ISOな日々の合間に

土曜日は環境保護の最新の行政・業界動向、日曜は最新の技術動向を紹介。注目記事にURLを。審査の思い出、雑感なども掲載。

注目ニュース090322-090328

2009年03月29日 | 週間ニュース:ピックアップ
●(経3/28首都圏33) 水産総合研究センターはマグロの凍結温度をマイナス5,60度から-40度に引き上げる実験,入札ではやや安値,品質OK http://www.fra.affrc.go.jp/pressrelease/pr20/210325-2/

●(刊3/26科学技術30) 農業環境技術研究所(独法;つくば)は飼料イネとから酵素と微生物で貯蔵状態で糖化発酵しエタノール化する製造技術を開発 http://www.niaes.affrc.go.jp/techdoc/press/090325/press090325b.html

●(経3/23企業9) 東芝はメタノール補給型充電用小型燃料電池の量産を横浜で4月開始,9年度末までに内臓の携帯電話機やパソコンを商品化

◎(経3/26企業11) トヨタ自動車は5月発売のハイブリッド車(プリウス新型車)の概要を公表,燃費性能を1割向上,太陽光パネル設置など http://toyota.vo.llnwd.net/e1/toyota/prius/

◎(経3/25夕刊総合3) 日立製作所は茨城県内の顧客企業に工場電力の大半を自然エネルギーに切り替えるESCO事業を4月から開始,DICの工場

◎(刊3/25素材13) 出光興産は青色有機EL素子の発光効率を40%向上させる要素技術の仕組み解明にめど,現状29%弱,11年にも実用化

◎(刊3/25環境12) 村田製作所は全事業所と全子会社で産業廃棄物管理票の電子化を完了,自治体への報告は管理団体が代理で (地味な努力を評価) http://www.murata.co.jp/new/news_release/2009/0324/index.html

◎(刊3/24総合3) 日立建機が支援する豊かな大地(NPO)はカンボジアの農業復興プロジェクトで地雷除去し小学校の建設や農道整備など完了 (このような環境対策もありますね)

◎(刊3/23環境14) ライオンは排水からホウ素を除去する技術を開発,特定構造の無水アルミン酸カルシウムと硫酸カルシウムで,低コスト http://www.lion.co.jp/ja/company/press/2009/2009028.htm

○(刊3/27環境18) 三井金属は電子回路基板から有価金属を回収する再資源化事業を強化,広島県竹原の製煉所に前処理の焼成炉を設置へ

○(刊3/27表紙1) オリックス自動車はレンタカー車両としてホンダの新型ハイブリッド車を400台整備,オリックスレンタカーなどの店舗へ

環境ニュース 090322-090328

2009年03月28日 | 週間ニュース:ピックアップ
●(経3/28首都圏33) 日本経済新聞ハペットボトルのリサイクルで自治体の独自処理が中国需要が消え採算合わず停滞,国頼みに乗り換えもと紹介 (安定リサイクル優先か損得優先か)

◎(経3/26夕刊表紙1) 環境省は炭素相殺商品の認証制度を4月に立ち上げる,判断基準を設け海外環境協力センターを認証機関に,温暖化対策の手段 (炭素相殺;カーボンオフセット、判断基準に注目)

◎(経3/26首都圏37) 神奈川県や東京都など28自治体はヤマトHなど約70の運業者と連携して産廃の不法投棄対策で監視や通報,配送網利用 (既存の制度の成果が報道されていないのが残念)

◎(経3/26経済5) 政府の国内排出量取引制度で08年度の企業などの温暖化ガス排出削減目標の審査結果,78社団体が通過,5社団体未満 (審査通過企業等の目標達成の場合の温暖化ガス排出削減量など肝心な情報は不明)

◎(経3/26総合3) 日本経済新聞は新エネルギー普及へ行政の補助金を追い風に住宅各社が装置を安価に提供し不振の住宅販売てこ入れと動向紹介

●(環3/25表紙1) 産業構造審議会化学バイオ部会地球温暖化防止対策小委員会は冷凍空調機器からの冷媒フロン放出の調査で漏れ量非常に大きい

●(経3/25夕刊表紙1) 環境省はアジア地域に公害と温暖化を一体的に防止する技術を供与へ,保有する日本企業の協力を得て,製鉄所や食品工場へ

●(経3/25新興13) 日本経済新聞は中小の自動車関連サービス会社が格安のレンタカーサービスを相次ぎ開始と,ガソリンスタンドや中古車店活用

●(刊3/25総合2) 経済産業省は企業の環境問題への取り組みの積極性を評価する環境力の評価手法を作成,将来は指数化,情報開示の仕組みなど (環境省は情報開示の評価止まり,経済産業省は一歩踏み込むも,日本経済新聞の総合評価以前)

◎(経3/25経済5) 政府はチェコ政府から温暖化ガス排出枠4000万トン購入の方向で最終調整,その他と合わせて政府計画の1億トンほぼ達成 (税金を省エネでなくこんな使い方をするなんて,省エネ努力をしている国民感情を逆なで)

3◎(刊3/24自動車4) 日刊工業新聞は自動車部品業界で部品リサイクルのため設計見直しの動きとLEDランプ採用に伴う材料見直しなど紹介

●(経3/23経済3) 経済産業省はオフィスの省エネ促進策として省エネ診断や省エネ改修,センサーや制御装置の標準化,管理士制度の拡充など

忙中閑あり(20090326)

2009年03月26日 | お楽しみ
今週は家内とゆっくり時間を共有できました。普段、私が審査などで忙しいときは大概家内も仕事で結構忙しい。

今日は、サンマルクで私の誕生祝の昼食会です。誕生日が近づくとサンマルクから3,000~¥4,000程度の手頃なバースデーコースの案内が届く。この数年は毎回、妻と私の誕生祝の一つとして出かけています。焼きたてのおいしいパンを幾種類も楽しめるのが気に入っています。

昼食時の店内は満席。その客の9割が女性たち。そして、その半数は結構な年齢のご婦人のグループ。きっと不器用なご主人たちはそれぞれ自宅でごろごろしているのでは?考えすぎか?

遡って火曜日は、喘息気味で保育園を休んでいる孫のお相手のために娘の実家へ一緒に出かけ、孫とのひと時を楽しみました。2歳になりますが、この頃は片言の言葉を話すので彼の意思がだいぶ伝わるようになり、いっそう仲良しになってきました。

夕方は、サントリーホールでのクラシックコンサートへ。オケは「オランダ・アーネム・フィルハモニー管弦楽団」。常任指揮者の小林研一郎に率いられてやってきた。二週間の日本公演の最終日ということで指揮者もオケも熱の入った演奏だった。

冒頭に、日本とオランダの貿易400周年記念にオランダの現代作曲家ケース・オルタウスに作曲委嘱された「地蔵」が日本初演された。
その後、中村紘子のピアノによるグリーグ作曲「ピアノ協奏曲」、アンコールは「ショパンの夜想曲第20番嬰ハ短調[遺作]」、そしてムソルグスキー作曲「展覧会の絵」です。

初めて名前を聞くオケですが、指揮者の統率も良く、弦はやや弱いが(ほとんど女性で構成)それなりにまとまり、重く力強い金管が印象的。全体としては一流というほどの器用さも繊細さも無いが、派手で重い今回の選曲はこのオケにふさわしいものだった。そこそこに楽しめました。

注目ニュース090315-090321

2009年03月22日 | 週間ニュース:ピックアップ
●(刊3/20科学技術14) 産業技術総合研究所はカーボンナノ構造体を使い予熱不要の可搬型X線源を開発,ヒーターやフィラメント不要 (FED(SED)テレビに応用可能かなあ)
http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2009/pr20090319/pr20090319.html

◎(刊3/20生活9) 日本総合研究所は食品産業CO2削減大賞でアヲハタの地中冷熱を利用した冷却システムとサントリーの飲料工場稼働を大臣賞
http://www.aohata.co.jp/mc001_news/detail/20050701_01.html

◎(刊3/20表紙1) 三洋電機は高感度センサー技術を開発,セル内でインパクト・イオン化で電子増殖,暗がりでの監視カメラなどに応用

◎(経3/20総合9) 丸紅は小規模水力発電事業に乗り出す,5年以内に10箇所の新規建設や買収を目指す,長野県伊那で発電後の用水を再利用

◎(経3/20企業10) 三洋電機は商品配達など営業用に電動ハイブリッド自転車を発売,大型前かごや両輪駆動方式
http://www.sanyo.co.jp/koho/hypertext4/0903news-j/0319-1.html

○(刊3/20生活9) アサヒビールは吾妻橋本部ビルで二酸化炭素削減を加速,全窓ガラスに断熱コーティングなど

●(経3/19企業13)パナソニックは東京都江東に家庭から排出する二酸化炭素を実質的にゼロにする住宅のショールームを4月に開設 (蓄電池を備え相殺しない仮想住宅でないのは評価)

○(刊3/19自動車4) ニッポンレンタカーはホンダの新型ハイブリッド車「インサイト」を全国で260台導入し貸し出しを開始,6時間7350円

●(環3/18資源循環5) 日本クロネスは独自の真空洗浄装置を使いマテリアルリサイクルで得られた再生樹脂をペットボトルに安価に再生と本格営業 (Bottle to Bottle バージン材利用の半値で再生と)

◎(刊3/18環境13) キリンHはL乳酸(バイオマス由来のプラスチック原料)を高純度で高効率で生産する酵母の育種に成功,情報提供

◎(刊3/17環境13) 東京ガスは都市ガスの付臭剤成分を変更し燃焼排ガス中のSOXを半減,メルカプタン系からシクロヘキセンに
http://www.tokyo-gas.co.jp/Press/20090316-01.html

◎(刊3/16建設19) イーグルヴィジョンは大阪市の阪神高速技術と共同でセラミックスを使った短時間高耐久道路補修技術を開発,酸化マグネなど <今後は補修による道路の寿命延長が重要課題>

環境ニュース 090315-090321

2009年03月21日 | 週間ニュース:ピックアップ
◎(経3/20社会31) 東京都はトイレ汚水の河川への垂れ流しに関連して雨が降ったら臭いなどの場所が他にもあるかもしれないと他の河川も調査と (環境総点検(レビュー)の典型例)

◇(経3/20社会30) 毎日新聞社はヤマダ電機が不要家電1699台横流しと不正確報道で控訴を取り下げ支払賠償判決を受け入れた,110万円

ヤマダ電機の表明サイト
http://www.yamada-denki.jp/information/pdf/090319.pdf


毎日新聞の表明サイト
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20090320ddm012040100000c.html


◎(経3/19夕刊総合3) 電気事業連合会は2月の電力需要実績(速報)で産業用大口需要が前年同月比26.4%減の180.4億kW時と大幅減少と (生産高あるいはGDP比が知りたいもの)

◎(経3/19経済5) 経済産業省は新エネルギーの発電や調達コストを電力会社が明示することを義務付ける制度作りに着手,検針票などに負担額

○(経3/19夕刊総合2) 環境大臣は日本経団連など経済・業界団体が17日付の新聞各紙に温暖化対策には大きな負担が伴うとの意見広告に一方的と

●(刊3/19東日本28) 東京都中小企業団体中央会はエコアクション21の認証を取得,中央会で初めて,地域事務局はすでに認定済み

◎(刊3/19環境11) 環境省はカーボンオフセットの取り組みの信頼性を第三者機関が認証する制度を4月中に開始,窓口は気候変動対策認証センタ

●(環3/18土壌9) 環境省は土壌汚染対策法に基づく土壌の受け入れでセメント業も廃棄物最終処分業も処理業の許可が必要との考え

◎(環3/18土壌9) 環境新聞はホットスポット欄で国民に土壌などの環境基準の理解が必要と指摘,梅干しや水銀電池を庭先に放置した場合を例に (梅干し1個や水銀電池1個を庭先に放置すると付近の土壌でシアンや水銀の環境基準超過も)

●(経3/17全面広告36) 経団連や日本化学工業協会など58団体は考えてみませんか私たちみんなの負担額,3%でも世帯当たり105万円と全面広告 (GDP当たりでは世界トップレベルだが,市民当りでは下位,国家財政の借金と比較すれば小さい額)

●(刊3/17環境13) 中央環境審議会の騒音未規制施設専門委員会は7.5kW以上の原動機送風機を持つ冷却塔を騒音規制法の特定施設に追加へ (ボイラと冷凍機は苦情件数が減少のため見送り)

◎(経3/16科学13) 日本経団連は10年の締約国会議に向け生態系保全に配慮した経営の促進などを盛り込んだ生物多様性宣言をまとめた

自らのヒューマンエラーと「安心センサー」

2009年03月19日 | 出来事
写真は、小松原 明哲 (著) 「ヒューマンエラー 」第2版です。

ISO9001 や ISO14001の審査でもヒューマンエラーによる事故、計画の遅れ、目標未達、ルール違反などに遭遇します。再発を防止するために原因を調べ、その原因を取り除くために、仕組みを見直したり、設備面での変更を加えたり、担当者の再教育をするなどの対策が採られ、その対策が有効だったことを確認して一件落着です。

その意味で、ヒューマンエラーが起こる背景や要因を知り、対策をよく理解しておく必要があります。ヒューマンエラーの卑近な例では、ストーブの消し忘れや手紙の出し忘れ、薬の投与量の間違いなど、ヒューマンエラーが原因の事故はさまざまあり、「家でする失敗は、職場でもする」「職場でする失敗は、家でもする」といった人間のふるまい(行動)を理解しなければ解決の糸口つかむことは出来ない。

この本は、1~2章でヒューマンエラーを体系的に分類しその本質に迫り、3章以降は「原因」からみたヒューマンエラーごとにその背後要因や対策を、わかりやすく解説されているとの書評をみて読んでいます。

ところが、その最中に自らヒューマンエラーを起こし、火事になるところでした。幸にもフェールセーフ機能に救われ、事なきを得、ほっと胸をなでおろしました。

昨日、仕事中にお茶を飲むためお湯を沸かそうとして小型のケトルをガスコンロにかけました。
お湯が沸くまで事務所に戻り、ほんの1、2分間雑用を済ませ戻るつもりでした。ところが、重要な仕事だったので、いつの間にかお湯を沸かしていることを忘れ仕事に没頭してしまいました。

1時間ほどで仕事が終わり、お茶でも飲もうと炊事場へ戻ると、ガスコンロにケトルが乗っている。いつもより何となく黒ずんでいて、持ち上げると冷たくて軽い。中をのぞくとそこが黒ずんでいる。水を蒸発乾固したときの様子です。それを見てあっと声上げました。失念していたことに初めて気付き、すっかり肝を冷やしました。

幸にも「安心センサー」(調理油過熱防止装置)つきのコンロだったので、センサーが鍋底の温度を感知し、温度が上がりすぎるとガスを自動的にストップしてくれたのです。コンロのフール・プルーフに救われました。このコンロは三口型で、安心センサーは一箇所しか付いていませんが、今後は安心センサー付きのコンロしか使用しないように心掛けることにしました。

参考までに安心センサーの例を紹介します。
http://home.tokyo-gas.co.jp/living/kitchen/conro/merit/

注目ニュース090308-090314

2009年03月15日 | 週間ニュース:ピックアップ
◎(経3/14消費27) 日本経済新聞は保温調理器や繰り返し使えるラップを紹介,サーモスのシャトルシェフ,三信ゴムのシリコーンラップなど
http://www.thermos.jp/Products/kitchenware/shuttlechef.html

●(経3/13企業11) 三菱重工は発電効率と出力が世界最高のガスタービンを開発,燃焼温度1600度Cでも耐える
http://www.mhi.co.jp/news/story/0903124805.html

◎(経3/13首都圏31) 日本経済新聞は都内の自治体が太陽光発電システムの家庭への普及のため設置助成や売電価格上乗せなどと,国や都との併用可

◎(刊3/11中堅25) 都東村山のワイピーシステムは電解クロムメッキ被膜に残留した六価クロムイオンを既存のラインで除去する技術を開発 (電界抽出し三価にして回収)

◎(刊3/11環境11) シャープはアサザ基金(NPO)と連携しシャープの森を舞台に小学生向けに生態系保護の出前教育を実施,出前授業拡充 (事業直結(PR)型からの脱却へ)

◎(刊3/11環境11) 米ウォルト・ディズニーは12年までに温暖化ガス排出量を半減する自社目標,究極的にはネットでゼロへ,廃棄物もゼロへ (本気で取り組めば社会的影響が大きい)

◎(刊3/10表紙1) NEC,キヤノン,東芝など大手電機各社は電子タグを活用した実証実験をテコに国際物流の省力化やグリーン化を推進 (パレットの活用や再利用なども)
http://robonable.typepad.jp/news/2009/03/20090310-77aa.html

◎(刊3/10情報11) NTTデータはウェブサイトで里山などに生息する生き物の情報を提供するシステムを構築し日本自然保護協会に寄贈

◎(刊3/10素材13) 三菱ガス化学は半導体の回路線幅22nm製造プロセスに対応したレジスト材料をサンプル出荷,芳香族アルデヒド
http://www.mgc.co.jp/news/2009/pdf/090309.pdf

○(経3/10経済4) 日本政策投資銀行は使途を環境対策に限った新協調融資を開始,第一段にキリンへ200億円,省エネや廃水処理などに充当

◎(刊3/9自動車4) カーシェアリングジャパンは東京都心部で需要が見込めると判断し3月中に4箇所など数十か所の拠点開設へ
https://gazoo.com/NEWS/NewsDetail.aspx?NewsId=0ee38803-352d-42e3-a6be-d5727706070f

◎(経3/9科学13) 民間活力開発機構,日東電工,経済産業省など産官学組織は移動式淡水化装置を開発,自然エネルギー利用で

環境ニュース 090308-090314

2009年03月14日 | 週間ニュース:ピックアップ
●(経3/14社会34) 原子力保安院は内部通報を受けて東京電力が柏崎刈羽原子力発電所の98年頃の点検で配管表面にひびを発見し報告せず補修と (総点検でも浮上せず,記録に残らない不正は発見がいかに困難か,過去の不正追及や非難より現在の管理システムの実効性の方が大切だが,不明)

◇(経3/13企業13) 三洋電機,オムロン,パナソニック電工は中小店舗向けの省エネビジネスを拡大,4月施行の改正省エネ法の規制拡大で
http://www.enecho.meti.go.jp/topics/080801/3.pdf

●(経3/11社会34) 全日空は乗務員や整備士などによる避けられないヒューマンエラーがあった場合,処分の対象外とし,報告促し再発防止 (他山の石)

●(環3/11表紙1) 政府はエネルギー供給構造高度化法案と石油代替エネルギー法改正案を閣議決定し国会へ提出,太陽光発電買取制など

◎(刊3/11環境11) 日刊工業新聞はカーボンオフセットのブームの先に欄(上)取組定着へ,で元年が過ぎ問われる本質,相殺でなくマイナス必要(相殺という概念に問題内包,架空削減から実質削減へパラダイムシフトを)

○(経3/11社会35) 国土交通省北陸地方整備局はJR東日本の違法取水問題で水利権を取り消す(ので取水を禁止する)命令書を出した,再開未定

◎(経3/10夕刊社会15) 福岡県警は福岡県太宰府の九州国立博物館でアンモニアガスが漏れ,施設点検中の作業員が死亡(空調機の冷媒かな)(悪臭防止法,消防法,劇毒物取締法の対象,作業員や管理者が承知していたかな)

○(経3/10夕刊らいふ7) 日本経済新聞はらいふプラス欄でグリーン・ニューディールって何と環境投資政策を解説,景気浮揚のためと,日本出遅れ気味

●(経3/9経済3) 政府は企業のグリーン電力証書の購入で購入費用を非課税の損金扱いへ,グリーンエネルギーマーク使用の企業を対象

◎(刊3/9環境11) 日本電力調査委員会は18年度の流通対応電力需要を1.184億kW時,07年から年率0.8%増で下方修正

◇(経3/9ニュースマスター17) 日本経済新聞はエコノ入門塾欄でハイブリッド車が人気,販売好調の理由を紹介,部品を小型化し低価格化,国も購入促進策

◎(経3/8サイエンス9) 日本経済新聞はサイエンス欄で老朽原子力発電所の大量解体時代へ,作業完了に時間,技術蓄積も課題と指摘

お気に入りの曲に浸るひと時

2009年03月13日 | お楽しみ
この2週間は多忙でした。一日と八日の日曜日は何れも13時-14時頃に出発し、半日が潰れる高岡と札幌への移動日でした。そして月曜日と火曜半日を審査にあて、火曜日20時前後に帰宅しました。

水曜日は木曜日の審査のための移動日であり、先週は沼津、今週は名古屋へ。そして金曜日は都内で審査。かなりタイトな予定でした。土曜日も審査や出張の準備に時間を割くので休日とは言い難いかもしれません。

好きな仕事とはいえども今回は多少疲れ気味です。そこで、お気に入りの音楽に浸り、しばし心身をリフレッシュする必要があります。今回のお気に入りには以下の二曲を選びました。皆さんにもお勧めできる選曲です。

ハイドン作曲 チェロ協奏曲第2番
演奏: ケラス(ジャン=ギアン)、 フライブルク・バロック・オーケストラ
指揮: ミュレヤンス(ペトラ)、録音:2003年
「カナダ出身の独奏者ケラスの表現力はフレッシュ。録音の透明感も分離も十分。曲に安心して身を任せ、その透明で多彩な表現を楽しむことが出来る。」

レスピーギ作曲 リュートのための古風な舞曲とアリア:第3組曲
演奏: イタリア合奏団 録音:1990年
「明るくつややかでよく歌うイタリアの弦楽本来の味わいが新鮮で楽しめる。表情豊かで音楽の変化が小気味よく反応し、重くならないのが良い。録音もよい。」

ホテルのケータリングサービス:初経験

2009年03月10日 | 旅先にて
今週は月曜日と火曜日の午後14時までのほぼ半日、札幌の某公社でEMSの審査に従事しました。昨年は更新審査でも訪れています。今回は、日曜日の14時に家を出発し、火曜日の19時半に帰宅するスケジュールです。

日曜日の18時版頃、札幌駅前のワシントンホテル(最近、ホテルグレイスリー札幌とリブランドされてる)に逗留。今回は朝食付きで予約されていました。いつもは会社の担当アシスタントが夕食別、朝食別で予約するのですが、今回は一泊6800で朝食が付いています。幸運です。チェックインの際に隣にいた人が受けている説明をそれとなく聞いていると、朝食のケータリングサービスもあるらしい。

ホテルでケータリングサービスを受けたことがないので早速申込んでみました。メニューは洋食と和食の二種。そこで月曜は洋食、火曜には和食を申し込みました。

因みに、洋食メニューの内容を次のように紹介している。
 クロワッサンとベーグル:北海道各産地小麦「ほくしん&はるよこい」を使用
 スモークサーモン:浦河沖の天然鮭「銀聖」を使用
 生ハム:原則北海道産を使用する
 モッツァレラチーズ:日高乳業産
 クリームチーズ:音更産を使用
 野菜:できる限り北海道産を使用
 ヨーグルト:よつば乳業北海道工場で作っているヨーグルト
 フルーツ:出来る限り北海道産を使用

冒頭に写真を載せました。味もボリュームも十分。7:00から7:15までに部屋に届き、部屋着のまま受け取れるので便利です。しかし、たまたま今回に限り経験できたということで十分です。

駅やホテルから顧客まではほとんど何時もタクシーを使用し、審査中はあまり動き回らない、そのうえ毎日このような食生活を続けると確実に運動不足でメタボになるでしょう。仕事には何よりも健康が第一ですので。

新千歳空港にて。

注目ニュース090301-090307

2009年03月08日 | 週間ニュース:ピックアップ
●(刊3/6自動車4) ブリジストンはランフラットタイヤの乗り心地を普通のタイヤと同程度にする技術を開発,材質や形状などで (ランフラットタイヤ;パンクしても走行可能な側面補強タイヤ、快適さと環境性能の両立)
http://www.bridgestone.co.jp/info/news/2009030301.html

●(経3/6企業11) リコーは古紙配合率100%のコピー用紙の販売を4月開始,製紙工場の定期監査や古紙価格下落で品質維持と量産可能にと

◎(刊3/6環境12) 埼玉県はホンダと環境分野で包括的な協力協定を締結,緑と川の再生や環境対策車の普及,環境学習など (神奈川県と日産に対応したものかな)

◎(刊3/6エレクトロニクス9) 岩崎電気はランプ効率を引き上げたセラミックメタルハライドランプを開発,水銀代替で消費電力41%減,定格寿命1.5倍 (水銀灯代替化可能な明るさ確保)
http://www.iwasaki.co.jp/whatsnew/release/fec-ceraluxace-ex/index.html

●(刊3/5科学技術24) 京都大学の研究グループは負の膨張(温度と共に収縮)係数を持つランタン銅鉄酸化物を合成
http://www.chem-station.com/chemistenews/2009/03/post-198.html

◎(刊3/5建設18) 愛知県高浜のマルスギは太陽光発電を設置しやすい陶器瓦を増産,平板瓦で瓦同士の段差を少なくした

◎(経3/5企業11) 第一交通は10年3月末までに全保有車の7分の1に当たる約千台をアイドリングストップ車に切り替える

●(刊3/4科学技術22) 産業技術総合研究所は仏国立科学センターと共同で光半導体素子の発光効率を30倍に高める手法を発見,V溝で全反射防止し
http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2009/pr20090303/pr20090303.html

●(刊3/4表紙1) 東京理科大学の研究グループはカーボンナノチューブを振動低電流あーく放電法で大量に高速生産する技術を開発

◎(刊3/4エレクトロニクス8) シャープは様々な屋根の形状や面積に合わせて効率よく太陽電池を敷き詰められる太陽光発電システムを4月に発売,小型単位 (7-25cm刻みのモジュールで)

●(刊3/2環境11) 近畿環境興産など廃棄物処理業者11社は液晶パネル拠点から排出される廃棄物の再資源化を目的に新会社,ワンストップ処理  (ワンストップ;一か所で一度に(課題を解決),欧米の行政サービスから)

●(環2/25表紙1) グリーン購入ネットワークは環境にやさしい買い物検定制度を立ち上げる方針,内部にグリーン購入検定機構を設け年内実施へ

環境ニュース 090301-090307

2009年03月07日 | 週間ニュース:ピックアップ
◎(経3/7企業11) 日本電力調査委員会は08年度の国内電力需要が前年度比1.4%減,7年ぶり減少,うち産業用が3.9%減と景気後退反映 (いつになったら温暖化防止で減少と報道されるのか)

●(経3/5夕刊社会21) 神奈川県警は川崎市の丸栄建材とコンクリート製造工場の工場長らを水質汚濁防止法違反容疑で書類送検,アルカリ性排水放水 (作業時にコンクリート廃液,設備や容器の洗浄時に無自覚に側溝に排水してしまうこと後を絶たず)

◎(経3/5表紙1) 三菱商事はスペインのアクシオナ(新エネ)と提携し,太陽光発電子会社の株式を34%取得し世界最大の発電所運営に参画

○(刊3/5総合2) 経済産業省は米国のロスアラモス国立研究所などとの環境。エネルギー分野の研究協力で4月にも覚書締結の見通しと

○(経3/5国際6) 日本経済新聞は今年に入り昨年の英国に続きスウェーデンとイタリアが脱原子力発電所方針を撤回,電力の国内安定供給確保と

○(刊3/5環境14) 東京ガスは社員食堂で特定メニューで代金の一部を途上国の給食代に寄付する活動を開始,TFT活動 (寄付の前に完食が必要では)

◎(環3/4総合3) 環境経営学会は現行のサステナブル経営格付け診断の抜本的な見直しに着手,7社へ減少で,対象分野拡大や評価負担の軽減 (サステナビリティとは何かの定義見直しも必要では)

○(経3/4社会34) 環境省はナノサイズの超微細材料に関し安全配慮利用を事業者などに求める指針案,月内に正式指針,放出抑制など

●(刊3/3環境10) 環境省は補助金付き温室効果ガス排出量取引制度の09年度参加企業を4月末迄公募開始,導入費用の3分の1,枠購入認める

◎(刊3/3環境10) 環境省は09年度に全国の約200世帯を対象に家電機器の省エネ実態調査,消費計設置し効果調査,4月に世帯公募 (やるならマイカー利用なども含む包括的調査を)

◎(経3/3企業9) 日本経済新聞は鉄鋼など素材5業種について業界団体の生産見通しから二酸化炭素排出量を推算,減産で今年度前年度比1割減 (生産減による原単位増を考慮しているかな、技術革新でなく景気変動による哀しさ)

◎(刊3/2自動車5) 経済産業省,国土交通省,自動車タイヤ協会,日本自動車工業会は低燃費タイヤ等普及促進協議会を設置,空気圧監器視搭載へ

誤解だらけの「危ない話」

2009年03月05日 | 雑感
建設業界の談合、JR東日本・信濃川発電所の取水プログラムの改ざん、古紙の偽装、あるいは、食品偽装など種々の企業不祥事とISOの係わりがしばしば話題になる。個人的な意見として、ISO審査の基本はシステム審査であり、企業が意図的に隠している事件を審査の場で見出すことは困難である。

これらの報道に接した時に、直接審査に携わる分野の事件では報道記事を鵜呑みにすることは無く、自ら正しい思う判断をしているつもりでいる。しかし、食の不安を煽る報道の場合、ついつい鵜呑みにしがちな面がある。

この書は、メディアによる不安増幅のメカニズムはどのようなもので、どのように不安を増幅させているのか。メディアの記者たちは、どのような意識で記事を書いているのか。記者たちの思考法はどうなっているのかを著者なりの考えを提供している。( 著者は、現在、毎日新聞社生活家庭部編集委員。)

紹介される意見すべてに同意できるわけではないが、売れる記事としてどのように「危ない・・・」の記事が作られるかを知ることで、正確性に書ける煽りの記事に気づく効果は大きいと思う。

また、「え?本当なの?」と思わず叫びたくなるような「事実」も多数出てくる。

そうした意味で一読の価値があると思う。

砺波へ

2009年03月03日 | 旅先にて
今週前半は、初めて富山県を訪問し二日間の審査に従事しました。

3月1日(日)、13:58大宮発「とき325号」に乗り越後湯沢へ。越後湯沢では金沢行き特急「はくたか14号」に乗り継ぐ。第三セクターの北越急行線経由で直江津へ。直江津を出ると間もなくJR東日本からJR西日本管内に変わり、車内電光掲示板の案内も西日本のものに変わる。

糸魚川と黒部の中間には親不知があり、海岸線ぎりぎりを列車が走る。一か所、護岸が決壊し修復が未完成と思われる部分もあり、海が荒れているときはさぞや不安であろうと想像させる。

今回の目的地は砺波。富山の次の高岡で「はくたか号」を降り、高岡からは第三セクターの城端線に乗り換え砺波へ。家を13時過ぎに出発し、砺波に着いたのが17時44分。凡そ4時間30分の移動でした。

砺波はチューリップで有名ですが、まだその季節ではない様子。

着いて直ぐに仲間二人とホテル近くの飲み屋で久しぶりに中ビール一杯を注文し、20時直前まで歓談と食事を楽しむ。全員が20時からNHKのTV番組「天地人」を見たいとのことからホテルに戻る。しかし、実はそれぞれが酒をほどほどに審査の準備に取り掛かりたかったのだとも思う。皆まじめなので・・・・。

冒頭の写真は砺波駅脇のホテルの部屋から砺波市内とその先の立山連峰をおさめたものです。


注目ニュース090222-090228

2009年03月01日 | 週間ニュース:ピックアップ
◎(経2/27消費31) 経済産業省は家庭用電球型蛍光灯の販売台数が08年,前年比34%増の3,873万個,白熱電球が14%減で1.15億個

◎(経2/27全面広告32) 三菱電機は氷点下の外気から熱を取り出して暖房する技術があると全面広告,フラッシュインジェクション回路を独自開発

○(刊2/26テクノ学び隊29) 日刊工業新聞はテクノん学び隊欄で竹で作った振動板スピーカーを紹介,放置竹林問題解決に期待と,パナソニック
http://panasonic.co.jp/ism/eco/bamboo_speaker/bamboo_speaker02.html

◎(刊2/25環境14) 東京発電は栃木県那須塩原で農業用水を利用した水力発電所を完成,2基で年間180万kW時
http://www.tgn.or.jp/teg/business/what_micro.html

●(経2/24表紙1) トヨタや日立製作所など自動車・電機大手73社は自動車の電子制御ソフトを共通化へ年内に標準規格をまとめ10年にも採用

◎(経2/24消費27) パナソニックは部屋の明るさを自動検知するセンサーを内蔵した住宅用照明器具を発売,約6割消費電力を削減

◎(刊2/24環境12) 日刊工業新聞はNEWS拡大鏡欄で飲料包装材見直しの機運とサントリーが段ボールからフィルム包装への動向紹介(技術進歩が評価を変える)
http://www.suntory.co.jp/news/2009/10337.html

◎(刊2/24科学技術22) 桐蔭横浜大学はプラスチック色素増感太陽電池の耐久性を4-6倍に高めることに成功,酸化チタン成膜法の改良で

◎(経2/23経済3) 三井住友海上とジャックスは太陽光発電を取り入れる家庭向けに融資,削減二酸化炭素排出量を現金で購入。シャープが証書

◎(経2/23企業9) JR東日本はディーゼルハイブリッド車両を本格導入へ,今後10年程度で4割を更新し環境対策を加速
http://www.jreast.co.jp/development/theme/environment/environment01.html

◎(経2/23科学13) 京都大学の研究グループは大阪市の日本化学機械と材木から糖を効率よく取り出す技術を開発,マイクロ波でリグニンをほぐし

○(経2/23科学13) 三菱電機は使用済み家電の破砕プラスチックから高速で臭素系難燃剤含有品を除去する技術を開発,従来の100倍