ISOな日々の合間に

土曜日は環境保護の最新の行政・業界動向、日曜は最新の技術動向を紹介。注目記事にURLを。審査の思い出、雑感なども掲載。

セブンイレブンジャパン 消費電力を3割削減する店舗を出店

2009年08月30日 | 週間ニュース:ピックアップ
注目ニュース090823-090829

◎(経8/29企業11) ダイキン工業は希土類の使用量を従来比6割削減したモーターを使うエアコンを11月に発売,信越化学開発の磁石を採用

●(経8/28企業15) セブンイレブンジャパンは京セラや旭硝子などの協力を得て店内に太陽光を取り入れて消費電力を3割削減する店舗を出店開始
http://www.sej.co.jp/corp/news/2009/pdf/082801.pdf

◎(刊8/28電機10) リコーは再利用部品の使用率が質量比で平均80%にしたモノクロ複写機など4機種を発売へ,回収使用済み機械を再生処理し
http://www.ricoh.co.jp/release/by_field/copy/2009/0826.html

●(刊8/28表紙1) 清水建設は再資源化できるアスベスト除去作業用防護服を開発,熱水溶解性材料のポリビニルアルコール不織布 (寿命を問題にしない用途に)

◎(刊8/27中堅29) 京都市のLTIは蓄光材とLEDを組み合わせた低消費電力の照明看板を発売,充電式リチウム電池搭載,年間90%以上節電

◎(刊8/26電機10) パナソニック電工は看板用LEDユニットを発売ワイド配光レンズを開発し取り付け間隔を広げ球数を4分の1以下に

●(刊8/25科学技術19) 産業技術総合研究所は日本学術振興会とリサイクル可能なリチウム銅二次電池を開発,電極構造が簡単で放電容量が大きい
http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2009/pr20090824/pr20090824.html

◎(経8/25消費31) 三菱電機は室内外の温度や人の位置を検知しエアコンを効率よく運転する方法をアドバイスするルームエアコンを販売

●(経8/24夕刊表紙1) 日本サッシ協会はトステムなど主要5社の合意を得て住宅用サッシの製品規格を統一へ,サッシ周辺の消耗部品も

●(経8/24科学13) 東北大学の研究グループは独自開発の高純度ステンレス合金の実用化にめど,高温高圧化で1万時間以上の耐久性を確認

◎(経8/24夕刊社会15) 福岡市の新聞環境システム研究所(NPO)は新聞紙で作ったエコバッグ作り講習会を全国で開催,リサイクル活動推進で
http://asianbeat.com/ja/feature/selection_20081204_174453.html

ISO14001認証取得組織が国内で減少に

2009年08月29日 | 週間ニュース:ピックアップ
環境ニュース 090823-0900829

◎(経8/28消費35) 日本経済新聞は車を保有する人を対象に政府の助成制度を利用して買い替える希望者が29%で高級車からのシフトもと

◎(経8/28表紙1) 日鉱金属とGSユアサはそれぞれ自動車に搭載するリチウムイオン電池を回収し再利用する事業に乗り出す,回収網構築へ

○(経8/28夕刊総合2) 英グランサム研究所などは地球温暖化で途上国が受ける被害を最小限に抑えるためのコストが国連試算の2-3倍と指摘

●(刊8/27表紙1) 経済産業省は電気自動車の普及拡大に向け既存の大規模駐車場での最適充電システムの開発・実証を9月にも開始,充電量制御

●(経8/27総合3) ニチレイは規格外野菜の加工事業を開始,イトーヨーカ堂で規格外の野菜の漬物を販売,農家が作る野菜の2-3割が規格外

●(刊8/26表紙1) 慶応大学と東京ガス,エネルギープロバイダーは共同で家庭や工場に設置可能なマイクログリッド向け実用システムを開発 (電力消費量を即時測定し,地域内の余剰電力を調整し,電力供給をインターネットで自動調整。分散協調型システム:工場内システムは既存)

●(経8/26表紙1) 経済産業省は温暖化ガス排出量削減中期目標の達成に向けた具体策をまとめた,対策で家庭負担5百万円,現行補助金3百万円 (本来目標設定は具体策と連動するもの。具体策達成には強制力が必要だが,その具体案は不明,一部の国民の善意と更なる開発頼みか)

◎(経8/26夕刊社会16) 米癌学会などは喫煙が原因のがんや心臓病などでの死亡者が全世界で年間約600万人でさらに増大と,受動喫煙で20万人死

◎(経8/26社会38) 日本経済新聞は和歌山県太地町のイルカ漁を取り上げた米国のドキュメンタリー映画が米国で話題にと (生物を食する人類にとって残酷さはイルカばかりではない,だから祈り供養し食する,牛豚鶏魚も)

●(経8/25企業12) 日本適合性認定協会(JAB)はISO14001認証取得組織が国内で減少に転じたと,6月末で20,716件と3月末比83件減少

◎(経8/25夕刊総合2) 日本経済新聞はニュースのわけ欄で欧州で太陽電池バブルが崩壊と,助成縮小で需要失速,在庫整理に12年までかかると (補助金頼みでなくコスト改善を急ぐのが筋)

●(刊8/24自動車7) 経済産業省は中古自動車部品の品質や保証基準の統一を検討,リサイクル事業者と連携,米国の補修部品市場の4割に見劣りし (日本は1割)



サステナブルな政治

2009年08月27日 | 雑感
サステナブルという言葉は、最初に環境問題で論じられ、将来世代に良い環境を残さなければならないとの思いで生まれた言葉と理解している。しかし、本来の言葉である「Sustainable Development」(持続可能な発展)は環境問題だけでなくもっともっと幅広く使える言葉である。

その意味で、今の政治はサステナブルだろうか? いや、とてもそうは思えない。

どの政党のマニフェストも基本的には同じ方向、つまり“どんどんお金をバラまくから支持してくださいね。でも、その分将来は大幅増税が不可避ですよ”と言っているに等しい。政治が一致団結して将来世代の若者へのツケ回しを宣言しているようなものである。

政治家の多くは賞味期限切れに近い年齢の人が担っているのだから、膨大な国の借金や付回しの直接の影響を受けることはほとんど無く、この無責任さに気付かないか、または、気付かないふりをしていられる。

本当は今こそ若者が政治に対して怒りを表明し、行動を起こすべきなのだと思う。さもないと、政治に無関心とか言っている間にどんどん将来にツケ回しされるのである。

結局は、最も影響を受けるこの世代が、選挙で、政策で物申すようにならないと日本は良くならないだろう。
このままではやがて「若者の無関心こそが日本のサステンブルな発展を阻害した」と言われかねないのではないだろうか。

衆院選投票日が近づくにつれ、今の政治は基本的なこの事柄で過っていると思わざるを得ない。

期日前投票へ

2009年08月25日 | 雑感
8月30日の衆議院議員選挙投票日には、私用で出掛けるため今日の午前中に市役所で期日前投票をしてきました。我が家から、徒歩で行ける投票所が二箇所あります。市役所のほかにJR北浦和駅付近の期日前投票所です。

帰路の途中、大きな書店で書籍を購入する都合から市役所を選びました。10時直前の時間帯でしたが、1~2分毎に有権者が訪れていました。出勤前や退社後の時間帯ならかなり多いと思われました。

今朝の日経朝刊でも、期日前投票の記事が二つ載っていました。「社会面(39)」では、「外出ついでに1票:期日前投票、駅・スーパーで」の見出しで有権者で賑わっているとありました。同様に「埼玉・首都圏経済面(35)」でも、「衆院選 期日前投票 県内1.6倍 幅広く浸透」として幅広い世代に浸透していると記していました。

投票用紙の裏面に期日前投票の理由欄にレ点を入れる様式になっていますが、レ点を記載するだけで良く、更に詳しい理由を尋ねられることも無いので早めに投票したい人は大いにこの制度を利用すると良いと思いました。

投票しながら、ふっと思いました。政権を途中で投げ出してしまったあの二人の政治家が今回も恥ずかしげも無く立候補しているようですが、そんな自分に投票するときは何を思うのだろうか。情けなく、恥ずかしく思うことは全くないのだろうか。大切な漢字も読めず、国民や海外に散々恥をかいてきた宰相は地元でやはり当選してしまうのだろうかと?

今回に限って言えば、私の嘆きはあながち間違っていると思えないのですが、あとは30日の結果を待つのみです。

無洗米、CO2排出量が約5分の1と全国無洗米協会

2009年08月23日 | 週間ニュース:ピックアップ
注目ニュース090816-090822

◎(刊8/21環境11) 全国無洗米協会はとぎ洗いが必要な普通米と比較して製造から使用までの二酸化炭素排出量が約5分の1と調査結果,表示へ
http://www.musenmai.com/article.php/20090819185602124

◎(刊8/21科学技術25) 大阪府立大学は堺市の日本ピローブロックと600度Cの高温環境で稼働する耐熱ボールベアリングを開発,内外輪の開発で

○(刊8/21自動車5) トヨタ自動車は小型車ヴィッツを一部改良して発売,制御技術で燃費を0.5km/L改善 (このような地味な努力も評価しないと)

●(経8/20企業総合11) 日本経済新聞は東京電力など8社が海外から購入した二酸化炭素排出枠を初めて使用,6400万トン分を政府に譲渡

◎(経8/20企業13) 日本経済新聞は不況下で貨物輸送シフトが相次ぐと動向を紹介,環境対策と定時配送が魅力にと,交通渋滞関係なく

●(刊8/19科学技術25) 東京大学の研究グループは藻類から炭化水素を簡単に取り出す方法を確立,菌を集めて加熱で光合成炭化水素を高純度分離

○(刊8/19中堅28) 大阪府茨木のユニバーサル園芸は国連の排出権付き植物のレンタルを開始,カーボンオフセット証明書発行,排出権は政府に
http://www.uni-green.co.jp/business/carbon.html

○(刊8/18科学技術22) 産業技術総合研究所と(福井市の)田中化学研究所はコバルトを使わず鉄やニッケルなどで構成する電池用酸化物正極材料開発
http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2009/pr20090817/pr20090817.html

◎(経8/22企業10) 日清紡テキスタイルは洗濯後にアイロンをかけなくてもそのまま着られる綿100%のシャツを開発,しわ防止加工で
http://www.nisshinbo-textile.co.jp/news/news20090821_564.html

交響曲へのお誘い:追加

2009年08月22日 | お楽しみ
2009年8月13日に紹介した「交響曲のお誘い」に一曲追加しました。

最後の曲はどこか爽快で、素朴な可憐さを持つ曲にしたくなり・・・。

09 Mozart Symphony No.39番 第3楽章 by G.Szell CO 1960

この曲はモーツァルトの交響曲の中で最も有名なメヌエットです。
格調の高いこの曲をセルの端正で気品ある演奏で楽しむことに。


自然エネ、民主は電力全量買取へ、自民は太陽光に限定

2009年08月22日 | 週間ニュース:ピックアップ
環境ニュース 090816-0900822

◎(経8/22経済5) 日本経済新聞は衆院選選択09特集で自然エネルギーの普及と負担が自民党と民主党の争点にと政策の違いを紹介(本格的にマニフェストで競う)

●(経8/22社会38) 環境省は海の生態系保全のため3カ年の海域の物質循環健全化計画を10年度から策定していく方針,窒素やリン濃度を改善

◎(経8/22表紙1) 国連の気候変動枠組条約事務局は参加国の温暖化ガスの中期目標を集計,先進国は15-20%減と

●(経8/21夕刊社会14) 米海洋大気局は7月の世界の海面水温が過去約130年間で最高の16.99度だったと,地球温暖化とエルニーニョ現象で

●(経8/20夕刊表紙1) 世界気象機関は加盟各国の気象庁に対し,10年先までの超長期予報の作成を求める方針,政府などが対策に取り組みやすく

◎(経8/20首都圏35) 日本経済新聞はごみの有料化の動きが首都圏でもと中野区や杉並区の検討状況を紹介,横浜は無料だが分別違反には罰金と

◎(環8/19総合2) 環境省は化学物質の排出移動量の届出制度について企業が把握する際の考え方や手法をまとめたマニュアルを改定,法改正受け
http://www.env.go.jp/chemi/prtr/notification/calc.html

◎(環8/19資源循環4) 全国産業廃棄物連合会は収集運搬業者のコンプライアンス強化徹底のための手引書を策定,産廃の管理だけでなく労務管理等も
http://www.zensanpairen.or.jp/disposal/05/kanritaisei.pdf

●(経8/18消費31) 東急ストアは形が曲がったなど規格外野菜を低価格で販売,大根ニンジンキャベツキュウリの4品目,通常価格の3-5割安い (まだ定着していないね)

◎(経8/16国際5) 米のコンシューマーリポート電子版は米GMのプラグインハイブリッド車の燃費が誇張と酷評,電気料金を考慮せずと (92km/Lが40km/Lとトヨタ並みかな)

◎(経8/21社会34) JTは浜松工場から放射性物質が一時不明に,装置を廃棄する際に一緒に廃棄,機械解体業者で発見 (放射性同位元素のマークも見過ごしたのかな)

EA21審査員受験申請

2009年08月20日 | 審査・コンサル
今週は、エコアクション21の平成21年度審査員試験募集に応募すべく準備をしています。

エコアクション21とは、ホームページ(http://www.ea21.jp/eco21/eco01.html)によれば、エコアクション21認証・登録制度のことであり、広範な中小企業、学校、公共機関などに対して、「環境への取組を効果的・効率的に行うシステムを構築・運用・維持し、環境への目標を持ち、行動し、結果を取りまとめ、評価し、報告する」ための方法として、環境省が策定したエコアクション21ガイドラインに基づく、事業者のための認証・登録制度です。

2004年10月から認証・登録が始まり、2009年6月末現在、全国で3,628事業者を登録し、審査員が全国で765人認定されていると公表されている。

これまでにISO14001のEMSの構築支援コンサルや、審査に係わってきました。ISO14001が登場したのが1996年ですから既に13年が経過し、資金や人手に余裕がある企業のISO認証取得はほぼ終わりました。これから取り組む企業の規模は小さく、ISOのEMSを作るには人手が足りないとか、より安い審査費で認証を取得したいという希望が増え、仕組みが簡単で審査費用が安いEA21を取得する中小企業が増えているのです。

大企業による取引先の採用条件である環境配慮の要件として、ISO14001の認証取得が望ましいが、EA21の認証取得でも良しとする企業が増えてきたことも増加の要因です。

過去にISO14001の認証取得した企業でも、最近の経済環境の悪化に伴い、EA21に移行する企業も出始めています。その意味では、EA21を審査できる程度に理解しておくことと、実際にコンサルや審査に加わり環境配慮経営の普及に努めたいとの意向もあり、受験することにしました。

エコアクション21審査人とは、エコアクション21認証・登録制度において、事業者のガイドラインの要求事項への適合状況を、審査することができる個人の資格です。この資格を取るために、「企業等の環境対策に関する業務、活動等の経歴の詳細」、「実務経験証明書」などいくつかの必要資料を作成し、学位、技術士、環境マネジメント主任審査員などの証明書の取り揃え、課題論文作成など。月曜日に着手し、いつの間にか木曜までかかってしまいました。


ストーンマイレージとは

2009年08月15日 | 週間ニュース:ピックアップ
注目ニュース090809-090815

◎(刊8/15環境8) 大阪石材工業は墓石の原石輸送時の二酸化炭素排出量をストーンマイレージとして表示,国産・再生リフォームを推奨
http://www.osaka-sekizai.co.jp/company/st_mileage/

◎(刊8/14電機6) アイピーコアは太陽電池で動作可能なパソコンサーバを発売,10W動作実現,サイズなども従来の10分の1,二次電池など

◎(刊8/14建設10) 日本水産と味の素は近畿地区で冷凍食品の共同物流を開始,共同物流の拠点で保管し同一車両で一括配送 (競合企業が協力)
http://www.nissui.co.jp/news/20090813.html

◎(刊8/14科学技術14) 大阪ガスと京都のKRIは協力してポリ乳酸樹脂の硬度を向上させる技術を開発,樹脂改質剤添加,成形法や用途を拡大へ

◎(経8/13企業12) 日本風力開発はギリシャのエノリアエナジーGの風力発電所向けに蓄電池を使った送電量定量制御システムを提供

◎(刊8/13機械5) 高砂熱学は冷媒を水冷して冷房効率を高めるビル用マルチエアコンを9月に発売,冷媒液管に一体化した熱交換器と冷却塔接続
http://www.tte-net.co.jp/corporate/pressrelease/20090811.html

◎(経8/12国際7) 米GMは来年に環境対応車シボレーボルトを発売,燃費が100km/1L,エンジンで発電する電気自動車,充電可能<価格は2倍>

◎(刊8/12電機6) ソニーはリン酸鉄リチウムを採用して高出力,長寿命化したリチウムイオン二次電池を開発,出荷,4倍の長寿で急速充電可能
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/200908/09-083/

◎(刊8/10表紙1) エルピーダメモリは第三四半期に既存の製造装置を(殆ど)利用した回路線幅40nmのDRAMを量産へ設備投資

◎(刊8/10科学技術15) 産業技術総合研究所は東芝や首都大学東京などと炭化ケイ素ダイオードとIEGTで高効率で小型の大電力変換器を開発 (商用化のために
は信頼性品質の確保が鍵)
http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2009/pr20090804/pr20090804.html

CO2、40年後なら80%削減可能?

2009年08月15日 | 週間ニュース:ピックアップ
環境ニュース 090809-0900815

◎(刊8/15表紙1) 川崎重工は大型二輪車にハイブリッドシステムを搭載,ニッケル水素電池搭載へ (私はエネ資源対策より騒音対策としての期待が大きい,電気二輪車にも期待)

●(経8/15経済5) 環境大臣は50年までに温暖化ガス国内排出量を80%削減可能と試算結果,火力発電の二酸化炭素回収や電気自動車などで (40年後)

◎(経8/15財務12) 日本経済新聞は二酸化炭素国内排出量取引制度に参加する企業が増大しその会計処理に関心が高まっていると,無形固定資産に (排出量に法的規制はあるのかな,一時期の未達に戸惑わずに大幅削減の布石を打ち粛々と実行に向かうべきでは)

○(経8/13総合2) 国土交通省は交通社会資本分野におけるクリーン開発メカニズムの適用可能性を探るためタイで現地調査,地下鉄のP&R想定 (P&R;パーク アンド ライド)

◎(経8/12社会30) 南米ペルーのマチュピチュ村は環境保全のため村内でのペットボトル飲料の販売や持ち込みを条例で禁止,廃棄ボトルが悪影響

◎(経8/12夕刊表紙1) 日本経済新聞は90年3月に主要上場企業が支払った監査報酬が前期比32%増,新しく義務付けられた内部統制報告制度で (チェック項目が変わらないのに減額を求めるのはおかしいと青山学院大学の町田教授;不景気だから時間単価値下げを要求しているだけ,学者感覚)

○(経8/11企業11) 武田薬品工業は主要工場の燃料を重油や石炭から天然ガスに変更し二酸化炭素排出量を削減,薬事法の規制で工程を変えず対策<今頃?! 環境対策では著しく遅れているのでは?>

◇(刊8/11生活9) ちばコープは千葉県松戸市に二酸化炭素排出ゼロを目指す食品スーパーを開店,省エネ陳列ケースなどとカーボンオフセット (見かけ上の環境配慮に要注意)

●(経8/10表紙1) 日本適合性認定協会は国内認証機関50機関とISOの信頼性を向上させるための具体策を決定,今月半ばに発表,1年凍結等

●(刊8/10表紙1) 経済産業省は水のライフサイクル使用量を示すウオーターフットプリントの国際標準化に対応する体制を整える,SC5WG8

○(経8/10教育21) 文部科学省はアスベスト使用状況調査で3%3,3876機関が調査未了,その3分の2が公立学校,早期終了を求める (調査費を予算化して強制調査すべきであった)

交響曲へのお誘い

2009年08月13日 | お楽しみ
お盆休みに入りゆったりと趣味のクラシック音楽に浸っています。この機会に収集した各種の名盤から「お気に入り集」を作ったり、名曲ごとに最もお気に入りの曲を別途新たなハードディスクにバックアップしてみようかなどと思っています。

地元図書館が多数の名盤CDを所有し貸し出している事を知り、昨年から得意のNET検索術を活用してこつこつ借り出してはPCに保存し個人的に楽しんでいます。数えてみれば既に457タイトルになっています。最も多いのはモーツァルトの123タイトル。何よりも嬉しいのは1950年代以降に丁寧に作られたアナログ録音がデジタル・リマスタリング技術でみずみずしく復活していることです。

つい先日、たまたま折立ち寄ったサイト「An die Musik CD試聴記」で「『交響曲へのお誘い』”POPULAR SYMPHONIC MOVEMENTS”の記事を見つけました。
http://www.kapelle.jp/classic/meiban/cluytens.html
1958年12月9,10,12,13日の四日間で アンドレ・クリュイタンスがウィーン・フィルを指揮し録音した編集ものです。同様の企画ものは「Karajan BEST 100」などにも有るが、この選曲が私の好みに合っている。一般受けを狙ったものでなく、垢抜けた構成になっている。しかし残念ながら図書館はこのCDを所蔵していない。そこで、我がデーターベースから、異なる演奏家による録音良好な名演をこの構成で集めてみました。

01 Beethoven Symphony No.5 第1楽章 by C.Kleiber_VPO 1974
02 Mozart Symphony No.40番 第1楽章 by Wand NDR_SO 1994
03 Tchaikovsky Sympony No.4 第3楽章 by Mravinsky_Leningrad P. 1960
04 Mendelssohn Sympony No.4「イタリア」 第4楽章 by O.Klemperer_PO 1960
05 Mozart Serenade No.13 In G, K 525, 第1楽章 by Walter_CSO 1958
06 Dvořák Symphony No.9 第2楽章 by Giulini_CSO 1977
07 Beethoven Symphony No.8 第2楽章 by R. Kubelik_CO 1975
08 Tchaikovsky Symphony No.6 第3楽章 by Monteux_BSO 1955

速めのテンポで生き生きと始まる第1曲。深みがあり充実した第2曲。厳しいながらもくっきりとした演奏の第3曲。一転して明るく色彩豊かな第4曲を多少渋さが混じるクレンペラーで。第5曲では更に息抜きのために交響曲と楽器構成が似ているセレナードを選択しているが、この名曲はワルター版がお好み。ポピュラーな第6曲は円熟した大人の味で。快活な第7曲は洗練されたニュアンスのクーベリックで。第8曲は1955年録音のモントゥ版で。悲劇的にならず、丹精で美しく、オーケストレーションの楽しさが伝わる。(写真はこのCDから)
珠玉の名演集とも言えそうです。

LED電球比較

2009年08月10日 | 雑感
SHARP製LED電球が届いたので早速テストやデーター比較をしてみました。

エコワット比較:5時間連続点灯後のデーター
結論:LED電球の定格消費電流が4.1Wであり、待機電力並みに小さい。エコワットの説明書には待機電力の測定には適していないとある。誤差が大きくなるからである。従って、下記データーをとっては見たが、参考にもならない。

単にやってみたというだけのデーター
40Wの白熱電球と40W相当のLED電球をそれぞれ5時間連続点灯後のデーター
白熱電球:0.19kw、LED電球:0.13kw
もっともっと差が出るはずですが・・・。
正確に比較するには精度の高い計測器が必要でしょう。
因みにエコワットの定格消費電力は1wとのこと。

そこで、手持ちの3種類の電球のカタログ値を調べ比較しました。
白熱電球:東芝ホワイトランプ、40W型、重量30gr、定格消費電力36W、485lm
電球型蛍光灯:東芝 EFA10EL/8-R、40W相当、重量50gr、定格消費電力8W、485lm
LED電球:シャープ DL-L401N, 40W相当、重量118gr、定格消費電力4.1W、340lm

<参考>LED電球:
東芝 LEL-AW4N、40W相当、重量データー無し、定格消費電力4.3W、310lm
シャープ製に比べて電力消費量がやや大きく、そのくせ明るくない。
購入対象からはずした。

雑感:
1. LED電球は白熱電球の4倍の重量。ずっしりと重い。半導体の固まりか?それだけ素材が多量に使われていることを意味している。省エネ性は良いが省資源の観点でどうか? 廃棄後の解体容易性や資源回収性は如何?
2. LED電球は水銀レスを謳ているが、ガリウムや砒素を含むのでは?
3. LED電球を長時間点灯しても、電球の温度は人肌程度。これはすばらしい。確かに無駄なエネルギーを熱としては捨てていない。やや暗いが、省エネ性を実感でき、無駄ではなかったと思えるのが良い。 

シャワーの節水ヘッドの販売好調

2009年08月08日 | 週間ニュース:ピックアップ
注目ニュース090802-090808

●(経8/8企業11) 東芝や三菱重工,太平洋セメント,フジタなどは原子炉用の特殊コンクリートを開発,中性子を吸収する炭化ホウ素で,解体易

◎(刊8/7環境13) 大阪ガスは燃焼周囲を囲い,周囲へ熱の放散を抑える業務用ガス厨房機器の販売を強化,厨房の温度上昇を抑制,光熱費2割減

◎(刊8/7環境13) OKIデータは福島事業所で環境対策を実施し,二酸化炭素排出量を16%削減,高効率照明や給湯温度変更など

◎(経8/7消費27) 日本経済新聞はシャワーに取り付ける節水ヘッドの販売が好調と紹介,6-7月の売り上げが前年同期比の3倍もと。例えば、
http://www.savemation.com/

○(刊8/7建設15) 大和ハウスは環境配慮型戸建て住宅の2新商品を発売,自然エネルギー活用,風利用や外張断熱通気外壁技術を屋根面までなど
http://www.daiwahouse.co.jp/release/20090803153825.html

◎(刊8/6建設18) JR東日本は高速列車のトンネル突入時に発生する微気圧波を抑え騒音を低減する緩衝工を独自開発,東北新幹線で施工開始 (緩衝工;緩和のための部材,トンネルの場合入口に設ける筒)

◎(刊8/5機械7) 川重冷熱工業は化学製品製造時に発生する副生水素を使うボイラ用都市ガス副生水素安定混焼システムを開発,従来大気放出

◎(経8/5消費27) 日本経済新聞はLED電球の購入で消費者調査,購入したいが27%,電球型蛍光灯が59%,その差は価格,借家は安値優先

●(刊8/4建設17) フジタは建設現場の騒音や振動,粉じん,排水など周辺環境にかかわる各種データ自動計測システムを開発,警報で作業停止

○(刊8/3環境12) 日刊工業新聞は鉄鋼スラグを使った海洋環境改善や藻場造成の実証,普及実験などの動向を紹介<例えば、技術内容の一端は以下を参照ください。>
http://unit.aist.go.jp/igg/evm-rg/21.htm

日本の里地里山を自然共生社会のモデルに

2009年08月08日 | 週間ニュース:ピックアップ
環境ニュース 090802-0900808

●(経8/7企業総合9) 日本経済新聞は各国の環境規制強化で土壌汚染対策やリサイクル費用の引当金など環境負債を貸借対照表に計上の動きと

◎(経8/7夕刊表紙1) リッパージャパンは国内設定のエコファンドに4-6月期に資金が流入し6四半期ぶりに流入超 (私の経験では資産減,エコファンドでは儲ける期待より企業支援の感覚)

◎(刊8/7自動車5) 明石の兵庫県発明振興会は自動車の接近を歩行者に音で知らせる装置を完成,タイヤホイール回転を利用,安価,低速時発音

○(経8/4企業13) 日本経済新聞は高炉各社が共同であるいは独自で二酸化炭素排出量を減らす製鉄法の開発を加速中と動向を紹介

●(経8/6企業10) 日本冷凍空調工業会は今秋発売の新商品から代替フロンの温暖化効果を二酸化炭素換算で表示すると発表,シール貼り付け

◎(刊8/6総合2) 米運輸省は低燃費車購入助成制度の利用ランキングで,上位10車種の半分が日本車と,カローラ,シビック,プリウスなど

●(環8/5資源循環5) 環境省の容器包装の循環的利用研究会はPETボトル実証結果,輸送距離100km未満で宅配リユースが有利との結果

●(環8/5地球環境2) 環境省は生物多様性条約締約国会議で提案予定の里山イニシアティブ構想の国際的な検討を開始,パートナーシップ設立目指す (日本の里地里山を自然共生社会のモデルに)

●(環8/5表紙1) (GHGプロトコルイニシアチブは)GHGプロトコルの新たな基準を来年末にも発行予定,サプライチェーンを網羅へ (GHGプロトコルイニシアチブ;世界経済人会議や世界資源研究所その他有力企業,ISOへ影響力)

●(刊8/5表紙1) 宇宙航空研究開発機構は薄膜の帆で太陽光を受け,それを動力源とする小型実証衛星を10年夏に打ち上げる,電池と光粒子で

●(経8/3社会35) 環境省は風力発電施設近隣の住民が頭痛やめまいなどの健康被害の訴えで今年度内に現地調査,低周波音の関係か,他に景観等

○(経8/3全面広告8) シャープは,なぜLED電球を作ったのでしょう?と全面広告,太陽光発電と同じ原理に立脚と (水銀は含まれないと,あたかも有害物質を含まないと錯覚させる宣伝は如何か,ガリウムやヒ素を含むのに)

LED電球

2009年08月04日 | 出来事
日経も同様の紹介記事
 下記を投稿直後の8月5日の日経朝刊27面「消費」の「買い物ウォッチ」欄に以下の記事が乗っていました。
 「LED電球で家の省エネ点灯」、「価格下がり『買いたい』27%」、「長寿命、低消費電力 従来の半額以下に」「寿命を考えれば価格は白熱電球と同等だが、購入価格が高いのが難点」と。

以下、8月4日アップ分
 試みにSHARP製を1個発注しました。つい先日、デスクのスタンド用電球型蛍光灯が点灯しなくなり、急場しのぎに捨てずに取ってあった白熱電球を使っています。折を見て同じ蛍光灯を購入するつもりでした。ところが一昨日、月曜日の日経朝刊にSHARPが掲載しているLED照明の一面広告に目が留まりました。

仕事に出かける前のホンのひと時、SHARPのWEB頁で価格がオープンであることを確認。早速、愛用のAmazonのHPから1個を試みに注文しました。電球色、40W相当のDL-L401Lです。価格は消費税込み(送料無料)で¥3,992した。

SHARPのWEB頁を見ると以下の特徴がある。
1円で11時間点灯可能。白熱電球では1.14時間とあり、1円での使用可能時間は10倍。
1日10時間使用で10年間以上交換不要。
電球寿命:白熱電球は約1,000時間、LED電球は40,000時の40倍の寿命とある。
(注:寿命は拘束が70%に低下するまでの時間)

現在の使用状況から概算すると4~5年使えば元が取れそう。それどころか、これだけランプの寿命が長いと、1日の平均使用時間は5時間程度と思うので、20年以上もつことになり、小生の余命のほうがはるかに短いなどという可能性もある。さてはて喜ぶべきか否か?後日、使用した実感をアップする予定です。

蛇足:晴れ男
先々週、先週及び今週の審査で、審査中は天気に恵まれ、審査が終わって間もなく雨が降るという巡り会わせになっている。先々週は帰宅した翌日から愛媛の松山は大雨で空の便も欠航したようだ。先週も審査後に雨模様になった。今日の郡山での審査でも、帰りの車に乗った途端に雨が降り出し、帰宅した時には晴れていた。今のところ天気に恵まれる幸いが続いている。晴れ男が長く続いてほしいものです。