ISOな日々の合間に

土曜日は環境保護の最新の行政・業界動向、日曜は最新の技術動向を紹介。注目記事にURLを。審査の思い出、雑感なども掲載。

世界初の国際間(ブルネイ―日本間)水素サプライチェーンが始動

2020年05月30日 | 週間ニュース:ピックアップ
注目ニュース 20200524-20200530

◎(経5/28首都圏31)  次世代水素エネルギーチェーン技術研究組合は川崎の専用プラントで輸入水素を活用した発電を開始、ブルネイからMCHで (MCH;メチルシクロヘキサン、プラントで水素を分離、海外でMCHの形にして輸送)
参考;https://www.chiyodacorp.com/media/200424.pdf

●(刊5/28総合3) 日刊工業新聞は化粧品業界でクリーンビューティと呼ぶ新潮流と、肌に優しい自然由来の成分を使い環境に配慮した容器

●(刊5/27環境13) 岩谷産業と大阪大学はバイオディーゼル燃料製造時に発生する廃棄物のグリセリンを効率よくDHAに変換する技術を共同開発 (DHA;ジヒドロキシアセトン(有用な医農薬原料))
http://www.iwatani.co.jp/img/jpn/pdf/newsrelease/1349/20200526_news_jp1.pdf

●(刊5/27西日本29) 和歌山のワコンは冷凍・チルド・ドライの3温度帯の商品を一緒に運べるネットスーパー向けボックスを開発、間仕切り幅可変

北海道の斜里町で子クマがポリ袋やペットボトルをくわえる姿散見

2020年05月30日 | 週間ニュース:ピックアップ
気になるニュース 20200524-20200530

●(経5/30社会38) 参議院本会議はアスベストの飛散防止対策を強化する改正大気汚染防止法を賛成多数で可決成立、全建物の解体前調査報告義務 (日々のニュースにならないが石綿被害深刻拡大中)

●(経5/29夕刊総合3) 国連と英国政府は第26回国連気候変動枠組条約締約国会議を21年11月開催と発表、開催地はグラスゴー

●(刊5/29SDGs5) 国立環境研究所と琉球大学の研究グループは生物多様性ビッグデータを活用し日本の自然林の樹木数種ごとに定量初、210億本 (健全性評価や政策立案に活用)

◎(刊5/29SDGs5) 経済産業省は循環経済ビジョン2020をまとめた、環境貢献だけに留めず世界通用のビジネスへ発展を、意欲向上に企業評価必要

●(経5/28夕刊社会11) 北海道の知床財団は斜里町で子クマがポリ袋やペットボトルをくわえる姿散見、後を絶たぬ不法投棄、民家に近ずく危険指摘

◎(経5/28夕刊社会11) 長崎県五島市はカネミ油症事件50年記念誌を発刊、重大さを次世代に引き継ぐ、北九州のカネミ倉庫製造の米ぬか油にPCB混 (未解決課題あり)

◎(環5/27水環境5) 環境省は漁業者の協力による海底ごみ回収実証地域となる7地域を決定、東京湾や金沢、福岡県宗像など3年間、底引き網で (近海に廃プラが偏在しているのであれば意味あるけれど)

●(経5/25社会35) 警視庁は3,4月に受理した騒音に関する110番が昨年比で3割近く増大と、新型コロナウイルス感染拡大で在宅ストレス増

東北大学の研究グループは電極に導電助剤を全く使わない高容量の有機蓄電池を開発

2020年05月23日 | 週間ニュース:ピックアップ
注目ニュース 20200517-20200523

●(経5/22企業13) トヨタ自動織機は電気自動車向けに冷房能力を従来比4割高めたコンプレッサーを開発、電池の性能劣化を抑制し小型化静粛化 (カーエアコンの世界シェア首位)

◎(経5/21金融経済9) 米NPOアズ・ユー・ソーはJPモルガン・チェースの株主総会で気候変動対策を要求し49%の賛成を得た、ESGの波

◎(刊5/21素材11) 東洋紡はペットボトル由来の樹脂を8割使用してペットボトル用にラベル化、マテリアルリサイクル重視の欧州で拡販

●(刊5/20科学技術25) 東北大学の研究グループは電極に導電助剤を全く使わない高容量の有機蓄電池を開発、2つの有機分子を混合し導電性をリレー (軽量化に加え高性能化と低価格化に期待)
http://www.tohoku.ac.jp/japanese/2020/05/press20200518-01-Storage.html


●(経5/19金融7) 英L&GIMは海外に評価機関と共同で日本株を対象に独自のESGスコアに応じ持ち高を増減させる指数を開発、提供開始 (L&GIM;リーガル・アンド・ジェネラル・インベストメント・マネジメント(英国最大級資産運用会社))

◎(経5/19企業15) クボタは下水汚泥に含まれるリンを回収し肥料に再生する事業に参入、背景にリン資源の枯渇、ドイツは17年に回収を義務化 (リンは自然循環しないので意識した循環システムの構築が必要です)

●(経5/19投資情報18) 日本IR協議会は上場企業を対象にIR活動の実態調査を実施し公表、SDGsの説明が難しいが47%と8p増などの結果

◎(刊5/19素材13) 日刊工業新聞はNEWS拡大鏡欄で旭化成がサークラーエコノミ実現の他企業や大学と低コストポリエチレン再成形に、タイ分子が鍵 (タイ分子;複数結晶の結合分子、再生の鍵)

◎(刊5/18機械8) 岡山のフロンティアはバリの発生を抑制する抜き加工法を開発、パンチの縁に突起、ダレも抑制、バレル研磨工程を省略

CLOMAは50年までにプラスチックの100%リサイクル、生分解プラの開発など5つのキーアクションを策定 気になるニュース 20200517-20200523

2020年05月23日 | 週間ニュース:ピックアップ

●(環5/20表紙1) CLOMAは50年までに100%リサウクル目指す、生分解プラの開発など5つのキーアクションを策定
https://cloma.net/about/

◎(環5/20低炭素2) 地球環境戦略研究機関(IGES)は新型コロナウイルスの環境や持続可能性に関する影響と対策案を公表、復興に環境対策融合要す

◎(経5/20マーケット商品20) 山発日本は段ボール古紙の輸出価格が上昇、欧米産がコロナの影響で品薄となり中国や東南アジア向け、昨年比2倍の価格にと (山発日本;古紙の貿易商社)

◎(刊5/20環境13) 英イーストアングリア大学らの研究グループは4月の1日当たりの世界全体の二酸化炭素排出量が最大で前年比17%減と推算

●(経5/18科学技術9) 国連食糧農業機関はエチオピアやケニアなどで約2千万人がサバクトビバッタの大量発生で食糧危機と、気候変動で大雨が源

◎(刊5/18異見卓見4) フーチャー・アース国際事務局の春日文子日本ハブ事務局長は予見されたパンデミック、対策にはプラネタリー・ヘルスが重要 (プラネタリー・ヘルス;地球環境と人間のそれぞれの健康を総合的にとらえる考え方)

●(経5/17総合2) 日本経済新聞は新型コロナウイルス対策に伴う全国一斉休校や飲食店の休業等で生乳破棄の危機迫りチーズやバター転用限界と

CO2削減目標を据置た日本政府が、上積み議論の再燃を懸念して早々に幕引き、内外から批判と

2020年05月16日 | 旅先にて
気になるニュース 20200510-20200516

◎(経5/15経済教室27) 国立環境研究所の森口祐一理事は脱プラスチックの処方箋欄で資源循環システムの見直しをと主張、代替素材の開発が鍵など (解決のための注目すべき処方箋なく)

◎(経5/14経済5) 原子力規制員会は日本原燃の再処理工場の安全性審査で事実上の合格証となる審査書案をまとめた、稼働不透明とメディア指摘 (プルトニウム保有量削減の見通し立たない状況)

◎(経5/14経済教室25) 九州大学の磯部篤彦教授は経済教室欄の脱プラスチックの処方箋で削減には総量規制の国際的枠組みをと、流出不可避を前提に

●(環5/13表紙1) インベスター・アジェンド(国際脱炭素推進機関投資家団体)や国連責任投資原則はコロナ後の復興計画で排出ネットゼロを声明

◎(環5/13資源循環4) 環境省と農林水産省は17年度の食品廃棄物や食品ロスの推計結果を公表、食品廃棄物は前年度比8%減の2550万t、食品ロス5%減 (食品ロスは612万t)

◎(経5/13ニュースぷらす2) 日本経済新聞はグローバルウォッチ欄の米国編で深刻な水不足を受け湧き上がるボトル水論議と、大手飲料社の暴利と容器に

●(経5/13夕刊社会11) 日本経済新聞は滋賀の琵琶湖で表層と湖底水が混合する深呼吸が2年連続で確認できない事態とアオコが発生、水中生物に影響 (湖底の酸素濃度低下)

●(経5/13全面広告8 ) 日本経済新聞はエコプロ2020を今秋11/26-28、東京ビッグサイトで開催、出店者募集中を広告、SDGsWeekを総称し3展

●(経5/12国際9) EUは新型コロナウイルス収束後の景気対策でCO2削減後退を懸念し環境投資を軸にする動き、片やデジタル化と欧州委員長

●(経5/11科学技術9) 日本経済新聞は温暖化ガス削減目標を据え置いた日本政府が、上積み議論の再燃を懸念して早々に幕引き、内外から批判と

ローソンはコンビニ店舗でAIを導入したセミオート計画発注を

2020年05月09日 | 週間ニュース:ピックアップ
注目ニュース 20200503-20200509

●(刊5/8生活12) ローソンはコンビニ店舗でAIを導入したセミオート計画発注を運用、最後は地域や店舗特性を加味、セブンイレブンも追従

◎(刊5/8科学技術25) 東京大学の研究グループは推進剤に水を使った超小型人工衛星用イオンエンジンを開発、環境汚染防ぎ低燃費、月の水利用も

◎(刊5/8東日本26) 川崎の事業革新パートナーズはヘミセルローズ製のマスク型素材サンプルを作製、生分解性、不織布マスクと重ねて使用

●(刊5/6素材9) 日刊工業新聞は鉄鋼のもう一つの地産地消と製鋼スラグで海域の環境改善と各社の事例を紹介、日鉄が北海道でコンブ場復活等

環境省事業にSDGsの17ゴールと関連する目標を設定、PDCAを回す

2020年05月09日 | 週間ニュース:ピックアップ
気になるニュース 20200503-20200509

●(刊5/8ADGs5) 環境省は同省の事業にSDGsの17ゴールと関連する目標を設定し成果を次年度の予算に反映するPDCAサイクル、試行開始 (自ら実践は本意度を示す、プロセスと成果に注目)
https://www.env.go.jp/press/107984.html

◎(経5/7夕刊社会9) タイ国立海洋公園管理センターは絶滅危惧種のジュゴンやアオガメが活発に活動と、感染拡大防止による観光客減で環境改善と

◎(刊5/6東日本22) 福島県は森林資源の利活用事業を本格化、浪江町で国内最大級の集成材工場を建設へ、会津森林活用機構が、製材工場や熱利用

◎(経5/4地域総合19) 政府は地方創生第2期戦略でSDGsを原動力と位置付けるも政策導入の自治体が昨年度13%、官民連携など模索続く

●(経5/4社会23) 日本経済新聞は東京羽田の新飛行ルートでの今年2月の騒音データを分析した結果、不十分が75%、むしろ悪化が38%と (国は実測値の公開せず、新聞社は地方行政の測定値から分析)

EUの理事会は環境貢献度の高い活動に資金誘導するタクソノミー法案を可決

2020年05月02日 | 週間ニュース:ピックアップ
気になるニュース 20200426-20200502

◎(経5/1金融経済9) 英金融大手バークレイズは機関投資家の要求を受け温暖化ガス実質排出ゼロを目標、エクソンモービルに英国国教会など異議 (欧米の株主総会でESG投資や経営を機関投資家が迫る動き活発)

●(刊5/1SDGs5) EUの理事会は製品や設備投資による環境貢献を分類し貢献度の高い活動に資金誘導するタクソノミー法案を可決、来年にも運用 (国際競争で差別化される)

◎(経4/30総合3) 日刊工業新聞は日本の企業が気候変動対策で世界の先頭集団に遅れ、再生可能エネルギー導入で巻き返しへ (国に勢い・意欲なく、企業にも反映)

●(環4/29低炭素2) 気候ネットワークは環境省発表の18年の温室効果ガス排出量に関し、減少傾向続くが不十分で抜本的な削減政策をと声明 (パリ協定の目標達成についての評価)

●(経4/27科学技術9) 東京大学などは海洋プラスチックの詳細な実態調査に乗り出した、種類やサイズ(京大)、海中の動態(東大)、生物影響(愛媛)