕事も睡眠も取れ、中の上と評価できる。