ISOな日々の合間に

土曜日は環境保護の最新の行政・業界動向、日曜は最新の技術動向を紹介。注目記事にURLを。審査の思い出、雑感なども掲載。

環境ニュース 090222-090228

2009年02月28日 | 週間ニュース:ピックアップ
◎(経2/28社会34) 国立環境研究所はホームページで大気汚染物質の東アジアでの濃度予測分布図などを公開,黄砂やオゾンなど4種,翌々日まで
http://www-cfors.nies.go.jp/~cfors/index-j.html

●(経2/27夕刊総合2) 米大統領は予算の基本方針で環境政策の概要を示した,20年までに05年比で14%削減,連邦レベルの排出量取引制度など
http://www.cnn.co.jp/business/CNN200902270004.html

◎(刊2/27総合2  国土交通省は09年度から水資源にかかわる情報を一元的に収集提供するデータベースを構築へ,取水や排水,水質,地下等も

○(経2/26夕刊表紙1) 日本経済新聞は景気対策に国がもたつく中,自治体が独自景気刺激策。住宅や車の購入支援などと紹介,太陽電池購入に補助等 (LCAで補助対象を選別しなければ反環境)

◎(経2/25企業総合11) 日本経済新聞は停滞を越えて価値を創る第4部再生への鼓動(上)で危機が促す革新の例を紹介,排ガスや振動も資源にと

○(刊2/25環境14) 日本IBMグループはカーボンディスクロージャープロジェクト,東京大学と協力して二酸化炭素対策中心の企業評価モデル (特定分野の企業評価は偏見を生みだす)

○(経2/24企業11) ホンダは社長に本田技術研究所社長を兼務のまま社長に昇格させ迅速に低価格環境車を投入する体制を敷く

●(経2/23夕刊表紙1) 日本経済新聞は温暖化ガス排出量取引の市場価格が世界で急落,半年で3分の1に,排出量が減産で減り売却増でと市場停滞 (所詮はマネーゲーム,買い手日本にプラスとメディア論評)

●(経2/23科学13) 日本政府は国内野生生物国別報告書案で開発や外来生物の侵入で多くの生物が絶滅の危機にあり,温暖化で加速と指摘

●(経2/23科学13) 日米欧の政府系宇宙機関や宇宙機器メーカーはスペースデブリ(宇宙ゴミ)の発生防止対策を本格化,開発で国際規格 (スペース デブリ;space debris)

○(経2/23夕刊総合2) EUの欧州委員会は米国産バイオ燃料が不当に安値販売として反ダンピング措置を適用する方針,補助金拠出が競争ゆがめたと

○(経2/23社会38) 埼玉県川口市は地球温暖化という表現を生ぬるいとして地球高温化という用語に言い換える方針 (気持はわかるけれども気候変動のほうが良いのではないでしょうか,乱高下の実情から)

プリウスvs インサイト

2009年02月26日 | 雑感
最近は審査顧客の業績が低迷している。業種全般に言えるようであり、とりわけ12月以降急減している。家電業界・自動車業界の減産が直接または間接に大きく影響している。そうした中でトヨタ自動車は在庫調整も終わり5月以降は年間600万台ベースで生産ペースを上げようとしているようだ。

そうした中、NET配信ニュースから冒頭の記事を興味深く読んだので紹介します。今年1月の「デトロイトモーターショー」でデビューしたホンダ「インサイト」と迎え撃つトヨタ「プリウス」。手ごろな価格を前面に打ち出す「インサイト」と三代目の「プリウス」の競合は普及拡大につなげることはできる のか?

http://eco.nikkeibp.co.jp/article/column/20090210/100684/

日本版グリーン・ニューディール

2009年02月24日 | 温暖化/環境問題
斉藤鉄夫環境大臣は1月6日に、環境やエネルギー対策を通じて雇用創出と景気活性化を実現する、「グリーン・ニューディール」政策の日本版として、「緑の経済と社会の変革」を3月中旬までに取りまとめることを提案しました。

背景の1つとして、地球規模の環境問題が、実は非常に深刻化していることが挙げられ,
温暖化の問題では、いますぐ対応策をとっても今世紀中に2℃の気温上昇は避けられず、また何もしなければ4℃ほど上昇してしまう。

もう1つは、「100年に1度」と形容される世界的な経済危機による需要の急激な落ち込みや、雇用の問題です。こうした経済の危機と、環境の危機という、いずれもなおざりにできない大きな2つの危機を抱えている状況下で、同時に解決する策を選択してはどうかというのが、いわゆる「日本版グリーン・ニューディール政策」の取りまとめが提案された。

日本に先んじて、米国のオバマ大統領も「グリーンジョブ」と称し、再生可能エネルギーなどへの投資による雇用創出を積極的に行っていく姿勢を示しています。このほか、欧州のドイツや英国、また中国も、国内で抱えている環境問題を解決しながら、経済も立て直していこうという同様の考えを表明

経済対策とは、需要をつくり出していくことですが、その需要をつくる対象を“環境の危機を克服するような施策”とすることで、需要を生み出すと同時に、将来の環境問題も克服できるというシナリオが、世界の一つの潮流になってきています。

実行の段階では、一定の決断も経費も必要になります。概算要求とは別枠での予算措置の可能性もあるとの観測も出ていますが、定額給付金の議論よりもはるかに重要な課題のように思われます。今後の動きに注目したいと思っています。

夕方には雨からミゾレに変わった仙台にて

注目ニュース090215-090221

2009年02月22日 | 週間ニュース:ピックアップ
●(刊2/20環境11) 日本製紙と丸紅の合弁会社(オーストラリア)は森林認証を取得,日本製紙の輸入チップの全量が認証チップに
http://www.np-g.com/news/news09021801.html

◎(刊2/20自動車4) 日本自動車リサイクル部品販売団体協議会は早稲田大学と共同でリサイクル部品の二酸化炭素削減貢献値を算出するサービス

◎(刊2/20環境11) 岡山の平林金属,北九州の永田エンジニアリングは岡山大学と共同でミックス金属からアルミを回収する乾式比重分離装置開発
http://www.hirakin.co.jp/saidaiji_FBAS.htm

◎(経2/20企業11) 三菱化学は中東で野菜工場を事業化へ,屋内で水耕とLED照明で,水使用量を屋外栽培の10分の1に抑制

●(経2/19表紙1) 清水建設や北海道大学などはメタンハイドレートを水底からの連続回収実験に世界で初めて成功,バイカル湖で,商業化目指す
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20090219AT2G1800118022009.html

◎(経2/19企業11) 三菱電機は多結晶シリコン型で電気エネルギー変換効率18.9%(世界最高)の太陽電池を開発,10年以降に商品化めざす
http://www.mitsubishielectric.co.jp/news/2009/0218-a.htm

◎(刊2/19環境11) JFE鋼管は鋼管杭を活用した地中熱利用冷暖房システムを10年にも商用化,建物の基礎杭を熱交換器として活用,試験中

◎(刊2/19環境11) 三菱電機は廃家電の破砕プラスチックから高速で臭素系難燃剤含有品を探知除去する技術を開発,X線透過法,回収量向上
http://www.mitsubishielectric.co.jp/news/2009/0218-c.htm

◎(環2/18地球環境3) 大成建設は建築物使用過程での二酸化炭素排出量最小化を検証可能なシステムを開発,建築企画段階で試算可能
http://www.taisei.co.jp/1234254139122.html

○(経2/18企業11) 日本経済新聞は技術で超えるシリーズ(1)熱電発電で工場や温泉が発電所にと昭和電線や東芝の技術開発動向を紹介,高価格(ゼーベック効果利用,80年以上前に発見された効果も実用化までは大変な道のり、材料開発は長期を要する)
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080215/147527/

●(経2/17企業11) 日立ライティングは電極温度を最適化し消費電力を最大で5割抑制し寿命を2倍弱に伸ばした高効率蛍光灯を量産
http://www.hitachi-hll.co.jp/pdf/high_slim_e5_release_090217.pdf

環境ニュース 090215-090221

2009年02月21日 | 週間ニュース:ピックアップ
○(刊2/20自動車5) ホンダはハイブリッド車の累計販売台数が30万台を突破,シビックが全体の85%,北米が78%

○(経2/20表紙1) 日本経済新聞は東京電力が米国で太陽光発電事業,昭和シェルが太陽電池販売,三菱重工が増産など米国市場拡大見込み事業と(政府と国民の無策が内需を生まず企業を海外へと傾斜させている)

●(経2/19夕刊総合2) 電気事業連合会は政府の温暖化ガス削減目標で90年比4%程度の削減も難しいとの認識を示した(原発の導入には長期間がひ必要などで)

◎(刊2/19環境11) 東京電力は環境意識行動調査結果をまとめた,洞爺湖サミット後に習慣的省エネ行動が47%と14ポイント向上,理由は節約

●(環2/18地球環境2) 日本生態系協会は生物多様性保全の取り組みを評価認証する制度,日本林業経営者協会はCO2含めた認定制度を開始

◎(刊2/18科学技術24) 産業技術総合研究所はカドミウムを含まないバイオ標識用ナノ粒子体を作製,リン化インジウムと硫化亜鉛で蛍光試薬

◎(環2/18土壌9) 愛知県は半田市の道路用地で土対法の指定基準を超過した六価クロムとフッ素を検出,地下水も,旧JFEスチール跡地

◎(刊2/17環境13) 環境省は省エネ照明デザインモデル事業の対象事業者にイトーヨーカ堂など12社を決定,事例を公開し普及啓発

●(刊2/16総合2) 政府は化審法の改正で年1回の報告義務対象の製造量と輸入量を国際基準に同調し年1トン以上か10トン以上に,EU1トン

◎(刊2/16総合2) 経済産業省と日本規格協会はISOTC176年次総会を東京国際フォーラムで20日から開催,品質ISO大幅改正を審議

○(経2/16夕刊総合3) 米ワシントンポストは直径10cm以上の宇宙ゴミが1.9万個,10日の米ロ衛星の衝突で新たに約700個発生確認と

●(経2/10社会34) 環境省は日本海側の海岸に廃ポリタンクが大量に漂着と,秋田や島根などに1.3万個,うち4千個にハングル文字,薬残留も

栃木市にて、昼休みに

飛び回り審査:其の2 移動時間は審査時間に含まれない

2009年02月19日 | 旅先にて
前回ブログの続きです。

火曜日は静岡で一泊。翌水曜日の午前中は静岡、午後は名古屋経由で小牧へ移動して17時まで小牧で審査。その後、顧客に名古屋駅まで車で送ってもらい、新幹線で19:30に京都着。

京都駅ビル内のJR京都・伊勢丹の11階で漸く一息入れて夕食に。20:30には駅正面の新阪急ホテルにチェックイン。冒頭の写真はホテルの窓から京都駅を撮ったものです。

今日の午前中は伏見で審査。その後京都駅に戻り、八条口・近鉄名店街で昼食、中央改札前の喫茶店で小1時間かけて今日の審査結果とこの四日間のまとめを入力し、13:32発新幹線で品川へ。名古屋の手前あたりで審査結果を仲間全員にメールで伝達。

17:00には新宿にある顧客の本社に審査員5人が集合し、各審査員の審査結果の確認、重複の回避や表現の調整を行うなど審査のまとめを終える。

今回の審査では、1日のスケジュールの中で移動時間と審査時間がそれぞれ4乃至5時間かかり、ほぼ1対1になっている。移動時間は審査時間にカウントされないので、このような場合、四日間フルに動きまわっても、顧客に請求する審査費用は四日分にはならず、二日分プラスアルファー程度になってしまう。

今回の審査ではメンバーとして参加しているので、リーダー業務である4人の審査員の審査所見の詳細な吟味と全体の纏めなどの煩雑な作業がないので、精神的にはずっと楽であり、審査費用の請求額はそれほど高くはないものの、大きなストレスを感じることなく、楽しく審査に従事できたと言えそうです。

飛び回り審査

2009年02月17日 | 旅先にて
今週は月曜日から木曜日までの間に北陸→中部→近畿の順に審査で移動する予定です。訪れるサイトは都合6ヶ所です。大手企業が全国に展開する営業所を5人の審査員が分担して約30か所を訪問します。

昨日は小松市にある営業所を13時から15時まで訪問しました。羽田9:45発、小松10;50着のANAで着いた頃は写真にあるように曇り空でしたが、その後天候が急変し、横殴りの霙、間もなく雪が吹き荒れました。

訪問先の建物の外回りを審査している時も横殴りの雪に見舞われ、メモを取るのも儘ならぬ状況でした。

16時ころまで荒れ模様が続き、16;20発東京行きのJALは到着便の遅れ、天候不順から30分ほど出発が遅れました。当方が利用する17:20発ANA便が発つ頃は幸いにも雪はやみ、風も収まって不安なく帰路に就くことができ、予定どおり20時過ぎに帰宅し、今日の出張に備えることができました。

今日は6時前に起床し、調布→甲府→静岡と移動し、ホテルに21時に無事到着しています。

注目ニュース090208-090214

2009年02月15日 | 雑感
●(経2/14企業10) サントリーは傘下の外食店などで働くアルバイト店員向けに携帯電話を使った環境教育を開始,クイズ形式,理解把握

●(刊2/13環境12) 三菱重工や神戸製鋼は80度まで加熱可能な工業用ヒートポンプ式温水製造装置を市場投入へ,東京電力が工場電化を推進

◎(刊2/13機械6) ホンダは家庭用カセットコンロ用ガスを燃料に使う小型耕運機を3月に発売,車載型,ガーデニングや家庭菜園用
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20090212/165524/?ST=mecha

◎(刊2/13最後面30) 日刊工業新聞は深層断面欄で国内CDM制度で中小企業の温室ガス削減を支援,産官が普及へ動くと制度など紹介(自主設定目標の妥当性も課題)

◎(経2/12国際6) ロンドンなど欧州の都市約400がEUと温暖化ガス排出削減でEU目標を超える削減で公約,非加盟のノルウエーの都市も

◎(刊2/12総合2) 国土交通省は老朽化した護岸構造の一部で人工の磯場を作り耐久耐震実験し生物共生型護岸整備へ,自然再生と防災機能両立

◎(経2/11総合3) 米アマゾンドットコムは音声朗読機能付きの新型携帯端末を発表,2月発売電子書籍事業に注力,保存1500冊と従来の7倍(満員電車で利用にありがたい機能、音声合成LSIのおかげ)
http://www.amazon.com/

◎(経2/14企業11) 富士ゼロックスは20年度までに複写機など全製品の1台当たりの消費電力を05年度比で80%削減,同じく生涯で-30%

◎(経2/14企業11) 三洋電機は結晶型と薄膜型のハイブリッド太陽電池で表裏両面太陽電池を3月に量産,従来より30%発電量向上(3割向上ということは資源効率はよくないのでは,面積効率は良くなるが)

◎(環2/11地球環境3) パナソニック電工は機器や配電盤など向けに簡易電力計を発売,低消費電力,積算電力など表示を簡単切り替え可能
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090211-00000003-fsi-ind

◎(環2/11地球環境3) 宮城県気仙沼の二葉印刷は1枚の封筒で往復に利用できるダブルフラップ封筒を開発,封から宛名の部分が二重構造

◎(刊2/10環境12) 埼玉県の秩父土建は日本生態系協会のハビタット評価認証制度(JHEP)で第1号の認証取得,簡易版,道路のり面工事で
http://www.ecosys.or.jp/eco-japan/activity/JHEP/jirei/jirei2.html

環境ニュース 090208-090214

2009年02月14日 | 週間ニュース:ピックアップ
●(経2/14社会35) 国土交通省はJR東日本に対し信濃川発電所の取水データ改ざんと超過取水で,河川法に基づき取水許可を取り消し <国交省は「極めて悪質」と>

○(経2/14企業11) ナビタイムジャパンは交通機関の二酸化炭素排出量を基準に目的地までのルートを案内するシステムを開発,販売 (渋滞や信号待ちをどう反映させるのか興味津々)

●(刊2/12金融10) 日刊工業新聞は中堅中小企業が環境ISO認証取得相次ぐ中で三菱東京UFJ銀行など大手銀行が取得後押し,融資なども

◎(経2/12社会30) 米オーデュポン協会(自然保護)は北米生息野鳥の越冬地が過去40年で平均56km北上,中には500km北上も

○(経2/12夕刊社会18) 国土交通省はトヨタ自動車の679台の自動車車検証で都市部の排ガス規制の基準を満たしていないとの誤表記 (逆もあるのですね,盲目的検査の実態が浮かび上がってくる)

●(環2/11表紙1) 環境省は子どもの健康と環境を環境行政の柱の一つに位置付け,疫学調査やリスク管理体制の構築を本格化,小児喘息などで

●(環2/11土壌11) 環境省は土対法外の07年度の土壌汚染の調査対策事例をまとめた,1371件で基準超過732件,浄化後宅地利用11% (土対法;土壌汚染対策法)

◎(刊2/11環境7) 政府はポスト京都議定書の追加対策案をまとめ国連の条約事務局に提出,昨年9月提出内容とほぼ同じ,温暖化適応策など充実

○(経2/11表紙1) 環境省は国内での自然エネルギー導入予測量を試算,普及策を講ずることで20年までに太陽光発電能力が3700万kW (電力需要の何割を占めることになるのかは不明(価値判断不能な予測値))

●(経2/10企業12) 日本経済新聞社は第21回日経企業イメージ調査で地球環境に配慮している企業はトヨタ,東京電力,東京ガス,シャープなど (イメージとは何か,これら企業を原因とする二酸化炭素排出量は我が国のトップクラス,削減努力は認めるものの)

●(刊2/10西日本27) 日本貿易振興機構(ジェトロ)大阪本部は欧米の環境省エネ分野に進出する中小企業の支援事業を開始,制度情報など無料提供

●(経2/10社会34) 環境省は日本海側の海岸に廃ポリタンクが大量に漂着と,秋田や島根などに1.3万個,うち4千個にハングル文字,薬残留も

忘れたときは出掛けずに?

2009年02月12日 | 旅先にて
今朝、新幹線のホームで暖かい「おーいお茶」を買う積もりでKIOSKには入り腰に手をやると財布が無い。しまった!! デスクの上にサイフを置いたまま出張に来てしまいました。

出がけにはむしろ時間的な余裕が有ったにもかかわらず・・・。
考え事をしながら出発したためらしい。

幸にも日帰りの仕事であり、往復の乗車券も指定券も持っている。駅と顧客の間は先方が車で送迎してくれるのでタクシー代も掛からない。お昼も先方がご馳走してくれ、仕事の合間にはお茶も出てくる。今日は幸い尽くしの日でよかった。

かつてのAMEXの宣伝だったでしょうか。「出かけるときは忘れずに」というコマーシャルがあり、これをもじって「忘れたときは出かけずに」と冗談を言っていたものですが、本来なら財布を忘れたら出掛けられないはずですが、今日は幸でした。

それでも、「もし何かの事情で現金が必要なときはどうしようか」などと何となく不安を覚える一日でした。

再発防止に努めなければいけませんね。

DVDオペラで見る幻・懐かしの指揮者たち

2009年02月10日 | お楽しみ
昨年以来折を見ては市立図書館でDVDオペラを借り楽しんでいます。これまでにモーツァルト作曲のオペラを主体に30曲以上観ていることになります。とりわけモーツァルト作曲の主要オペラでは複数の演奏家のオペラを聴き比べたりして楽しんでいます。

たとえば、
「コシ・ファン・トゥッテ」は2枚(1984年ムーティ指揮、1988アーノンクール指揮)、「フィガロの結婚」は5枚(1969イッセルシュテット、1975ベーム、1976オーバーフランク、1994ハイティンク、1996アーノンクール)、「ドン・ジョバンニ」は3枚(1954フルトベングラー、1978マゼール、1987ムーティ)、「魔笛」は3枚(ホルスト・シュタイン1971、サヴァリッシュ1983、レバイン1991、)という具合です。

欧米では1960年代を中心にオペラ映画が盛んに制作され、それらがDVD化されて発売されているので、これまで私にとってはレコードのジャケットやCDの解説に載っている写真でしか知らなかった多くの幻もしくは伝説の指揮者たちの指揮ぶりを見ることができ感激です。

例えば、1954年にフルトベングラーがザルツブルグで指揮した「ドン・ジョバンニ」(写真)。1954年10月ザルツブルク音楽祭で収録されたオペラ映画であるが、序曲でフルトヴェングラーが指揮する姿を見ることができる。しかも、この数ヵ月後に他界しているので彼の貴重な映像である。これまでは、1951年7月29日バイロイト祝祭管弦楽団を指揮したベートーヴェン第9交響曲のCDでしか彼の音楽に触れる機会が無かった。

中には映画をベースに作られたがために指揮者が画面に登場しない場合もある。1975年にベームがウィーンで指揮した「フィガロの結婚」がそれです。録音が1975年12月、その半年後に映像が作られ、これらを映画化したためかオーケストラボックスの映像が全く入っていません。残念ながらベームの指揮ぶりを見ることができませんでした。

なお、ベームの「フィガロの結婚」といえば、幸にもNHKが1980年9月30日東京文化会館で収録したアーカイブから最近製作したDVDが発売されている。とりあえずAmazonの「ほしい物リスト」に登録し、懐と相談してそのうち購入するつもりです。

「いわき」からの帰路起草

注目ニュース090201-090207

2009年02月08日 | 週間ニュース:ピックアップ
◎(刊2/6表紙1) 日立製作所は部品調達先から製品納入先までの製品に含まれる化学物質の情報管理をSaaS型サービスを外販へ(SaaS;ソフトウエアのインターネットサービス提供。SaaS依存後に事故や情報漏えいで心配なきや)

◎(刊2/6表紙1) ホンダは燃料電池と太陽電池を使用した熱電併給システムの開発に着手,都市ガス改質で水素(太陽電池は水素生成の補助エネルギーに利用)

●(刊2/6表紙1) シャープは10年稼働予定の堺工場に野菜の試験工場を設置へ,工場内の照明,排水,排熱,排出二酸化炭素を有効活用(工場設計時に配慮)
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0320090206aaag.html

●(経2/5夕刊表紙1) ホンダは新型ハイブリッド車「インサイト」を発売,189万円とトヨタのプリウスの2割安,燃費は30kmと85%

○(経2/4中小企業13) 香川県土庄の丸島産業は日本建築の梁や柱などの古材を県内から仕入れ全国に販売する事業を開始<別荘を持つなら古民家風も一考に値する>
http://www.kagawakozai.com/page0100.html

○(刊2/4表紙1) ホンダは10年代前半にも中型セダンやSUVにハイブリッド車を投入
(ハイブリッド車を環境対策と分類しているのは,エネ資源対策だけでなく大気汚染対策や騒音対策にもなるから)"

○(刊2/4全面広告17) 東芝は二酸化炭素排出量を9割削減したLED電球など環境に配慮した照明の開発,普及に努める,環境展開催と全面広告

◎(刊2/4機械6) 三機工業はオフィスビルや工場の複数熱源システムの運転を最適制御するシステムを開発,最大37%低減,外気や負荷変動に

●(刊2/4表紙1) フジクラはスタックの構造や電解質膜など開発し発電密度を平方センチ当たり105mWと5倍のメタノール燃料電池を開発
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720090205aaac.html

●(刊2/4総合2) 日刊工業新聞はエネルギー使用効率向上を目的とする国際規格ISO50001の原案作成動向や各国の対応状況を紹介
http://www.tuv-sud.jp/news_media/20080922-945.html

◇(刊2/2環境17) 日本航空はアジアの民間航空会社で初めてバイオ燃料による試験飛行に成功,ジェット燃料と等量混合(1回のフライトで成功と判断できるのかな,エンジンの摩耗や燃料の品質分布対応など検証できない)

環境ニュース 090201-090207

2009年02月07日 | 週間ニュース:ピックアップ
◎(経2/7社会34) 環境省は家電4品目について買い替えると電気料金や二酸化炭素がどれだけ減るかを検索できるシステムをホームページで公開(まだ使える製品の廃棄(リサイクル)に伴う資源などロスについては分からない局部最適化システム。使用中止の効果や他技術採用も紹介が必要)

◎(経2/6経済5) 政府はポスト京都議定書で新提案へ,国連に技術移転のための専門家機関設置,純粋な削減幅を議論し排出枠は補助手段にと等(実績があがっていないんが玉に瑕)

◎(経2/6首都圏29) 東京都は大規模事業所の二酸化炭素削減で業務部門の削減義務を15年までに8%と産業部門の6%より厳しく設定(圧倒的多数の中小事業所と家庭を野放しにするなら愚。監督効率優先のため意識改革遅れる)

◎(経2/6社会34) 環境省はサンゴ礁や干潟などの保護強化のため国立国定公園内の海域での開発行為など規制する新たな仕組みを作る,海域公園

●(経2/6総合3) 政府は環境対応車の購入時優遇税制を09年度税制改正案に盛り込んだ,予算成立で取得税や重量税を免除,欧米も優遇

●(経2/6国際6) スウェーデン政府は80年来の脱原発政策を転換する方針を決定,地球温暖化対策の一環として,代替エネへの転換進まず

○(環2/4総合3) 新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)は酸化タングステン系の可視光型光触媒の量産技術を開発,コスト面が難点(タングステンは中国に偏在し代替化は必須)

○(刊2/4環境11) 日刊工業新聞は中国向けの廃プラが滞留のため,国内でのリサイクルのため洗浄技術開発など相次ぐと動向紹介

●(環2/4表紙1) (環境省は)エコアクション21の認定事業者が1月30日現在3010事業者,ガイドライン改定で生物多様性の視点など予定

◎(経2/3社会30) 新潟県柏崎市は地震で休止中の東京電力柏崎刈羽発電所の原子力発電所7号機の緊急使用停止命令を3日付で解除

○(経2/2夕刊表紙1) EUは総計23兆円相当の景気対策を温暖化対策や省エネ分野に重点配分する計画,低利融資支援や税制優遇を加盟国に求める(我が国の動き鈍い)

◎(経2/2夕刊総合3) 英ニューカーボンファイナンス(調査)は温暖化ガス排出量取引の世界市場規模が08年に10.6兆円と前年比84%増と(肝心の排出量削減効果の情報はない,排出量が統計上他社に移動しただけでは)

◎(経2/2社会34) 気象庁は商船からの海洋気象情報の提供が海賊被害回避のため半減と,船舶や航路情報を悪用されることへの懸念

ローマ人の物語(文庫本)32:「迷走する帝国」へ

2009年02月06日 | お楽しみ
表題の前の3冊「ローマ人の物語(文庫本)29.30,31」では、広大な版図を誇り平和を享受した五賢帝時代が描かれ、その掉尾を飾り哲人皇帝としても名高いマルクス・アウレリウスの治世に始まる、ローマ帝国衰亡への序曲が描かれている。

2世紀後半、五賢帝時代の最後を飾る皇帝マルクス・アウレリウスが即位した。弟ルキウスを共同皇帝に指名した彼に課されたのは、先帝たちが築き上げた、平和と安定を維持することであった。だがその治世は、飢饉や疫病、蛮族の侵入など度窮なる危機に見舞われる。哲学者としても知られ賢帝中の賢帝と呼ばれた彼の時代に、なぜローマの衰亡は始まったのか。(29巻帯より)

弟ルキウスの死後、単独の皇帝として広大な帝国を維持すべく奮闘するマルクス・アウレリウス。その後半生は蛮族との戦いに費やされ、ついにはドナウ河の戦線で命を落とすという運命を辿る。さらにマルクスは、他の賢帝たちの例に従わず、後継者に実子コモドゥスを指名していた。そしてこれが、コモドゥス即位後の混乱を生む土壌となる-「バクス・ロマーナ」はもはや過去のものとなってしまうのか。(30巻帯より)
注:コモドゥスは映画「グラディエーター」のモデルといわれる

失政を重ねたコモドゥスは暗殺され、ローマは帝位を巡って5人の武将が争う内乱に突入した。いずれもマルクス・アウレリウスの時代に取り立てられた彼らのうち、勝ち残ったのは北アフリカ出身のセプティミウス・セヴェルス。帝位に登った彼は、軍を優遇することで安全保障体制の建て直しを図る。だがそれは、社会と軍との禿離を促すものでもあった。衰亡の歯車は少しずつその回転を早めていく。(31巻帯より)

今日、名古屋郊外での審査の帰路、新幹線で32巻を読み始める。

子供へ携帯の与え方

2009年02月02日 | 雑感
県のコンピュータ・ネットワーク防犯連絡協議会が主催するセミナーがあり、その中に「無線LANのセキュリティ」に関する講演があったので現状を知りたくて参加しました。

その時のテーマの一つに「インターネット上の違法・有害情報の現状について」の講演があり、PCやケイタイを介しての様々な問題点が報告されていました。

出会い系サイト規制法では18歳未満の児童の利用が禁止されているものの、年齢を偽って登録し、遊び相手を求める書き込みを行い、事件に巻き込まれている子供達が多い事実に驚きました。また、NETでの誹謗・中傷などによる事件も多く、新聞に載るのはそのごく一部のようです。

その中で次の携帯電話への考え方が大いに参考になりました。
「子供に、携帯電話を絶対に買い与えないこと。貸し与えること」
1. 約束を決めて、書面にサインさせて携帯電話を渡すこと。(・ゲーム機感覚をなくすため、・親から借りていること、・管理されている意識を持たせること)
2. 端末暗証番号は、保護者が設定し管理する。
3. 通信事業者のフィルタリングサービス(無料)を導入する。
4. 携帯電話を取り上げないこと。取り上げずパケット契約を停止する

また、どんなに匿名で投稿していても、何らかの事件を起こせばIPアドレスから利用者が特定され、警察につれて行かれることを教えておくことも大切です。

これらのことを子供を持つ親たちが知っておくことで、子供が事件に巻き込まれることを防ぐことに役立つようです。