ISOな日々の合間に

土曜日は環境保護の最新の行政・業界動向、日曜は最新の技術動向を紹介。注目記事にURLを。審査の思い出、雑感なども掲載。

トヨタ自動車はレアアース,ネオジムの使用量を半分にしても高温性能を維持する新型磁石をて開発

2018年02月24日 | 週間ニュース:ピックアップ
注目ニュース 20180218-20180224

●(経2/21企業15) トヨタ自動車はレアアース,ネオジムの使用量を半分にしても高温性能を維持する新型磁石を世界で初めて開発 (電動車両の普及にらみ) https://newsroom.toyota.co.jp/jp/corporate/21137873.html

●(刊2/21科学技術23) 物質材料研究機構の研究グループは太陽光の照射で水を蒸発させる窒化チタン光触媒を開発,プラズモン共鳴で高効率で蒸留 (分散型蒸留装置などに目途)
< こちらも注目 https://newsroom.toyota.co.jp/jp/corporate/21137873.html

●(経2/20企業17) NTTドコモは生物由来の材料や肥料成分を使った電池を開発,IoT時代に対応,容量は市販の10分の1 (大量のセンサーや電源の回収が課題との認識)

●(経2/19科学技術9) 千葉大学の研究グループは使用済み電子基板などから簡便に金を回収し廃液の発生が少ない技術を開発,王水の代わりに溶媒等 <特定の有機溶媒と臭化銅が入った液体に電子基板を浸す>

◎(刊2/23機械11) 川崎重工業は中コンチとの合弁会社はセメント製造工場の排ガスの熱を回収し発電する新型ボイラを開発,工場内の電力3割賄

◎(刊2/23電機15) 三菱電機は空調の室外機の設計を見直し,取り込み空気を増量や外気接触率増などでビル用空調機で3割省エネを実現

◎(刊2/22エネルギー17) 三菱電機は洋上風力発電所向けに電力損失を半減させた高圧直流変圧器を開発,炭化ケイ素パワー半導体を採用

◎(刊2/20機械7) 日本精工は国際標準規格鋼を材料に寿命を1.5倍,20%軽量化を実現した自動車用変速機向け転がり軸受を開発,国際調達対応  
http://www.nsk.com/jp/company/news/2018/0221a.html


パナソニックは18年度中に二酸化炭素冷媒のコントローラと関連技術を他社に公開

2018年02月24日 | 週間ニュース:ピックアップ
気になるニュース 20180218-20180224

●(経2/22経済5) 経済産業省は18年度から太陽光発電事業者による廃棄費用積立状況の報告を義務化,改善命令も,中長期的には外部積立性導入 (現状,積立は努力義務)

●(刊2/21表紙1) パナソニックは18年度中に二酸化炭素冷媒のコントローラと関連技術を他社に公開・有料で提供,普及を後押し,ダイキンR32例 (特許制度の本来位のあり方は有償公開による技術の発展)

●(経2/20マーケット商品23) 日本経済新聞は養殖魚のエサが主産地のペルーで高騰,原料のカタクチイワシが不漁,大豆など配合し餌代抑制へ (養殖コストの6-7割が餌代)

●(経2/18総合7) 電力広域的運営推進機関は送電線の空き容量を活かす方策について議論,日本版コネクト&マネージ方式を4月から全国導入へ (再生可能エネルギー導入のあい路打開の一環)

◎(経2/23表紙1) 政府は洋上風力発電普及に向け30年までに全国5カ所に促進区域を設置,新法案を今国会に提出し,成立後選定に,海外3000基 (世界から取り残された上にのんびりしたものですね)

◎(経2/23総合2) 日本経済新聞は真相深層欄で福島第一原子力発電所の汚染水を浄化したのちに残る処理水が容量限界,風評恐れ放出できずと (世界と過去は放出の実績)

◎(経2/23企業総合15) 日本経済新聞は中国の環境規制で帝人が粉じんフィルター拡販,三菱ケミカルが化学品を増産など日本勢に商機と (現地企業が操業停止や環境対策)

◎(経2/21首都圏35) リクルートライフスタイルと横浜市は飲食店での食べ残し料理の持ち帰り運動を開始,市内の約100店舗と,持ち帰り用箱を提供 (昔は当たり前だったドギーバック,食中毒を恐れて持ち帰りを認めないレストランが多い,冬季はいいのかな)

◎(経2/20マーケット商品23) 日本経済新聞は外箱を省きフィルムで包装したティッシュの販売が拡大と,箱入り型に比べ物流コスト,販売価格は抑制

◎(刊2/19表紙1) 日刊工業新聞は固定価格買取制度の契約期間10年が終了する家庭が19年11月に50万戸発生,以降自家消費型へ,売電可能性もと

省エネルギーセンターは17年度の省エネ大賞47件を選定

2018年02月17日 | 週間ニュース:ピックアップ
気になるニュース 20180211-20180217

●(環2/14環境経営3) 金融安定理事会は気候関連財務情報開示タスクフォースの最終報告書での提言に世界31か国の250社が支持,SASBなど整合へ (金融安定理事会;各国中央銀行などの国際機関, SASB;米国サステナビリティ会計基準審議会)

●(環2/14環境経営3) 環境省などは第21回環境コミュニケーション大賞に106件,環境大臣賞に報告書部門で大和ハウス,持続可能性で積水ハウス等選

●(経2/12新興7) 環境再生保全機構はアスベスト健康被害救済制度で救済給付が受けられると広告,なんで俺がとの故藤本儀一さんの声を載せて

●(環2/7エネルギー3) 省エネルギーセンターは17年度の省エネ大賞47件を選定,経済産業大臣賞にオザワ繊工の取り組み,三菱電機のエアコン等
https://www.eccj.or.jp/bigaward/winner17/index.html

●(環2/7エネルギー3) 新エネルギー財団は17年度の新エネ大賞に11件を選定,経済産業大臣賞に出光大分地熱の滝上発電所還元熱水活用システム

◎(経2/17企業12) 東京電力HDは再生可能エネルギー関連の事業規模を火力発電並みに育成する方針,18年度中に具体的計画を立案(世界の潮流である火力からのシフト)

◎(経2/16マーケット商品23) 水産庁は太平洋クロマグロの小型漁の漁獲量が年間上限の98%に到達,3月にも枠超過の恐れあり自粛要請中,漁期は6月末 (水産庁と漁協の甘い管理がなお続いています)

◎(環2/14表紙1) 経済産業省の諮問機関FIT調達価格等算定委員会は18年同以降の意見案一部事業用太陽光発電と陸上風力発電を18円/kW時に

◎(刊2/13エネルギー15) 日刊工業新聞は来秋に固定価格買い取り制度による売電が終了する家庭が約37万件の見込みで自家消費に切り替え需要発生と (蓄電器や給湯器需要増を予想)

NECは世界最高性能のスピン流熱電変換素子を開発,窒化コバルト白金系合金で変換効率百倍

2018年02月10日 | 週間ニュース:ピックアップ
注目ニュース 20180204-20180210

●(経2/10企業14) 三菱日立パワーシステムズはタイで建設予定の超大型火力発電設備を受注,ガスタービン・コンバインドサイクル,効率>63% (650万kW 燃料は天然ガスかな)

●(刊2/9表紙1) NECは世界最高性能のスピン流熱電変換素子を開発,窒化コバルト白金系合金で変換効率百倍に,安価で長寿命,シート状も
http://jpn.nec.com/press/201802/20180209_04.html


●(経2/8企業総合15) 米ズペースXは輸送能力で日本のH3の4倍で世界最大の宇宙ロケットの初打ち上げに成功,再利用の第1弾ロケット2個回収

●(刊2/8表紙1) 東芝は消費電力を8分の1にした人工知能電子回路チップを開発,解析用積和演算をアナログ回路にし独自の発信回路使い制御
https://www.toshiba.co.jp/rdc/detail/1802_01.htm


●(刊2/7生活15) 日本製粉は家庭用冷凍食品で紙製トレーの比率を70から85%に拡大,さらに比率向上へ,強度確保やコストダウンにめど

◎(刊2/9自動車6) マツダは直列4気筒エンジンで気筒休止技術を採用したSUV車を3月に発売,エンジン単体の効率を最大9%改善,振動抑制し (V型エンジンでは採用例多い)

◎(刊2/8機械8) 長野県茅野のミヤサカ工業は常時給水用にポリタンク型非常用浄水器を発売,手動空圧式ポンプと精密ろ過膜など三重ろ過 http://cokkun.com/nomeruzou/

◎(刊2/7建設14) 福岡市のニシム電子は上下水道や外部電源が不要の自己処理型水洗トイレを開発,微生物分解,太陽光発電,循環水利用少汚泥 http://www.nishimu.co.jp/news/release_towailet.pdf

◎(経2/5夕刊総合3) 豊田通商はエジプトでユーラスエネアジーHDと連携し風力発電事業に参入,アフリカは生活水準の向上で電力不足に

再生可能エネルギーの固定価格買取制度で18年度の産業用太陽光発電の単価を21円から18円/kWhに

2018年02月10日 | 週間ニュース:ピックアップ
気になるニュース 20180204-20180210

◎(刊2/9生活15) ダイエーは未開封で賞味期限内の食品を家庭や店舗から回収しフードバンクと連携し児童養護施設などに提供
http://www.daiei.co.jp/indexes.php/corporate/release_detail/1316

●(経2/8経済5) 経済産業省は再生可能エネルギーの固定価格買取制度で18年度の産業用太陽光発電の単価を21円から18円/kWhに引き下げへ (独仏,米は5~10円 家庭用は19年度に24~26円(-4)の予定)

●(経2/7企業14) 日本経済新聞はは既設の石炭火力発電所の二酸化炭素排出削減のため出光興産や新日鉄住金エンジが新たなバイオマス燃料開発 (木くずや農園廃棄物を加工)

◎(経2/10総合7) 日本経済新聞は欧州の風力発電機メーカーがライフサイクルコストが最も安い風力なのに入札制度や中国からの輸入で苦境にと

◎(経2/6企業16) 日本経済新聞は欧州でJFEエンジニアリングや日立造船がごみ発電など環境プラントを相次ぎ受注,廃棄物処理が成長期に (欧州のごみ処理は埋め立てが主流,減量化へ)

東工大の研究グループは300℃10気圧でアンモニアを合成できる触媒を開発

2018年02月03日 | 週間ニュース:ピックアップ
注目ニュース20180128-20180203

●(刊1/31科学技術29) 名城大学の研究グループは雑草から生産したメタンガスで発電するガスエンジン発電システムを開発,発酵で,処理分別不要

●(刊1/31総合3) パナソニックは4月からCSR活動にインターネットを介して資金を調達するクラウドファンディングを採用,太陽電池など寄贈 (従来は社員から寄付を募ってきた)

●(経1/29科学技術11) 東京工業大学の研究グループは300℃10気圧でアンモニアを合成できる触媒を開発,効率が他の30倍,100時間維持 (実用化が見えるレベルと)
https://www.titech.ac.jp/news/2018/040483.html

◎(刊2/2エネルギー14) 三井住友建設やあすなろ建設など6社は建物への省エネ技術の導入効果を設計段階で評価できるZEB評価ツールを共同開発
http://www.smcon.co.jp/2018/013120695/

◎(刊2/2電機10) 東芝は第26回環境展を川崎で2日まで開催,グループの環境関連の技術や活動を一般に紹介,半導体工場の省エネ性化など

◎(刊2/1機械8) 長野県箕輪の中村製作所は自社開発の順送プレス専用機を利用した塑性加工法による加工事業を加速,ヒートシンク重量半減に (オーロラフィン工法)

◎(経2/1企業19) イーレックスは再生エネ電気を使用したとみなす証書を購入し証書の権利と一緒に電気を販売する事業を2月開始,RE100意識し (RE100;全量再生エネルギー使用を掲げる企業連合,リコーやアップルなど)
http://there100.org/re100
◎(環1/31資源循環4) エコスタッフジャパンは東京都モデル事業の一環としてウェブ版事業ごみ受付センターを開設し,事業系廃棄物の回収実験開始

◎(経1/30表紙1) 東北電力は再生可能エネルギーの受け入れ拡大のため欧州などで普及中のコネクト&マネージ手法使い送電線の空き容量を拡大

◎(刊1/29生活20) キッコーンマン食品は一部のしょうゆ製品に容器素材をポリエチレンからPETに変更し樹脂使用量を1割削減,リサイクル

政府は今国会に10件に上る主要環境関連法案を提出する予定

2018年02月03日 | 週間ニュース:ピックアップ
気になるニュース 20180128-20180203

●(経2/3総合5) 日本経済新聞はこのNEWS欄で野菜宅配御三家が統合した背景を紹介,無農薬の有機食品スーパーの不在で市場不拡大と,拡大へ (有機農業農地の比率が海外に比べ低い,欧州や中韓と比べても)

●(経2/3総合7 ) 日本経済新聞は仏アクサ等機関投資家が化石燃料やたばこなど環境や健康への負荷が高い企業からの投資引き上げ表明,2割増 (ESG投資;環境・社会。統治重視の投資)

●(刊2/2機械8) 日本機械工業連合会は第38回優秀省エネルギー機器表彰の受賞対象9件選定,最高位は電業社のアルミ合金インペラ多段ブロア

●(環1/31表紙1) 政府は今国会に10件に上る主要環境関連法案を提出する予定,気候変動適応法や公害健康被害補償法改正案,省エネ法改正案等 (オゾン層保護法改正案,海上発電施設整備法案,船舶再資源化法案,森林経営管理法案,農薬取締法改正案,水道法改正案。PFI法改正案)

●(経1/31総合3) 環境文明21と日刊工業新聞社は第10回経営者「環境力:大賞の受賞者を決定,熊本清掃社の村平光士郎氏他中堅中小の7人

◎(経2/1夕刊社会11) 警視庁は全国象牙卸売センターの役員を関税法違反(無許可輸出未遂)の疑いで逮捕,象牙を中国に密輸しようとして

◎(環1/31水環境6) 環境省は沖合調査で3回目,沿岸域で2回目の16年度海ごみ調査の結果を公表,マイクロプラスチックは日本沖合に広く分布

◎(刊1/31最裏面36) 日刊工業新聞は深層断面欄で環境ビジネスを金融が動かすグリーンボンドが急拡大と,国際資本市場協会の原則と承認制で

◎(経1/31国際9) 独アゴラ・エナジーヴェンデは欧州の風力と太陽光,バイオマスの発電量が17年に初めて石炭火力を超過し全体の3割と公表

◎(経1/30夕刊表紙1) 厚生労働省は受動喫煙対策を事業者らに義務付ける健康増進法改正案の素案を公表,加熱式たばこも対象,小規模店は喫煙可 (飲食店での例外規定は客足減少懸念で厳しさ後退)