ISOな日々の合間に

土曜日は環境保護の最新の行政・業界動向、日曜は最新の技術動向を紹介。注目記事にURLを。審査の思い出、雑感なども掲載。

オゾン層破壊に歯止め,80年代までの回復には50年以降

2010年09月26日 | 週間ニュース:ピックアップ
注目技術・成果 100919-100925

●(刊9/23モノづくり4) 前田建設は事務棟と生産ラインを含む工場全体の二酸化炭素排出量把握シミュレーション技術完成,原料を記号化し物性提供受 (ノウハウ流出懸念に知恵)

◎(経9/23企業10) パナソニックは複数の樹脂などのシュレッダーダストからABSなど3種の樹脂を近赤外線で高精度選別,冷蔵庫の部品に利用
http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn1009223/jn100922-3.html

◎(刊9/23商社9)森ビルは労働環境改善実験の成果を報告,オフィスレイアウトの工夫で消費電力を43%削減,窓辺や外光の活用,管理職席中に

●(経9/22国際7) イオン環境財団は生物多様性みどり賞の授与対象者を決定,加のジャン・ルミール,米グレッチェン・デイリーほか3氏

●(刊9/22機械5) タクマは純度100%で使用できるバイオ軽油の製造システムを開発,軽油規格適合,様々な資源を軽油化,副生物なし
http://www.takuma.co.jp/news/2010/20100909.html

◎(環9/22バイオマス5) 三井物産は京都市にある社有林「清滝山林」について生物多様性のJHEP認証を国内の森林で初めて取得,高ランクAA+ (JHEP;日本生態系協会の日本ハビタット(生物生息空間)評価認証制度)
http://www.mitsui.co.jp/release/2010/1190644_3893.html

◎(刊9/22電機6) 東京都八王子のOKIセミコンダクタはLSIの面積を87%削減した高密度LSIを開発,指紋認証用でカード実装可能に
http://www.okisemi.com/jp/company/news/r20100922.htm

●(刊9/20環境10) 世界気象機構と国連環境計画はオゾン層に関する報告書,破壊に歯止めがかかったと分析,80年代までの回復には50年以降
http://www.wmo.int/pages/mediacentre/press_releases/pr_898_en.html

●(経9/20企業9) ファミリーマートは15年度までに国内外の店舗の半数を環境配慮型の店舗に,LED照明・太陽光発電・断熱木造工法

◎(経9/19企業5) 大林組は富士電機システムズの折り曲げ可能な非晶質太陽光発電パネルを使いファスナーを使った着脱式パネルを開発,使用へ

中国が日本向けにレアアースを全面禁輸

2010年09月25日 | 週間ニュース:ピックアップ
環境ニュース 100919-100925

●(刊9/24総合2) 米ニューヨークタイムズは中国が日本向けにレアアースを全面禁輸と,尖閣諸島沖での中国漁船衝突で (資源戦争の一様態、使用量削減など脱中国急ぐ)

◎(刊9/23環境7) 環境省はカーボンオフセットからカーボンニュートラル制度の検討と推進を来年度事業化,二酸化炭素排出量を全量相殺 (またも安易な文化の輸入か、高価な手数料が示す本質に注意)

●(環9/22低炭素2) 環境省は10月1日付けで地球環境局を再編し,国際交渉や支援業務を一本化,低炭素社会推進室新設など

●(経9/22企業11) 日本経済新聞は資源不足の銅やニッケル分野で住友金属鉱山やJX金属,DOWAメタルマインなど技術で低品位鉱石も活用

◎(経9/22社会46) 環境省は国内の耕作放棄地やごみ処分場に大規模太陽光発電施設で2200万世帯分の電力と試算,立地促進政策を検討 (農林水産省が農地として復元不可能と判定した土地のみ対象)

○(環9/22低炭素2) 環境新聞は来年度の概算要求で環境省と経済産業省が温暖化対策枠大幅増,共管事業に重複要求目立ち無駄使いの総点検必要と (共管だからこそ両省で調整のうえ要求していろと思ったが,ここにも読み取れる「環境」を食い物にする官僚たち)

●(経9/21夕刊社会19) 白神山地世界遺産地域連絡会議は白山山地の中心部で立ち木7本の違法伐採を発見,たき火跡などからキャンパーの仕業か

◎(経9/21国際7) 英BPはメキシコ湾石油流出事故でセメントによる完全封鎖完了,作業費や賠償,罰金など控え巨額資金確保急ぐ,再生に時間

◎(経9/20科学技術11) 気候変動に関する政府間パネルの報告書つくりにかかわった日本の研究者有志は報告が不当に信頼性を疑われていると声明へ

◎(経9/19社会26) 環境省はヨシなどの植物の湖沼水質改善効果の検証事業を来年度実施する方針,公募で選び3年間実施し事例集 (今まで効果検証がされていなかったとは信じがたい)

東京駅16:30発「ひかり」での奇遇

2010年09月20日 | 旅先にて
先週と今週の二週連続して静岡方面でそれぞれ二日間の更新審査を担当します。
先週は偶然にもチームを組むメンバー審査員が7号車の私の隣に席をとっていました。それぞれべつに予約したにもかかわらずです。おかげで車内で打合せができたので、ホテルでは余裕を持って準備できました。

今日も同じ時間の「ひかり」で静岡へ向かうべく、19番線の7号車前で乗車待ちをしているとエコアクション審査人仲間に遭遇。彼は浜松での仕事に向かう予定だという。彼も7号車で、私の4列ほど後に着席。なんという偶然かと驚きました。

でも、本当に偶然かしら。

2週間前後の早めにNET予約すると、コンピューターは7号車から順に席を埋めてゆくのでは? しかも、利用頻度の高い謂わば常連にはその頻度が高くなっているようだ。

また、静岡や浜松に前泊する場合は、18時前後にホテルに入りたいので、この時間の「ひかり」を選ぶ可能性が高い。何よりも「ひかり」は1時間に1本しか出ていないから。

7号車を乗車待ちする場合は、エスカレーターでちょうど登り切った位置に乗車待ちする場合が多い。なるので、互いに気付きやすい。

というわけで、ある程度確率が高いらしい。それにしても親しい仲間に会えるのですから、やはり奇遇でしょうね。

三菱電機 ポンプレス水冷システムを広告

2010年09月19日 | 週間ニュース:ピックアップ
注目技術・成果 100912-100918

●(経9/17企業13) 立命館大学の研究グループは川崎の九重電気と希土類のエリウムを使わないで液晶ガラス基板の研磨技術を開発,エポキシ樹脂 (エポキシ樹脂とあるが研磨剤が入っていなければ研磨できない筈,充填剤として何を使っているのか不明だが(酸化)ジルコニウムのようにも読める・・欠陥記事)

●(環9/8環境管理4) BSIジャパンはEUのエネルギーマネジメントシステム(BSEN16001)の認証を大日本スクリーンに授与,世界初 (ISO対応準備)

◎(刊9/17環境16) 竹中工務店は振動発電の実用化にめど,制振技術を応用した振動増幅器と組み合わせ発電量を45倍に増大,センサー電源など用途開発へ
http://www.takenaka.co.jp/news/pr1009/m1009_02.html

◎(刊9/17全面広告14) 東芝はドカン(土管)と花を咲かせましょうと下水の生活排水からリンを回収する新素材を開発,肥料にすると全面広告  (高選択性有機吸着剤)

◎(刊9/17全面広告4) 三菱電機は,泡の滝登りが動力源,熱による気泡ポンプ効果で液体を運ぶ,外部動力を使わない世界初の省エネ水冷技術と広告 (具体的で独自技術を紹介)<喝采!>
http://www.mitsubishielectric.co.jp/corporate/randd/spotlight/spotlight09.html


◇(刊9/16環境13) 全日本空輸は送迎バスの二酸化炭素を別のコミュニティバスの二酸化炭素排出量削減量で相殺,バイオディーゼル燃料 (本屋で万引きした本を図書館に寄付しても犯罪の事実は消せない(素朴な疑問))<見做しや相殺よりも実質的な削減を>

◎(刊9/16素材12)三井化学は食品包装などに使う高機能ポリエチレンフィルムを発売,剛性高く薄肉化可能で原料や廃棄物量を貢献
http://jp.mitsuichem.com/release/2010/2010_0915.htm


◎(経9/15企業15) 住友金属鉱山は東北大学の研究グループと共同で深紫外線LEDの基板を常圧短時間で製造する技術を開発,発光効率も向上
http://www.smm.co.jp/release/2010/09/post-99.html

◎(刊9/15素材12) 三菱ガス化学と産業技術総合研究所は酸素と水素から過酸化酸素を安全で効率よく合成できるマイクロリアクターを開発 (オンサイト生産用)

東京都と埼玉県はCO2削減義務制度を事実上一体運用

2010年09月18日 | 週間ニュース:ピックアップ
環境ニュース 100912-100918

○(経9/18経済7) 東京都と埼玉県は大規模事業者に対する二酸化炭素削減対策で両地域間で全面的に排出量取引を可能とする連携協定を締結

◎(刊9/17環境16) 日本鉄鋼連盟は生物多様性保全に関する鉄鋼業界の行動指針を発表,元凶の温暖化対策やスラグによる海の森づくり,水気質環境対策など

●(刊9/15中小政策29) 東京商工会議所は環境社会検定試験(eco検定)合格者が累計で10万人突破,7月実施の試験に勤務先の勧め受験者が最多

●(経9/15夕刊表紙1) 東京都と埼玉県は12年度をめどに大規模事業所に対する二酸化炭素削減義務制度を事実上一体運用する,排出量取引

●(経9/15表紙1) 国際海事機関は日本提案の国際海運の分野で新建造船舶を対象に23年までに二酸化炭素排出量30%削減義務付けを最終調整 (現状は全世界の排出量の2.7%で規制対象外)

◎(環9/15水循環5) 水制度改革国民会議は水循環基本法の制定や省庁再編での一元化の出を求める国民大会を開催

●(刊9/14環境13) 清水建設は14年度をめどに都市開発での生物多様性対策を織り込んだ中期成果を完成予想図(パース)に示す技術を実用化へ (生物多様性対策の効果の可視化)

◎(刊9/14総合2) 資源エネルギー庁は一般電気事業者の非化石エネルギー源利用の判断基準案作成,20年に非化石電源比率を原則50%以上

○(刊9/14総合2) 経済産業省の有識者委員会はキャップアンドトレード方式温室効果ガス排出量取引制度が日本で有用性限定的と,税は税率が鍵 (いまだに環境省と経産省は統合的に検討しないのかな,政治主導はないのかな)<政府の無能さ歴然>

●(経9/12社会34) 消費者庁はトランス脂肪酸の危険性を示す科学的データが明白に,国内での検証作業を待たずに食品表示をと,FAOやWHO (PMなど海外で多くのデータがあっても追試をするのはいままでの政策,国内検証待たずにとの政府機関の主張は珍しい,TFAはマーガリンなどに含まれる)

JAB立会審査 無事終了

2010年09月16日 | 審査・コンサル
今週の二日間、製造業の更新審査でJABの立会を受けました。

JABに登録している全てのISOの認証登録期間は、国際ルール(ISO17021)並びにJABが定めるルールに沿って審査業務を実施しているか毎年1回審査を受けなければなりません。(別の見方をすると、国内で認証審査を実施しながら、JABに登録せず、破格の値段で審査している外国の審査機関では、その審査の質のチェックを第三者の視点で審査されていないことになります。この種の審査機関が、悪貨が良貨を駆逐する傾向にあり、大いに憂慮されています。)

JABの定期審査は、事務所での業務を審査する「事務所審査」と現地での審査に立ち会う「立会審査」があります。

今回の立会審査では、こちら側のリーダー審査員の私とメンバー審査員の二人に対して、JAB側も二人の審査員が、日替わりで交互に我々に張り付いて、我々の発言の一言一言をメモしてゆきます。

我々サイドの審査が終了すると、JABとのミーティングで審査に関する所見について質疑応答し、不適合や観察事項の指摘を受けることになります。

今回は、軽い観察事項1件の指摘はありましたが、的確に審査したとか、指摘の内容は妥当であるとか、全体としてはとても良い審査だったと思います等の所見をもらい無事終了しました。

良い意味での第三者のプレッシャーが我々の審査の質を高めるよいきっかけにになっており、しかも何度も経験しているので特に過度の緊張もなくいつも通り審査で来たと思っています。

でも、審査を受けた顧客からは「いつもよりも少し硬かったですね」とか「発言を控え気味でしたね」などと言われ、それなりに緊張していたようです。

凸版印刷は米IBMと共同で回路線幅20nmのフォトマスクの量産技術を確立

2010年09月12日 | 週間ニュース:ピックアップ
注目技術・成果 100905-100911

○(経9/11企業11) 豊田通商は近畿大学とクロマグロの育成事業で技術提携,人工ふ化幼魚を養殖可能なまで育成,施設設置し3年後めどに量産

●(経9/10企業10) 凸版印刷は米IBMと共同で半導体回路線幅20nmのフォトマスク(回路原版)の量産技術を確立,受注次第量産
http://www.toppan.co.jp/news/newsrelease1095.html

●(経9/10総合3) 日立製作所は酸化鉄で実用的モーターを試作,2年後に製品化,ダイキンと大阪府立大学,帝人と東北大学も脱希土類 (酸化鉄;この場合はフェライト)

◎(経9/10企業9) トヨタ自動車は09年度の二酸化炭素排出量が708万トンと前年度比で3.8%減,90年度比で42%減

●(刊9/9素材13) ニチアスは撥水性と水蒸気透過性を併せ持つ断熱材を使い配水管断熱機能回復技術を確立,既設の交換不要で外装材上に追加 (素材は米アスペンエアロジュルズ製)

◎(刊9/9 15) 日刊工業新聞社は第13回オゾン層保護地球温暖化防止大賞で7件を選定し授賞,三洋電機のスーパー向けノンフロン冷凍機他

◎(刊9/9表紙1) 市光工業は形状を工夫するなどでLED2個型のヘッドランプを実用化,年内に量産開始,3個型が主流,ハロゲンより省エネ

●(刊9/8環境15) 住友重機械工業は工場を対象に新たに2種の省エネ活動開始,運転状況の評価と操業場所の最小化や操業時間の集中など

●(経9/7社会34) 岡山大学の研究グループは重金属のカドミウムが米にたまるのを防ぐ遺伝子を発見,根の細胞内に閉じ込める働きで

●(経9/6夕刊表紙1) シャープは東京大学と発電効率が42.1%の太陽電池の開発に成功,レンズ集光式,既存発電コスト並みも視野



環境機器時計が昨年より3分戻り9時19分になった

2010年09月11日 | 週間ニュース:ピックアップ
環境ニュース 100905-100911

●(経9/11社会34) 国土交通省は全国のクリーニング工場2.8万カ所のうち約半数が建築基準法違反,引火性溶剤を禁止地区の商店街や住宅地で (消防署の監督責任はいかがでしょうか)
http://www.mlit.go.jp/report/press/house06_hh_000051.html

◎(刊9/11総合2) 政府は追加経済対策で低炭素型産業の工業立地に対する補助金をエコカーなどに1100億円,家電エコポイントに110億円

◎(経9/10社会34) 旭硝子財団は環境機器時計が昨年より3分戻り9時19分になったと,中印の排出削減が議論で,9時台は極めて不安な状態
http://www.af-info.or.jp/questionnaire/clock.html

◎(経9/10経済5) 環境大臣は日銀に対し日本政策投資銀行などを通し環境・エネルギー分野への資金供給を拡大するよう要請

◎(刊9/10総合3) スイスのトランスオーシャンと米ハリバートンは英BPの原油流出事故報告書で責任としたことに反発,油井設計等に問題 (当事者の報告にはおのずと限界,第三者による調査はどうなっているのかな)

◎(経9/9社会38) フジテレビは伊豆諸島三宅島付近で映画撮影準備作業のスタッフが海中のサンゴを採集と謝罪,自然公園法抵触の恐れ

◎(刊9/9全面広告16) パナソニックはギョギョッ,日本アマゾン川,低炭素社会実現へ「変革」すべき時と2面全面広告 (低炭素というが,森林も生物も主要構成要素は炭素!学者のいい加減な提唱にごまをするなよ.。低炭素エネルギー社会と呼ぶべきではないかなぁ)

◎(経9/8企業9) 電力10社は09年度の二酸化炭素排出量が前年度より10.5%減の3.5億トン,原子力発電所稼働など,自主目標は未達

◎(経9/8夕刊表紙1) 日本経済新聞は大日本スクリーン,東芝ライテックなど国内の材料装置メーカーがそれぞれ照明用LEDで新技術開発相次ぐと (性能,コストともに発展途上)

◎(経9/6夕刊社会14) 生物多様性条約事務局は海水の酸性化現象が過去2千万年間の100倍の速度,このままでは30年ころから海の生態系に影響

超多忙

2010年09月09日 | 雑感
今年から始めたエコアクション21の仕事が本格的に動き始めています。このため、縦軸に審査とコンサル、横軸にISO14001とエコアクション21をとると、それぞれマスが種々埋まってきたので著しく多忙です。

9月~11月まではこの調子が続きそうです。なおので、これからは携帯からも投稿して、ツイッター的な記事を織り交ぜることを試みようと思います。

ジスプロシウムを使わないハイブリッド車駆動モータ用ネオジム磁石開発

2010年09月05日 | 週間ニュース:ピックアップ
注目技術・成果 100829-100904

◎(刊9/3環境13) 新日本製鐵は鉄鋼スラグ利用製品3種で全国漁業協同組合連合会の鉄鋼スラグ製品安全認証制度の認証を取得,藻場造成普及に
http://www.nsc.co.jp/news/data/20100903112149_1.pdf

●(刊9/3表紙1) 産業技術総合研究所と千葉大学の研究グループは杉から得られるタールを使いプリント基板のエポキシ樹脂成分の溶解に成功

●(刊9/2科学技術21) 物質材料研究機構はネオジム銅合金を結晶粒界に沿って拡散させジスプロシウムを使わずに高温でも保持力を維持する技術開発
http://www.nims.go.jp/news/press/2010/08/p201008301.html

◎(刊9/1環境11) 大林組はワイヤーソーで切断しタワークレーンで地上に降ろし分別する解体工法を完成,振動や粉じん,温暖化ガス抑制で効果
http://www.obayashi.co.jp/press/news20100831

◎(刊9/1機械7) 川重冷熱工業は揮発性有機化合物を大型貫流ボイラで完全燃焼処理するシステムを開発,受注開始,燃焼制御機能搭載,安価
http://www.khi.co.jp/corp/kte/pdf/newsrelease_100831.pdf

◎(経8/31夕刊社会16) 新潟県は昭和シェル石油と新潟市に建設した太陽光発電所が完成し営業運転開始,雪国仕様の100万kW,雪が積もりにくい
http://www.showa-shell.co.jp/press_release/pr2010/0831.html

◎(経8/31企業9) 三井金属は車用ニッケル水素電池から希土類を取り出して再利用する取り組み開始,14年に新設備を稼働,ミッシュメタルも (ミッシュメタル;複数の希土類を含む合金)

●(経8/31表紙1) 神戸製鋼所はインドで回転炉型製鉄所を国営企業NMDCと合弁で建設へ,低品位原料から高品位鉄鋼を生産,CO2を2割減

生物多様性が失われた場合の経済的損失,現在年間2-4兆円規模と試算

2010年09月04日 | 週間ニュース:ピックアップ
環境ニュース 100827-100904

◎(刊9/3東日本28) 東京都は都内中小規模事業所の省エネによる削減量のクレジット化申請を受け付け開始,11年度以降販売可能に

◎(刊9/2西日本31) 京都市は中小企業向けに省エネアドバイザーの訪問支援を開始,KES環境機構の協力を得て,10年度は50件目標
http://www.city.kyoto.lg.jp/kankyo/page/0000087721.html

◎(刊9/2素材10) 経済産業省は希少金属代替技術開発プロジェクトに11年度からランタンなど追加へ,現在タングステンなど6鉱種 (現在;タングステン,インジウム,ジスプオシウム,白金,セリウム,テルビウム)

◎(経9/2経済7) 経済産業省は産業構造審議会の有識者検討会を開催し排出量取引制度で是非を検討,削減効果はあがらないと慎重論大勢 (なぜ環境省(中央環境審議会)と合同で考えないのか)<民主党も官僚主導のまま>

◎(経8/31夕刊総合2) インターアカデミーカウンシルは国連の気候変動政府間パネルが作成した報告書の誤りで検証結果,運営組織の根本改革必要と

◎(経8/31表紙1) 政府は緊急経済対策(円高株安)で家電や住宅のエコポイント制度を延長,低炭素型雇用創出産業推進事業の拡充などを決定

●(経8/30科学技術11) 国連環境計画(UNEP)は生物多様性が失われた場合の経済的損失を試算,現在年間2-4兆円規模の経済損失,作物減少等

○(経8/30夕刊総合2) EUの欧州委員会は希土類など14種類の鉱物資源を戦略物質に選定,資源国が輸出規制ならWTO提訴も,代替技術開発など

◎(経8/28夕刊社会8) 世界自然保護基金は日本人の生活様式の見直しを求める報告書を公表,3分の2は資源不足で輸入で補っていると指摘 (資源はあるのに経済的理由から輸入しているものがあるが,この点に触れず)

◎(経8/28夕刊表紙1) 政府は生物資源活用推進基本計画,概要で20年目標として生物資源原料を原油消費の1割に,農作物や同非食用部活用などで (紙,黒液,家畜排せつ物が従来共に主力)

猛暑の被害:機器の故障

2010年09月02日 | 雑感
9月に入りましたが、いまだに猛暑が続きエアコンなしでは眠れません。28度設定でも充分涼しいと感じられる状況が続いています。この夏は猛暑に起因すると思われる機器の故障が2回起きています。我が家に限らず起きているのではないでしょうか。

故障1:オーディオスピーカー
日本電産ピジョン製「ORPHEAN」の左側から音が出なくなりました。メーカーに届け確認してもらうと、原因はデジタルアンプ電源部、抵抗焼け切れでした。

何時もこのスピーカーから音楽を流しながら仕事をしています。スピーカーのトップには、キーボードを使わないときのホコリよけカバーである厚手の綿タオルが折りたたんで載っています。今にして思うとスピカーを保温し、空冷を邪魔していたようです。
故障した日もかなり暑い日でしたが、エアコンを点けず使用し、席を立つため一旦切った後、再度電源を入れたら音が出なくなっていました。結局メーカーに送り届け修理してもらいました。

故障2:ルーターの故障
廊下にある室内クローゼット(物入れ)のある列の最上部はCATVモデムとインターネットルーターが置かれて、ルーターから内壁に設置されたハブを通して各部屋へインターネット配線されています。モデムとルーターはそれぞれ別のACアダプターでコンセントに繋がっている。

これらの機器が24時間点灯された状態にあるのでクローゼット上部の空間は機器の熱で暑くなります。そのため、クローゼットの扉を常時少し開放して空冷しています。

カタログによれば、これらの機器の使用温度範囲は0~40℃と指定されている。でも、今年は何度も40℃以上になったのだろうと推定します。
先週、PCがNETに接続できなくなり、ルーターが正常に機能していないことに気付きました。その結果、2007年に導入したBuffalo製ブロードバンドルーター「BLR-TX4M」から「BBR-4HG」へ交換し、順調に機能しています。

高齢者を中心に熱中症で倒れる人が増えていますが、古い電子機器も40℃を越える環境下ではダウンしてしまうようです。