ISOな日々の合間に

土曜日は環境保護の最新の行政・業界動向、日曜は最新の技術動向を紹介。注目記事にURLを。審査の思い出、雑感なども掲載。

慶応義塾大学と日東電工の研究グループは高精細8K伝送用の光ケーブルを開発

2017年09月23日 | 週間ニュース:ピックアップ
注目ニュース20170917-20170923

◎(経9/23企業12) 三菱電機は電力損失が世界最小の炭化ケイ素パワー半導体素子を開発,搭載の機器の電力消費量を低減,実用化へ (省エネの程度は使用する電気品による)  http://www.mitsubishielectric.co.jp/news/2017/0922.html?cid=rss

●(経9/22企業14) 岩谷産業とタイのインドラマベンチャーズは金属汚染が少ないペットボトル原料の販売を開始,アンチモンによる汚染回避へ (東洋紡が開発したアルミニウム触媒に代替)<PETの重合触媒に使われてきた三酸化アンチモンがH29年6月に労安法・特化物に指定された>

◎(経9/22企業14) LIXILと東京電力Hはエネルギー収支実質ゼロ住宅向けの新サービスを10月開始,太陽光発電システム導入費用実質ゼロ

●(経9/22企業15) ホギメディカルは厚生労働省が医療機器のリサイクル制度を7月に創設したのを受けてリサイクル品の販売承認申請,販売へ (ようやく米国並みに規制緩和)

◎(刊9/22生活18) サントリー食品インターナショナルは飲料食品の賞味期間を日表示から年月表示に切り替えを拡大,全食品商品の9割へ
http://www.suntory.co.jp/softdrink/news/pr/article/SBF0584.html

◎(刊9/21科学技術23) 佐賀大学の研究グループは河川などの鉛イオンを吸着できる水浄化用セラミックスを開発,葉状粒子で吸着能10倍,膜形成可 (鉛脱着の耐久性評価はこれから)

●(経9/18表紙1) 慶応義塾大学と日東電工の研究グループは高精細8K伝送用の光ケーブルを開発,プラスチック製でコスト10分の1,家庭用

◎(刊9/18機械7) 新菱冷熱工業は横浜国立大学と共同で陰イオン交換樹脂を使った配管内腐食を抑制する施工技術を開発,腐食速度60分の1 (新菱冷熱工業;三菱重工系) A

●(経9/18科学技術11) 金沢工業大学と三菱電機は低速で高トルク且つ高速回転性能も維持する永久磁石と電磁石のハイブリッド構造のモーターを開発 http://www.kanazawa-it.ac.jp/kitnews/2017/0922_yaguramaki.html

環境省は企業が情報を開示し投資家が閲覧し対話ができるESG対話プラットフォームを開設

2017年09月23日 | 週間ニュース:ピックアップ
気になるニュース 20170917-20170923

●(経9/23社会38) 水銀に関する水俣条約事務局はスイス・ジュネーブで第1回締約国会議を開幕,施行規則を議論,汚染対策指針や禁輸措置も

●(刊9/22環境14) 環境省は企業が情報を開示し投資家が閲覧し対話ができるESG対話プラットフォームを開設,中堅企業の参加促進狙う (ESG;環境・社会・企業統治投資) http://www.env.go.jp/press/files/jp/106548.pdf

● (刊9/19表紙1) 経済産業省と環境省は再生プラスチックを使った自動車を環境配慮車に認定し,購入時のリサイクル料金の全額免除制度を創設

●(経9/19企業9) 富士通は国連の知的所有権機関が運用する環境技術の普及事業に日本のIT企業で初めて参画,特許技術約200件登録 (日本企業は帝人だけだった) http://pr.fujitsu.com/jp/news/2017/09/19-1.html

◎(経9/19エネルギー16) 国際協力機構や科学技術振興機構などはタイ政府と連携し独自製法により酸化や熱安定性を大幅に改善したバイオ燃料を製造へ

●(経9/19社会30) 加ブリティシュコロンビア大学などの研究グループは15年に日本が輸入した主要天然水産物の約3割が不正な漁業でと対策急

●(刊9/18環境9) 環境省は17年度内に横浜など全国7都市で家庭から排出される容器包装と一般プラスチック製品を一括再資源化する事業実施 (前から要望が強かったもの,ようやくトライアル)

日清紡HSは白金を使わない燃料電池用触媒の実用化に世界で初めて成功

2017年09月17日 | 週間ニュース:ピックアップ
注目ニュース20170910-20170916

●(刊9/15表紙1) 東芝メディカル(キヤノン系)はLPG設備の更新期を迎え全面撤去し温水の熱源をガスボイラーから高効率ヒートポンプに

●(経9/15企業17) 伊藤忠商事は大阪ガス,三井造船と組みバイオマス発電所を新設する海外から燃料を調達して安定稼働につなげる (バイオマス発電は原料の安定供給が鍵)  https://www.itochu.co.jp/ja/news/press/2017/170915.html

◎(経9/14企業14) 三菱ケミカル物流は炭素繊維強化プラスチック製スクリューで動くLPG運搬船の進水式を開いた,燃費が約5%改善,騒音減

◎(刊9/14エネルギー16) 京セラは食品スーパーの多店舗空調の運転を自動調整する自社の需要応答システムを昨年度検証し店舗数多いほど節電効果成功

●(経9/13表紙1) 日清紡HSは白金を使わない燃料電池用触媒の実用化に世界で初めて成功,カーボンロイ,酸素還元を活性化させる構造,安価 http://www.nisshinbo.co.jp/news/pdf/1645_1_ja.pdf

◎(刊9/13表紙1) 東大阪のDNAメタルは常温大気環境で短時間でのダイヤモンド被膜合成に成功,カーボン電極高電圧タングステン用装置使い (気相成長法の代替,品質向上が課題)  https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00442818

◎(刊9/13表紙1) 三菱電機は独自の配光技術で同程度の明るさを5割の省エネで実現するLED照明システムを受注開始,天井照明用 (器具の設計で変わるのが照明の特徴,光の拡散を物理的に制御)

◎(経9/13総合3) フォルクスワーゲンは独フランクフルトで開幕した国際自動車ショーで約300ある全車種に電気自動車かハイブリッド車と (出品の多くのメーカーが雪崩を打って電動化)

●(経9/13企業12) ダイセルは目詰まりしにくい水処理用新素材を開発,薬剤に強いセルロースを合成,定期的に空気の泡で洗浄,処理コスト半減  https://www.daicel.com/news/index.php?act=detail&id=559

●(刊9/13エネルギー17) 名古屋のトーエネックは樹脂部品成形工場向けの省エネ支援システムを発売,操業計画を自動立案,待機電力削減,ピーク抑制 (ダイカスト工場向けに続き)  http://www.toenec.co.jp/news/2017/20170831/

環境省と経産省はエアコンなどに使う冷媒を温暖化防止のため制限へ、脱フロン促進

2017年09月16日 | 週間ニュース:ピックアップ
気になるニュース 20170903-20170909

●(刊9/15総合3) 海洋研究開発機構と東京大学の研究グループは地球温暖化によって台風の強風域が拡大することを過去と将来データから解析
http://www.jamstec.go.jp/j/about/press_release/20170914/

●(経9/15夕刊社会13) 国際自然保護連合は世界の絶滅危惧種をまとめたレッドリストの最新版を公表,南西諸島のクビワオオコウモリが絶滅危惧種に

◎(刊9/15エネルギー21) 日刊工業新聞は再生可能エネルギー利用で蓄熱を利用する動きが加速とシーメンスやエネルギー総合工学研究所の動き紹介 (効率は低いが安価で総コストで有利と)

◎(経9/15社会43) 東京都は豊洲市場の地下水調査で8月中旬に採取した地下水から環境基準の120倍の濃度のベンゼンを検出,高止まり

◎(刊9/14環境15) 日刊工業新聞はNEWS拡大鏡欄でソニーや富士通など企業が再生可能エネルギーの導入目標を次々設定と,パリ協定達成へ

●(環9/13全面広告6) 環境新聞社は10月18日から3日間,東京の科学技術館で有害廃棄物処理技術展と環境放射能対策・廃棄物処理国際展を開催

●(経9/12表紙1) 中国政府は英仏に追随しガソリン車やディーゼル車の製造販売の禁止の導入時期の検討に入った,電気自動車中心へ軸足移動

●(経9/11夕刊表紙1)  環境省と経済産業省はエアコンなどに使う冷媒を温暖化防止のため制限へ,代替フロンの削減と使用制限,代替化へ法改正急ぐ (漏えい防止や使用量規制の他にアンモニアや二酸化炭素などへの冷媒代替化(脱フロン)促進)

●(経9/11夕刊総合3) 日本経済新聞は産業界で脱フロンがすでに始まっているとサンデンの二酸化炭素冷媒のカーエアコン用圧縮機の量産開始等紹介

日産は全面改良したリーフを10月に国内で発売,充電航続距離を1.4倍の400km

2017年09月10日 | 週間ニュース:ピックアップ
注目ニュース20170903-20170909

◎(経9/9企業12) 東洋ゴムはエアレスタイヤを開発,メンテナンス少なくより安全に,タイヤ内部に特殊樹脂充填し耐久性確保,実用化へ
http://www.toyo-rubber.co.jp/news/2017/170908_1.html


●(刊9/8電機12) 三菱電機は自社のビル用空調システムの省エネ改善効率が一般の2倍の21%を確認,稼働時の冷媒の蒸発温度を調整し実現 (改善効率;消費電力を21%改善) http://www.mitsubishielectric.co.jp/ldg/ja/products/air/lineup/culossnay/commercial06/advantage_02.html

●(経9/6夕刊表紙1) 日産自動車は全面改良した電気自動車リーフを10月に国内で発売,充電航続距離を1.4倍の400km,実質275万円も

◎(刊9/5自動車7) スズキは効率的に輸出する独自の梱包方法で日本包装技術協会主催のジャパンスター賞の経済産業省製造産業局賞受賞 (生産変動によるラック不足に汎用ラックで対応)
http://www.suzuki.co.jp/release/d/2017/0830a/

●(刊9/5環境13) 三井金属鉱業は複数の拠点が連携して外部から引き受けた産業廃棄物の中から有価金属を回収するリサイクル製錬を推進

◎(刊9/5建設14) 清水建設は今秋にも既存の建物に設置する地震対策装置の提供サービスを開始,顧客の初期投資抑制,地震対策ニーズ取り込む

◎(刊9/5地域経済24) 群馬県伊勢崎の宇和断熱工業は長年の道路美化・清掃などの活動に貢献と17年度道路ふれあい月間表彰で国土交通大臣賞 (20年来,自販機部材製造で他人ごとと思えず)

◎(刊9/4環境11) トクヤマMETELは地球温暖化係数を1未満にしたフッ素系溶剤を完成,HFCからHFOに代替,オゾン破壊係数0維持 (HFC;ハイドロフルオロカーボン, HFO;ハイドロフルオロオレフィン)

●(刊9/4最裏面28) 日刊工業新聞はで水産資源に待ったをかけ養殖に商社挑むとFRDジャパンの陸上サーモンや近畿大学の稚魚を活用事例を紹介 https://www.mitsui.com/jp/ja/release/2017/1223276_10838.html

京大の研究グループは東京湾や琵琶湖など国内の魚類の4割からマクロプラスチックを消化管で検出

2017年09月08日 | 週間ニュース:ピックアップ
気になるニュース 20170903-20170909

●(経9/8夕刊社会12) 総務省は使用済み太陽光パネルが放置や埋設事例があり回収やリサイクルを含む仕組みの法整備を環境省と経済産業省に勧告 (所轄庁の怠慢)

◎(経9/7表紙1) 日本経済新聞社はバイオマス発電の業界団体所属企業や大手電力など45社をアンケート調査し20年代前半に1.5倍の能力に

●(経9/7マーケット商品21) 日本経済新聞は環境配慮の漁業を示す認証取得の普及に難,海外からの審査員の旅費負担や詳細な記録など高コスト負担の重荷

●(経9/6表紙1) 農林水産省と国土交通省は都市の農地「生産緑地」を維持するため相続税猶予や企業への貸し出しを容易にする等宅地転用防止

●(経9/6オピニオン6) 英エコノミスト誌は米国を8月下旬に直撃したハリケーンハービーによる洪水被害が人災と指摘,温暖化や都市乱開発が原因と (他山の石)

●(経9/5夕刊社会14) 京都大学の研究グループは東京湾や琵琶湖など国内の魚類の4割からマクロプラスチックを消化管で検出,東京湾では8割にも<洗顔料・歯磨き粉・ボディソープ等に>

●(経9/5社会34) 産業医大などの国際研究チームはアスベストが主原因の中皮腫で死亡する人が世界で年3.84万人と推定,日本約1360人 (アスベス被曝者1.3億人/世界,死者20万人;中皮腫の他石綿肺,肺がんなどで)

●(経9/4新興9) 日本経済新聞はタウやシナビズ等スタートアップ企業が事故車や返品商品などわけあり品をネットで売買し再使用市場担い手と

●(刊9/4環境11) 日刊工業新聞社は第20回オゾン層保護・地球温暖化防止大賞の受賞者を決定,カンケンテクノの除害装置やアサダの検知器

●(経9/3表紙1) 日本経済新聞はグリーンボンド(環境債)の発行が世界で増加傾向と,17年の発行額が初の1千億ドルの見通し,都が200億

●(経9/2夕刊社会8) イオンはショッピングモールでの象牙製品の販売を2020年から禁止する方針,印章店と合意,直営店では15年6月に禁止

MHIヴェスタスO(三菱重工合弁)は世界最大級の8千kW級洋上風量発電設備31基を受注

2017年09月03日 | 週間ニュース:ピックアップ
注目ニュース20170827-20170902

●(刊9/1エネルギー19) ダイセルは姫路の網干工場で蒸気再圧縮技術を使い酢酸セルロース製造の蒸留工程で高温蒸気に変え熱回収し3割省エネ実現

●(経8/31表紙1) 神戸大学とクラレの研究グループは微生物腐食を防ぐ安全性が高い薬剤を開発,採掘などの埋設金属配管の防食の7割に効果

◎(刊8/31環境13) 富士HDは30年度を目標とするSCR計画「サステナブルバリュープランを発表,事業活動累積二酸化炭素排出量実質ゼロ等

◎(刊8/31金融19) 東京センチュリー(リースなど)はセイコーエプソンから古紙再生オフィス製紙機を導入,本格稼働,当初稼働率35%を倍へ (リース業界初)

◎(刊8/30環境13) 三井金属はPCBを含む橋の塗膜くずの無害化処理を本格化,子会社の三井製錬で体制構築,鉛や亜鉛を回収し再資源化

◎(経8/29金融経済7) バークレイズ証券は環境債の組成事業へ参入,太陽光発電事業などから得られる収益を裏付けにした債権を機関投資家等に発売

◎(刊8/29機械8) 川崎重工業は事業活動における環境負荷低減策の長期指針を策定,2050年までに生産工程からのCO2や廃棄物等排出ゼロ (有害化学物質排出もゼロ)

●(経8/29企業総合13) MHIヴェスタスO(三菱重工合弁)は8千kW級洋上風量発電設備31基を北海沖の独ブッフト風力発電所向けに受注 (世界最大級,激戦区で受注) http://www.mhi.co.jp/news/story/151218-1.html

◎(刊8/28機械8) IHIはアンモニア混焼発電の実証実験へ,石炭火力や天然ガスとの混焼,高効率燃焼と窒素酸化物低減が鍵
https://www.ihi.co.jp/var/ezwebin_site/storage/original/application/4174250cc94a3dc8fa8ea8150580203d.pdf

●(刊8/28科学技術22) 帝人は研磨効率が2倍以上になり耐久性が3倍以上になる研磨パッドを開発,微細繊維を使った不織布で

日経は世界各地が殺人的熱波(50度C級)に見舞われていると

2017年09月02日 | 週間ニュース:ピックアップ
気になるニュース 20170827-20170902

◎(経9/1夕刊社会12) 富山市の住民らは農林業の衰退で荒れ果てた呉羽丘陵の里山で沼地の整備を進め絶滅危惧種ホクリクサンショウウオ保護へ奮闘

◎(経8/31夕刊社会15) 日本経済新聞は尾瀬国立公園誕生から10年を迎え自然保護と利便性の両立が課題と指摘,入山者半減,シカ食害,通信整備

●(刊8/31モノづくり23) ものづくりの心塾の谷口副塾長は金属資源が赤道を挟んだ生態系豊富エリアに集中,保護区解除し採掘,資源生産性重要と指摘 (資源生産性重視の一例;リサイクル資源使用製品の税制優遇)

◎(刊8/31最裏面34) 日刊工業新聞は深層断面欄で貨客混載明日から規制緩和するもののニーズのマッチ難,積載作業に難など課題も多いと指摘 (試行錯誤の船出)

◎(経8/30企業総合13) 日本経済新聞は電気自動車の普及加速へ中国や英仏,米国の一部の州がEVの普及を加速しているが日本は軽やHVで遅れと

●(経8/29夕刊総合3) 環境省は家庭からの温暖化ガスの排出削減のため18年度から低層マンションやアパートの省エネ促進の仕組み導入,補助金 (従来戸建てのみ支援)

●(経8/29経済5) 経済産業省は製造業や物流業者の省エネ投資を後押しの為特別償却など法人税税負担軽減へ,企業同士の連携やITも対象に

●(経8/28夕刊社会14) 日本経済新聞は世界各地が殺人的熱波(50度C級)に見舞われていると中東,インド,イタリアなど紹介,干ばつや山火事等 (日本も豪雨や洪水など)

◎(経8/28夕刊社会14) 千葉工業大学の研究グループは東京から沖縄までの9都県で集めた蜂蜜やミツバチ,さなぎ全てからネオニコチノイド系農薬 (以前から指摘されている,汚染と生態系影響の関係の精密調査が必要)

●(刊8/28エネルギー15) 自然エネルギー財団は再生可能エネルギーの導入量が増えるほど電力コストが低減可能と,賦課金が増えるが卸電力価格低減で