ISOな日々の合間に

土曜日は環境保護の最新の行政・業界動向、日曜は最新の技術動向を紹介。注目記事にURLを。審査の思い出、雑感なども掲載。

富士通インター、薄膜キャパシター内蔵の半導体基板を開発

2016年05月28日 | 週間ニュース:ピックアップ
注目ニュース20160522-20160528

●(刊5/27環境17) リコーは製品の新しい認証制度サステナブルプロダクツプログラムを開始,環境性能に加え快適性,操作性,社会的責任を評価

◎(刊5/27建設18) 竹中工務店や竹中土木など4社は共同で自動車や人に踏まれても芝生が枯れにくい路面緑化システムを開発,実証済,ハニカム
http://www.takenaka.co.jp/news/2016/05/02/index.html

●(刊5/27地域経済35) 栃木県小山の協栄産業は発汗性に優れる極細長繊維向け原料を廃PETの再生原料のみで生産する技術を確立,混合と高純度化

◎(刊5/26エネルギー18) 東京ガスは豊洲市場向けに新設した豊洲スマートエネルギーセンターでガス圧力差発電システムも採用,CO2排出量4割削減
http://www.tokyo-gas.co.jp/Press/20160524-01.html

◎(刊5/25表紙1) 静岡県掛川のキャタラーは直噴ガソリン車の燃費を向上しながらPMを取り除くGPF用触媒4way触媒の量産技術を開発
http://www.cataler.co.jp/aee2016/gpf/

●(刊5/23表紙1) 名古屋のエルシードは切削損失を10分の1にしかつスライス時間を6分の1にする炭化ケイ素基板用加工技術を開発 (切削損失;結晶欠陥が発生する幅)

◎(刊5/23機械8) 大阪府岸和田の大阪フォーミングは溶接不要な高速道路鉄道用遮音壁固定ナットのクリップを開発,とも回りも防止,組立容易

●(刊5/23電機11) 富士通インターコネクトテクノロジーズは大容量薄膜キャパシターを半導体基板に内蔵する技術を開発,高特性と省エネ実現 (キャパシターの多層化でさらに小型化を期待) http://www.fujitsu.com/jp/group/fict/resources/news/press-releases/2016/0523/r20160523.html

◎(刊5/23環境12) 栗本鉄工所はニッケル含有量を減らた鉛フリー銅合金を開発しサンプル素材を出荷開始,JIS規格認証済み,ニッケル溶出減 (ニッケル規制強化の流れを受け) http://www.kurimoto.co.jp/release/pdf/technology20160523-01.pdf

◎(経5/23科学技術15) 豊橋技術科学大学の研究グループは希土類なしで高強度安価なマグネシウム合金を開発 (加工性や安全性の言及ない)

日化協は化学物質のリスクアセスメントを支援するツールを登録制で無料提供

2016年05月28日 | 週間ニュース:ピックアップ
気になるニュース 20160522-20160528

●(経5/28企業16) 環境相は事業者が二酸化炭素の削減状況を毎年公表することを運転の条件にJパワーなどの石炭火力発電所の新設を容認

◎(経5/27総合4) 中央労働災害防止協会は化学物資のリスクアセスメントの手法などを教える出張研修を本格化,法改正で事業者に義務付けで

◎(経5/26総合3) 国土交通省は自動車メーカーの型式指定審査不正行為の防止策をまとめるタスクフォースで再発防止に抜き打ち検査が有効と (そんなこと分かりきったことですよね)

●(経5/26企業14) 太陽光発電協会は15年度の太陽光パネルの国内出荷量が前年度比23%減の714万kW,8年振り前年を割り込んだと

●(経5/25夕刊表紙1) 参議院は改正再生可能エネルギー特別措置法を可決し成立させた,太陽光の買い取りに入札制度導入し電気代の上昇を抑制

●(環5/25環境経営4) 経済産業省はこのほど日本とアセアン各国の化学物質規制情報の共通基盤化を実現するAJCSDを構築し本格運用開始,無料 (AJCSD;日アセアン化学物質管理データベース)

●(刊5/24環境13) 日本化学工業協会は全事業者に6月から義務化される化学物質のリスクアセスメントを支援するツールを登録制で無料利用提供 (支援ツール名;BIGDr.Worker)

◎(経5/24社会35) 山階鳥類研究所などは小笠原諸島の聟島で初めて天然記念物アホウドリのひなが巣立ったと発表,嫁島に続き,新繁殖地に

●(経5/23夕刊表紙1) 日本経済新聞はアジアやオセアニアで干ばつが猛威を振るい,農産物が減産,コメ・小麦で被害,経済に逆風と,エルニーニョ

●(経5/21夕刊社会8) 宇宙航空研究開発機構などは地球全体の大気中の二酸化炭素の月平均濃度が初めて400ppmの大台を超えたと観測結果,止まらず

三菱ケミカルHDは自社製品を対象に生物多様性保全への貢献度を第三者が評価

2016年05月22日 | 週間ニュース:ピックアップ
注目ニュース20160516-20160521

◎(経5/21企業13) サントリースピリッツは日本山村硝子と共同でウイスキーの4Lペットボトル容器の重量を2割軽減,取っ手を外し重量軽減

●(刊5/20環境15) 三菱ケミカルHDは自社製品を対象に生物多様性保全への貢献度を評価した報告書,第三者が評価,水処理剤等9製品が高評価

◎(刊5/20生活16) 相模原の三友プラントサービスはスリーベネフィッツと提携し顧客を対象にESCO事業に参入,補助金申請業務も

●(刊5/20地域経済30) 札幌の飛栄建設は函館工業高専と連携しトンネルや橋梁などインフラ構造物の異常を手間なく検査できる破壊検知センサを開発 (ボルトに内臓,設置容易)

●(経5/19表紙1) スズキは現在販売中の軽自動車など全16種で国の規定と異なる方法で燃費データを測定していたと発表,正規とは5%内の差

◎(刊5/19総合3) トヨタ紡織は50年までに工場から出る二酸化炭素の排出量をゼロにするなどの2050年環境ビジョンを発表,廃棄までも  (環境計画やビジョン,報告書の策定季節を迎える;7月は環境月間)

●(刊5/19環境13) シチズン時計はシチズンLの120モデルでカーボンフットプリント認証を取得,ソーラー発電,紛争鉱物不使用など (腕時計で初)

◎(刊5/17電機11) NTTドコモは基地局で発生した熱を外気で冷却し消費電力を削減するシステムをの運用を開始,エアコンのみからセンサー等

◎(刊5/17地域経済27) データ・テックは車両の燃料消費量等自動記録装置で第28回中小企業優秀新技術新製品賞を受賞,タコグラフとエコドライブ

米科学アカデミーは遺伝子組み換え作物は人間や動物が食べても安全と結論

2016年05月21日 | 週間ニュース:ピックアップ
気になるニュース 20160515-20160521

◎(経5/20企業総合11) 日本風力発電協会は今後数年で環境アセスを終えた風力発電案件が次々と着工し15年末の304万kWから20年代初3倍に

●(経5/19夕刊社会15) 警視庁は鹿島とその社員を廃棄物処理法違反容疑で書類送検,都内の学校建て替え工事で残ったコンクリートを学校敷地内埋設

●(経5/18夕刊表紙1) 米科学アカデミーは遺伝子組み換え作物は人間や動物が食べても安全と結論づける報告書,野生種との交配による危険性もない

●(環5/18資源循環5) 京都市の山本清掃は京丹波の拠点で古紙リサイクル・ウエス事業が着実に安定成長,リユース向けなど100品目に分類選別で
http://www.yamamoto-mrc.co.jp/service/waste.html

●(経5/18社会34) 三菱自動車は燃費データ改ざん問題で,主力車種アウトランダーのPHVでも机上計算で燃費基礎データ算出,荷重走行せず <救いようもない組織>

◎(経5/17表紙1) G7環境相会合は富山で代替フロンHFCの生産規制などを盛り込んだ共同声明を採択し閉幕,今後モントリオール議定書改定 <オゾン層破壊係数は低いが、温暖化係数が高く温暖化を促進するため>

◎(経5/17グローバルBiz6) 国連は地球温暖化対策を話し合うボン会合を開幕,パリ協定のルール作りを始動,途上国の資金援助と各国の排出削減の扱い

●(経5/16表紙1) ダイキン工業とパナソニックはエアコン事業で包括提携交渉,環境技術を共同開発し成果で新興国を開拓,新たな冷媒開発など (世界首位と家庭用国内首位が提携)

◎(刊5/16パーソン4) 早稲田大学大学院の有村教授は異見卓見欄で二国間クレジット制度がパリ協定で認知されたが環境省の補助金額少なく足踏みと

◎(経5/16夕刊社会12) 国連環境計画は化石燃料や木材など天然資源の有効活用を図れば世界の2050年の資源採掘量を最大28%減可能と報告書 (基準年不明)

三菱化学は透明型有機薄膜太陽電池でエネルギー変換効率を世界最高の6%を達成

2016年05月15日 | 週間ニュース:ピックアップ
注目ニュース20160508-20160514

◎(経5/13夕刊ニュース2) 日本経済新聞は厄介な外来動物や過繁殖動物の駆除で活躍する人々を紹介,アルゼンチンアリの駆除の国立環境研究所五箇氏他 (環境対策の成果に熱血漢の存在あり

◎(刊5/12エネルギー14) 中国電力はBASFジャパンなどと共同で石炭灰の混ぜないコンクリートと養生時間が同じ石炭灰コンクリートを開発 (硬化促進材混和)

◎(刊5/12地域経済25) 宇都宮のCDPフロンティアは大谷石採取場跡地の地下冷水を栽培温度管理に活用した夏秋イチゴの生産を商用化,夏場結実

◎(経5/11企業12) 日本経済新聞はセメント大手が本業の需要縮小にらみ燃料用廃棄物から貴金属を取り出し資源リサイクルを拡大と,石膏も

●(刊5/10素材13) 大王製紙はエネルギー使用量を10分の1にするセルロースナノファイバーの実証設備を稼働,解繊工程を粗微粉砕の2工程化 http://www.daio-paper.co.jp/news/2016/pdf/n280509b.pdf

●(刊5/9素材11) 三菱化学は透明型有機薄膜太陽電池でエネルギー変換効率を世界最高の6%を達成,従来3%台,構造設計見直し商用レベルに(1m2で60W出力)<建物外壁への利用が可能に>

◎(経5/9生活14) パナソニックはシステムキッチンの最上位モデルに食器を検知して水の出し止めを制御する電波式センサー搭載,6月発売 (透明なガラスや黒い調理器具にも反応容易) http://news.panasonic.com/jp/press/data/2016/04/jn160414-1/jn160414-1.html

●(経5/7夕刊表紙1) 竹中工務店等は自動車や人が繰り返し踏み通っても芝生が枯れないようにする技術を開発,ハニカム構造の樹脂パネルで保護 (クレアテラ(屋上緑化)と共同開発)


G7環境相会合事務局は代替フロンの生産規制で合意目指す

2016年05月14日 | 週間ニュース:ピックアップ
気になるニュース 20160508-20160514 修正版

●(経5/13夕刊表紙1) マイクロソフト,世界自然保護基金など60超社や4団体は再生可能エネルギー購買者連合(REBA)を設立,普及へタッグ  (このような動きは米国企業ならではですね)

●(経5/13表紙1) G7環境相会合事務局は代替フロンの生産規制で合意目指す,30年代半ばまでに8割削減,オゾン層対策効果も温暖化影響大 (現在規制なし)

●(経5/13夕刊総合3) 政府は50年に温暖化ガス排出量をを80%削減する地球温暖化対策計画を閣議決定,短期目標も明記,環境省実現策検討開始 (20年に05年比3.8%減,30年に13年比26%減,家庭や企業から4割削減など)

◎(経5/13国際6) 英オックスフォード大学は石炭火力発電を大幅に増強するという日本の計画は誤った予測に基づくと報告書で警告,巨額評価損 <WWFも気候変動対策にならないと指摘している>

●(経5/13夕刊社会13) 総務省は建物解体時に石綿の使用調査が不適切の事例52例あるとして環境省等に自治体通じ業者に適正な実施を促すよう勧告

●(経5/12企業総合13) 三菱自動車の益子会長は燃費不正の要因として社内は閉鎖的で問題の根は深いと分析,経営者は知らなかったでは済まない責任 (新職場に就任して真っ先にやるべきことは潜在リスクの把握ですが,どうされたのでしょうか)

●(経5/12夕刊社会14) 世界保健機関(WHO)は世界3千以上の都市の8割が大気の微小粒子状物質の基準値超過と指摘,日本は東京,京都,福岡等 <てっきり綺麗だと思っていました>
http://www.who.int/entity/phe/health_topics/outdoorair/databases/cities/en/index.html

●(刊5/10総合2) 製品評価技術基盤機構(経産省)は東南アジア諸国連合の化学品規制情報などを集積したデータベースを構築し運用開始,無料

◎(経5/10社会34) 日本野鳥の会は全国の市民らによるツバメ観察調査で都市部や市街地では1つの巣から巣立つひなの数が平均4羽以下で減少に

●(経5/9法務15) 政府は企業向けの内部通報制度指針を今夏にも見直す,制度が十分機能していないので,通報者の処分減免や制度整備を促進

京大の研究グループは遺伝子操作で酵母の耐熱性を向上、バイオ エタノール生産性を飛躍的に向上

2016年05月08日 | 週間ニュース:ピックアップ
注目ニュース20160501-20160507

◎(刊5/5自動車5) 住友ゴム工業は環境保活動「チームエナセーブ未来プロジェクト」を14日開始,ユネスコと協働全国8か所で
http://www.unesco.or.jp/mirai/news/2014/7541412224512.html

◎(刊5/5モノづくり18) 日本電化工機は専用塗装具を使い円筒状に噴霧させる超防食塗装技術を開発,塩害などを4年以上防止,奥まった箇所まで塗装
http://www.e-mybooks.jp/n-denka/choubousyoku/A

◎(経5/2表紙1) 大林組と川崎重工業は関西電力,神戸市の協力を得てLNG8割と水素2割の混焼発電所を設置し18年に地域に供給,国補助

◎(経5/2科学技術13) 広島大学と森林総合研究所などの研究グループは放射性物質で汚染された稲藁や木材などからメタンガスを作る技術を開発

●(経4/30夕刊表紙1) 京都大学の研究グループはバイオエタノールの生産コストを5分の1にする技術を開発,遺伝子操作で酵母の耐熱性を向上 
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research/research_results/2015/160317_2.html

国交省は16年3月末に建築基準法に基づく直交集成板設計基準の告示を公布・施行

2016年05月07日 | 週間ニュース:ピックアップ
気になるニュース 20160501-20160507

◎(経5/7表紙1) 日本経済新聞は食と農次代に伝えたい連載3で鹿児島のいおワールド水族館に沈黙の海と題する水槽を設置し独善を戒めと

◎(経5/7企業11) 日本経済新聞は太陽光パネルメーカー各社が家庭向けの営業に注力,保守拠点倍増や蓄電池,電力変換装置などとセット販売と

◎(経5/7投資情報17) 日本経済新聞はリース大手が17年3月期に8社中6社が増益の見通し,再生エネルギーなどの新分野が好調で

◎(経5/3政治4) ワシントン条約締約国会議事務局は議題を公表,ニホンウナギを規制の対象とする提案は見送られた,欧州は管理強化動向理解 (ニホンウナギの資源問題がないわけではない)

◎(経5/3アジア9) 日本経済新聞は台湾の企業がベトナムで建設中の世界最大級製鉄所の近海で魚が大量死で社会問題化と,台湾社の発言に激怒 (台湾社の発言;魚やエビを取るか製鉄所を取るか)

●(刊5/2環境10) 日刊工業新聞はNEWS拡大鏡で製紙業界の環境ラベルの取得の動き目立つと紹介,特に生物多様性に配慮,持続可能な調達を

●(刊5/2建設13) 国土交通省は16年3月末を中心に建築基準法に基づく直交集成板設計基準の告示を公布・施行,日本の森林再生の切り札に (直交集成板;クロスラミネイテッドティンバー,6階建など木造大規模建設が可能に)

◎(経5/2社会31) 日本経済新聞は水俣病公式確認60年の5月2日水俣市などが慰霊祭を開催,救済待つ被害者多数,苦しみなお続くと