ISOな日々の合間に

土曜日は環境保護の最新の行政・業界動向、日曜は最新の技術動向を紹介。注目記事にURLを。審査の思い出、雑感なども掲載。

トヨタ,住友金属などはハイブリッド車用ニッケル水素電池の完全リサイクルを開始

2010年10月31日 | 週間ニュース:ピックアップ
注目技術・成果 101024-101030

●(経10/29表紙1) 東芝は米インテル,韓国サムスン電子と次世代半導体(回路線幅10nm)の製造技術を共同開発,政府も支援

◎(経10/29企業11) 三井造船はリチウムイオン電池を搭載するハイブリッド型コンテナクレーン4基を商船三井系港湾管理2社から受注,6割減

◎(刊10/29自動車5) 日本ミシュランはトラックバス用タイヤのリグルーブの実施店を09年比で2倍の300店に拡大へ,摩耗タイヤに溝掘り長寿 (設計製造時に配慮済み)

●(経10/28企業9) トヨタ自動車,住友金属鉱山などはハイブリッド車に搭載のニッケル水素電池の完全リサイクルを開始,原料化し新品に利用
http://www.smm.co.jp/release/images_MT/101027.pdf

●(経10/28企業11) 日本電産はレアアース不要の次世代モーター(SRモーター)を産業車両向けに12年から量産へ,永久磁石を使わない (SR(スイッチド・リラクタンス);回転子に巻線不要。原理は古くから知られていたが電子制御で実用化)

◎(経10/26夕刊総合3) 日産自動車は高級車(フーガ)のハイブリッド車を11月に発売,専用リチウムイオン電池搭載,19km/L,独自技術で (クラウンハイブリッド車;15.8km/L)
http://www2.nissan.co.jp/FUGAHYBRID/index.html

◎(刊10/26電機9) 東芝ライテックは従来より22%省エネのLEDベースライト全18機種11年1月から順次投入,エネルギー効率23%向上 (ベースライト;極端な影や極端に明るい部分を作らないように、主に拡散光とした照明)
http://www.tlt.co.jp/tlt/topix/press/p101020/p101020.htm

◎(刊10/25機械7) 三井造船は燃料消費量を最大3割削減したばら積み貨物運搬船を開発,エンジン電子制御や特殊形状舵,排熱回収などで
http://www.mes.co.jp/press/2010/20101022.html

◎(刊10/25環境13) 大成建設は生物多様性に配慮した工業団地の分譲販売を本格化,30年後の理想像を造成計画に織り込んだ団地,富士宮に (他価値をつけるということ)


経団連は生物多様性民間参画パートナーシップに参加を呼びかけ

2010年10月30日 | 週間ニュース:ピックアップ
●(刊10/29環境16) 国際自然保護連合は2010年版レッドリストを公表,絶滅危惧種が09年版より約1000種増加,調査対象の3分の1危険

●(経10/29夕刊表紙1) 生物多様性条約第10回締約国会議議長は名古屋議定書の議長案を各国に提示,発効前の利益配分は削除,発効後に基金など

◎(経10/29国際6) 中国政府はレアアースの国家備蓄制度を始める方向で最終調整に入った

●(経10/27総合3) 日本経団連は生物多様性民間参画パートナーシップに参加を呼びかけ設立宣言,自治体やNGO合わせて424社団体 (10/26発足)
http://www.keidanren.or.jp/japanese/news/announce/20100525.html

●(環10/27低炭素2) CDPは日本企業の調査結果で最大の規制リスクが排出量取引と,次が炭素税,排出量報告制度との回答,公開度上位は花王等 (CDP;世界の主要企業の温暖化対策や排出状況の情報開示を求める環境団体(カーボンヂスクロージャープロジェクト),情報公開度上位にパナソニック,大成建設)  

◎(環10/27表紙1) 環境省は09年度の不法投棄等の状況を報告,家電4品目が13万台強で前年度比11.6%増,ブラウン管テレビが64%等

◎(環10/27土壌環境6) 環境新聞は経営上の土壌汚染問題が土壌汚染対策法対応で済まないとの認識があることを紹介,自主対策の14%は未規制鉱油 (かつては考えられがたかった風潮ですね)

●(経10/25社会42) 国際自然保護連合は外来種による全世界の被害総額が年間110兆位円と推定,グローバル経済の5%

◎(経10/25夕刊表紙1) 経済産業省は中小企業に対し排出削減可能設備導入時に削減に見合った助成金を支給する新制度を創設,トン当たり3千円 (排出枠は政府に,政府は大企業に売却。政府はブローカー!経費も税金かな)

●(経10/23夕刊社会9) 国際湿地保全連合(NGO)は水鳥の生息状況に関する報告書,個体群の44%で個体数が減少,増加は17%,アジア深刻
http://japan.wetlands.org/

「ホテル・ルートイン浜松駅東」は露天風呂

2010年10月29日 | 旅先にて
今週前半の2日間は審査のために浜松のホテルに2泊しました。大浴場があり、朝食が付くのでホテル・ルートインを時々利用しています。ホテル名が示すようにインターチェンジ近傍で良く見かけますが、大都市でも駅から徒歩10分前後の場所にある場合が少なくありません。

「ホテル・ルートイン浜松駅東」もJR浜松駅から徒歩12分ほどの距離あり、今回利用しました。しかし、思わぬ誤算(?)があり次回は利用しないでしょう。

大浴場は最上階の10回にあるのですが、露天風呂になっていました。屋上に浴室の設備を設置したものの、密閉した部屋にすると建築基準法に触れるのでしょうね。壁面と天井は鉄パイプにブルーシートを渡した格好になっており、天井と壁面の間は数センチの隙間があり、そこから外気が自由に出入りします。

一泊目の火曜日は前日と打って変わって気温が急に下がった。そのため、浴室には冷たい隙間風が入り、まさに露天風呂でした。すっかり騙されました。ルートインに対する評価は著しく引き下げられました。

清水建設はオフィスの二酸化炭素排出量を6割削減できる技術を開発

2010年10月24日 | 週間ニュース:ピックアップ
注目技術・成果 101017-101023

◎(経10/23首都圏33) 日本経済新聞はメガロリポート欄で自治体が自転車を貸出し共同利用で地域交通を補完する動き拡大と,車より便利で効率的と

●(経10/22企業13) 清水建設はオフィスの二酸化炭素排出量を6割削減できる技術を開発,新エネ,分散型電源活用や個人位置情報などで

http://www.shimz.co.jp/news_release/2010/807.html

●(経10/21企業13) マツダは燃費効率を15%高めた新型エンジンを開発,11年前半に小型車に搭載,燃費30km/L見込む (ハイブリッド車並みの燃費実現)

◎(刊10/21素材10) トッパンTDKレーベルは高い剥離性を持たせたプラスチックコンテナ用ラベルを開発,温水や弱アルカリ水で剥離,汚れず

◎(経10/21夕刊ひと9) 日本経済新聞はニュースな人欄で名古屋市立大学の高坂玲准教授を紹介,生物多様性国際会議で日本の知恵袋,裏で奔走 (生物多様性条約事務局から

名古屋市の意気に感じCFOP10のために名古屋市立大学に転じた)

●(刊10/20科学技術21) 佐賀大学の研究グループは加圧熱水処理法によるバイオエタノール生成で発酵阻害物質と毒素回避メカニズムを特定 (グリコールアルデヒド,還元

や分解で回避)

◎(経10/19企業9) 沖縄電力は東芝などの協力を得て次世代送電網を宮古島で稼働させた,蓄電池で島内全体の送電網の制御

http://www.okiden.co.jp/shared/pdf/news_release/2010/101015.pdf

●(経10/19表紙1) 日本経済新聞社は第20回日経地球環境技術賞の授賞対象を決定,大賞に二酸化炭素排出量が少ない鉄鉱石の焼結技術でJFE

http://www.jfe-steel.co.jp/release/2010/10/101019.html

◎(経10/18科学技術11) 大阪大学と港湾空港技術研究所の研究グループは海面流出重油を追跡し位置を知らせるブイ型ロボットを開発,航空機より安価

◎(経10/18夕刊総合2) EUの欧州委員会は京都議定書の温暖化ガス排出量が約14%削減の見通しで約束の8%を上回ると推計 (EUの目標は甘く日本は厳しいなどとの嫉

妬心と言い訳は困りもの)

◎(経10/17表紙1) シャープと三洋電機はそれぞれ発電効率が高い太陽電池を量産へ,シャープは裏面に電極で2割アップ,三洋電機はHIT構造  (HIT;Heterojunction

with Intrinsic Thin layer,結晶シリコン基板とアモルファスシリコン薄膜を用いて形成したハイブリッド構造)

農産物の収穫が今春の日照不足や夏の猛暑でと異常気象で秋も不作,高値続くと

2010年10月23日 | 週間ニュース:ピックアップ
環境ニュース 101017-101023

◎(経10/23経済4) 生物多様性条約締約国会議(COP10)は全体会合を開いたが保全目標に前進なく資源利用と利益配分の原案も提示されず (欲のツッパリ合いで醜いですね,みなで自然に触れて心を洗ってはどうかな)

●(経10/22商品27) 全国石油商業組合連合会は17年のガソリンスタンド数が現在より35%減少の予測,原因の一つに消防法の地下タンク規制 (油漏洩対策として古い設備には内面FRP加工か腐食防止の電気防食)
http://www.soumu.go.jp/main_content/000054537.pdf

○(経10/22夕刊表紙1) 日本経済新聞は秋の農産物の収穫が今春の日照不足や夏の猛暑でと異常気象で秋も不作,高値続くと,玉ねぎやじゃが芋4割減

●(経10/21夕刊社会14) 昭和電工と新潟水俣病の未認定患者の損害賠償原告団174人は新潟地裁の和解協議で和解条件に合意,熊本水俣病と同一条件 (最初の確認の1964年から46年経過してようやく)

◎(経10/21総合3) 国連環境計画は生態系と生物多様性の経済学(TEEB)の最終報告書を公表,年3.6兆円投資で長期的に年400兆円価値
http://www.teebweb.org/

●(経10/20社会42) 国際自然保護連合は各国などが海洋生態系の保全に努める保護区の総面積が10年時点で世界の海の1.17%と,陸は13%

◎(刊10/20科学技術21) 畑村創造工学研究所の畑村洋太郎代表は人間と機械の関係について分担領域が昔と変わり人間がかかわる領域狭化,脳が空洞化 (失敗学の提唱者,東京大学名誉教授)

○(環10/20低炭素2) 経済産業省と環境省は石油石炭税の地球温暖化対策税に衣替えし1.5倍に増税の方針,増分を一般財源化

●(経10/18表紙1) 国連は第10回生物多様性条約締約国会議<COP10>を名古屋で開幕,27日から閣僚級会合 (期間中に生物多様性交流フェア(展示会など))

●(経10/17企業5) リコーはトナーなど約千品目の化学物質情報をJAMPシステム利用し公開へ,花王も300品目,毎時候補開示し順次公開へ

二度目のお伊勢めぐり

2010年10月21日 | 旅先にて
今週18日の月曜日はISO14001の継続コンサルで四日市市を訪れました。昨年も同様に継続コンサルで訪れていますが、前日に足を延ばしてお伊勢巡りをしました。

今回は家内が同行することになり、17日(日)の早朝に家を出て、名古屋で新幹線から近鉄特急に乗り換え12時過ぎに伊勢市に着きました。

伊勢市駅から徒歩5分程で伊勢神宮の外宮を散策の後、バスを内宮前で下車。今日の昼食のお目当ては「豚捨」での牛丼か、「すし久」での「てこね寿し」。内宮に向かう前に「おかげ横丁」を散策しつつ店を探すがなかなか見つからない。

バスを内宮前の一つ手目のバス停「神宮会館前」で降り、そこからおかげ横丁を内宮に向かったほうが良かったかもしれない。混雑する「おかげ横丁」をかなり入ったところに「すし久」を見つけてました。午後1時を20分ほど過ぎていたので80%程度の込み具合。

早速「てこね寿し」 1,050円を味わう。確かに、評判になるほどに美味しい。愛jとコストからお勧めできる。季節のお勧め寿しもあるが、そちらは何処にでもあるような海鮮丼らしき内容だった。

宇治大祭の日でもあり、「すし久」を出ると、子供達が引く獅子の引物や神輿がおかげ横丁を通るところに遭遇しました。暫しその様子をビデオに録画。

その後、4時過ぎまで内宮をゆっくり散策し、6時ころ三重県の県庁所在地である津市に投宿。

翌日、家内は13時ころまで鳥羽で観光。私は四日市で10時すぎから14時過ぎまでコンサル。家内が鳥羽から乗った近鉄特急の隣の出来に15時37分、四日市で合流して帰途に。

写真は近鉄四日市駅で名古屋行き特急を撮ったもの。

三菱重工業は船底を気泡で覆いCO2を35%削減できる大型コンテナ船を開発

2010年10月17日 | 週間ニュース:ピックアップ
注目技術・成果 101010-101016

●(経10/15企業11) 三菱重工業は二酸化炭素排出量を35%削減できる大型コンテナ船を開発,船底を気泡で覆い摩擦を抑制,気泡装置とデザイン
http://www.mhi.co.jp/news/story/1010144987.html

◎(刊10/15環境13) フジタはフジタ道路,太平洋セメントと共同でVOCやNOXを吸着浄化する道路舗装技術を開発,光触媒など吹き付け
http://www.fujita.co.jp/information/news/001403.html

●(刊10/14モノづくり4) 岐阜県富加町の豊実精工は中国大連市郊外のメッキ工業団地の排水処理などの管理運営を中国企業と共同受託,実績評価され

◎(経10/14企業12) トヨタ自動車は自動車の内装材にサトウキビ由来のバイオ樹脂を採用へ,一般的バイオ樹脂より耐熱性や耐久性に優れる
http://www2.toyota.co.jp/jp/news/10/10/nt10_1004.html

◎(刊10/14総合3) ソニーエナジーデバイスは無水銀アルカリボタン電池でモノづくり部品大賞の環境関連部品賞を受賞,共和レザー,岡藤機工も

◎(刊10/14中堅23) 千葉県横芝光の椎名人工孵化場はアイガモ農法で使ったアイガモを精肉として製品化する事業を開始,農家と提携し回収
http://www.shiina.co.jp/

●(経10/13新興17) スマートソーラーインターナショナル(東京大学系)は冷媒で発電部を包み温度上昇を抑制した集光型高効率太陽光発電S開発

◎(刊10/13環境15) 千葉県柏の日本バイオマス研究所は新種の微細藻類が発生する分泌物を使った藻の培養技術を実用化,雑菌抑制技術で大量培養
http://www.j-biomass.com/index.htm

●(刊10/11表紙1) 神戸の小泉製麻は農作物の授粉用に純国産の冬眠時間を短縮したクロマルハナバチの販売を開始

◎(刊10/11環境12) 三井住友建設は汚泥の発生量を20-50%抑制する土留め壁工法の提案開始,消泡剤利用でセメントも水も半分でよい
http://www.smcon.co.jp/news/2010/101006.html#n1

カルタヘナ議定書MOP5,遺伝子組み換え作物の被害で,企業に補償準備や原状回復責任採択

2010年10月16日 | 週間ニュース:ピックアップ
環境ニュース 101010-101016

●(経10/16総合3) 生物多様性条約カルタヘナ議定書第5回締約国名古屋会議は遺伝子組み換え作物の被害で,企業に補償準備や原状回復責任採択
http://www.cop10.go.jp/doc/pdf/Brochure_J.pdf

○(経10/16国際7) EUは監査法人に対する規制を強化へ,監査法人と顧客のなれ合いを防ぐため企業に担当監査法人の定期的変更義務付け検討へ

●(経10/15社会43) 日本野鳥の会と日本製紙はシマフクロウの保護に共同で取り組む協定を締結,社有林に保護区を設定し木材伐採やめる
http://www.np-g.com/news/news10101401.html

●(刊10/15科学技術22) 米航空宇宙局ゴダード宇宙研究機関は大気中の二酸化炭素が気温の主要調整役を果たしている,その量で水蒸気量も決まると (水蒸気のは温室効果が大きい)

◎(経10/15首都圏39) オリックス自動車は東急カードとカーシェアリング事業で連携,鉄道系電子7マネー機能付きクレジットカードで利便性確保 (欧州都市並みに)

◎(刊10/15環境13) 中国は中国版REACHを施行,中国の試験所で実施した生物生体毒性試験データしか認めないなど国際ルールと異なる特徴

◎(経10/14夕刊表紙1) 国連環境計画(UNEP)は全世界の湿地が生み出す経済価値が年間34億ドル(2800億円)との試算結果 (大きいとみるか小さいとみるか)

◎(経10/14国際8) EUはポスト京都議定書について米中の温暖化ガス削減努力を条件に現在の京都議定書の延長を容認する検討に入った

●(刊10/13環境15) 環境大臣は産業団体の温暖化対策基本法案反対表明について,過去の化石燃料消費を検証すればこのままではだめを共有可能と (産業界も反対だけしないで建設的な提言を)

○(経10/10国際4) 国連の地球温暖化対策ポスト京都議定書つくりを話し合う作業部会は大きな進展ないままに閉幕

タイトスケジュールの審査例

2010年10月15日 | 審査・コンサル
木曜日と金曜日はタイトなスケジュールの更新審査でした。

審査工数は2.0人日。一人の審査員が一日7時間の審査を二日間実施することになります。ところが、対象組織には横浜市緑区鴨居付近と千葉市中央区のはずれに営業所があります。
審査のルールでは、移動時間は審査時間にカウントしません。一方、審査終了時間は本来17時が原則であり、移動に時間がかかるときのみ30分から60分の延期は認められますが、顧客の了承が必要です。

これらの制限を考慮して、以下のスケジュールを組みました。

第1日は、自宅を7時に出て、横浜市緑区の営業所を9:00から11:30まで審査し、昼食を手早く済ませて東京に向かい、13時から東京本社で管理責任者の審査を17:30まで実施する。11:30から12:00までの30分のロス分を審査終了時間を17:30まで30分延長することで補っています。この場合、東京と横浜間は新幹線を利用し、移動時間を短縮しています。

第2日目も、自宅を7時に出て、千葉市中央区の営業所を9:00から11:30まで審査し、昼食を手早く済ませ、13時から15時まで東京本社の部署を審査し、その後、現地審査報告書を作成し、16:30から17:30まで終了会議を実施しました。

以上のスケジュールで分かるように昼食と昼休みの時間を移動に費やしてしまうタイトなスケジュールです。このような無理なスケジュールの場合、午後の審査で睡魔に襲われる恐れがあります。今回の審査対象組織の環境管理責任者が愛煙家だったので60分か90分ごとに煙草タイムを設定できたので、幸いにも睡魔を旨くウッチャルことができました。

帰宅すると疲労がどっと出てくるかもしれません。肩の凝らないクラシック音楽にしばし浸たりたいと思います。今夜は、モーツァルトのメロディーの素晴らしさと、ベートヴェンの素晴らしい変奏技巧を楽しめるベートヴェン作曲WoO46「モーツァルトの『魔笛』の主題による7つの変奏曲」(デュ・プレ/バレンボイム;TOCE-13587)にしよう。


消費電力が従来の半分以下に抑えられた新型ディスプレー

2010年10月10日 | 週間ニュース:ピックアップ
注目技術・成果 101003-101009

●(刊10/7機械7) 川崎重工業は稲わらを熱水で糖化処理し低コストでエタノールを製造することに成功,他にも適用可能,13年以降商用化
http://www.khi.co.jp/news/detail/post_10.html

◎(経10/7企業11) 自動車業界団体は10年度上半期の新車販売ランキング発表,首位はトヨタ自動車のプリウス,全体の1割がハイブリッド車

◎(刊10/6商社13) キリンビバレッジは国産最軽量の2Lペットボトルを導入,従来比16%減,形状を改良し耐荷重強度維持,35g/本

◎(刊10/6科学技術21) 物質材料研究機構は排ガス触媒材料で耐熱性易製造可能材料を開発,多孔性中空金属球体で触媒活性点の減少を抑制,担体利用
http://www.nims.go.jp/news/press/2010/10/201010050.html

●(刊10/5表紙1) TDKはブルーレイの記録容量の5倍,両面で1Tの追記型次世代光ディスクを開発,16層積み上げ,透明性確保

◎(経10/5企業13) 日立ディスプレイズは消費電力を従来の液晶パネルの半分以下に抑える新型ディスプレーを発表,11年後半に量産,MEMS
http://www.hitachi-displays.com/news/2134756_16927.html

◎(刊10/5科学技術32) 東京大学の研究グループはリチウムイオン電池のエネルギー密度を大幅に向上させる鉄系の正極材料を発見,ピロリン酸系

●(経10/4科学技術11) パナソニックは炭素シート状基板の上に窒化ガリウムの薄膜形成技術を開発,大面積のLED実用化へ弾み

●(刊10/4表紙1) JX日鉱日石エネルギーは田淵電機と分散型電源から住宅内の家電製品に効率よく安定的に給電できる装置を共同開発,簡素化

◎(経10/4企業9) オムロンは振動発電を活用するための蓄電部品を開発耐久性がある炭素電極を採用しメンテナンスフリー実現,2,3年から

10年のノーベル化学賞に鈴木章北海道大学名誉教授ら3氏に

2010年10月09日 | 週間ニュース:ピックアップ
環境ニュース 101003-101009

◎(経10/9企業11) 三菱電機は太陽電池の販売後も施工状況を10-20年間保証する有償サービスを開始,施工商況の保証は業界初

◎(経10/9企業11) 米モンサント,独BASFなどバイオ事業大手6社は遺伝子組み換え作物が輸出先国で生態系に悪影響の場合の損害賠償制度 (健康被害補償があればなおよい)

●(経10/8夕刊表紙1) ホンダは最安値のハイブリッド車,フィット・ハイブリッドを発売,159万円,燃費は30km/L

●(経10/8夕刊社会14) 環境省は風力発電による騒音などを実態調査,住民からの苦情や要望が施設の16%,業者の低周波音実態調査実施は38%

◎(経10/8国際8) ハンバリー行政当局はアルミナ工場の大型貯水池の堤防が決壊し有害物質を含んだ汚泥が周辺に流出しドナウ川の支流に到達と (貯水池とあるが工程からの未処理の廃液貯池ではないでしょうか,上澄みだけをそおと流し公害の防止がされていなかったのでしょかね)

●(経10/7表紙1) スェーデン王立科学アカデミーは10年のノーベル化学賞に鈴木章北海道大学名誉教授ら3氏に授与と,有機物質の合成方法で (溝呂木先生(東京工大)が存命だったらヘック氏でなく日本人でノーベル賞を独占していたかも)

●(環10/6表紙1) 産業構造審議会環境部会の政策手法WGは中間整理で排出量取引や高率環境税が政策効果として限定的との結果,慎重さ必要と (中央環境審議会の見解との整合性はいかに<CO2排出に関しては経産省、環境省を越えた一元組織での検討が必要と痛感>)

●(刊10/6総合3) 世界鉄鋼協会は地球環境問題に対するポジションペーパーを発表,各国の個別規制は競争阻害,次世代技術開発に政府資金協力 (他の業界も思いは一つ)

◎(経10/5夕刊社会19) 会計検査院は高速道路のトンネルに設置のジェットファンが再利用可能なのに廃棄処分で1億円の無駄と高速道路会社に改善求

●(経10/2夕刊総合3) 国連の国際海事機関(IMO)は海洋環境保護委員会で新たに建造する船舶の二酸化炭素排出量を25年までに3割削減略合意

寝台特急「北斗星」

2010年10月07日 | 旅先にて
10月4日(月)、この日は札幌市郊外でのISO14001の審査をしました。帰路、札幌駅6番線ホームで6時10分発、新千歳空港行き快速を待っていた時のこと。「間もなく5番線に6時12分発、上野行き『北斗星』が入ります。お客様は、黄色い線から下がってお待ち下さい。」のアナウンス。

この日は審査スケジュールを早めの8:30~16:30に設定できたこと、審査終了会議が幾分予定よりも早目に終わったこともあり、この時間に札幌駅のホームに立つことができました。その結果として入線してきた北斗星を見ることができました。
注:写真は快速待ちの列から振り返って撮ったものと「Wikipedia」から転載したものです。

北斗星は毎日1往復運行され、ツインデラックスの料金が32,320円。今回の審査では、ANAを利用し、上野→羽田空港→新千歳空港→札幌のルートを利用していますが、ほぼ同額かかります。帰路に妻と北斗星で合流して寝台特急を楽しむことができるとよいのですが。

大学生時代、夏休みなどに東京から実家の函館に帰省する際、上野発の昔の北斗星3等寝台をよく利用していました。寝台車の天井が目の前にある最上段の狭い寝台でした。何よりの楽しみは、浅虫付近の海岸線を眺めながら食堂車で食べる朝食でした。トースト、卵立てにに入った半熟のゆで卵、ハムとサラダ、それにコーヒーだったように記憶しています。それだけのメニューでしたが、素敵な景色と幸せでリッチな気分を楽しんでいたのを思い出します。

希土類を使わないハイブリッド車向けのモーターを開発

2010年10月03日 | 週間ニュース:ピックアップ
注目技術・成果 100926-101002

◎(経10/2企業13) 東芝は裸眼で3次元映像を視聴できるパソコンを来年にも商品化,インテグラルイメージング技術 (動画は3D(立体)と時間軸とで4D(4次元)ではないのかな)

◎(経10/1消費41) 日本経済新聞は家庭での衣料リサイクルの実態を紹介,自宅に引き取りに来る業者の出現,店で委託販売など環境整いつつある

●(経9/30企業11) 新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)は北海道大学と希土類を使わないハイブリッド車向けのモーターを開発
https://app3.infoc.nedo.go.jp/informations/koubo/press/AT5/nedopress.2010-09-27.0590616921/

●(刊9/29科学技術28) 北海道大学の研究者は近赤外光に対応した光アンテナ搭載の光電変換システムを開発,従来の4倍の8.4%の変換効率 現在の太陽光発電システムは近赤外領域を利用できない,この領域のエネルギー量は太陽光全体の4割にもなり,利用できるようになると画期的

●(刊9/29電機13) 浜松ホトニクスは世界で初めてチップ(固体素子)型の光電子増倍管を開発,微小電子機械システム技術応用 (X線管など固体化が遅れている分野での快挙。)
http://jp.hamamatsu.com/hamamatsu/press/2010/common/pdf/2010_09_28_2.pdf

●(刊9/29表紙1) 産業技術総合研究所は400度Cの低温でグラフェンを高速製造する技術を開発,ロールツーロール可能に,マイクロ波CVD (従来1000度,レアアース代替にも)

◎(刊9/28環境17) ヤマトマネキンはバイオマス素材を半分以上利用したマネキンを開発,再資源化や固形燃料化が可能,バイオマスマーク取得済
http://www.yamato-creation.com/

●(経9/27科学技術11) 神戸製鋼所はアーチ型護岸材を開発,波を受け止め跳ね返す,消波ブロックなしで砂浜やサンゴ礁保全,沖縄に設置へ

◎(刊9/27科学技術24) 日本原子力研究開発機構は東北大学と共同で磁性絶縁体から電気エネルギーを取り出すことに成功,非金属から熱電変換素子 (ゼーベック効果)
http://www.jaea.go.jp/02/press2010/p10092701/index.html

◎(経9/27科学技術11) 京都大学とウシオ電機の研究グループは深紫外光を出す半導体を開発,光電気変換効率40%,寿命1万時間,実用化へ (現在は管球(ランプ)タイプで固体化されていない)

種の保存法違反(譲渡など)の疑いで書類送検

2010年10月02日 | 週間ニュース:ピックアップ
環境ニュース 100926-101002

●(経10/1夕刊社会15) 警視庁は広島県の古物店経営者や法人2社を種の保存法違反(譲渡など)の疑いで書類送検,トラのはく製や毛皮製品を売買

●(刊10/1機械6) 日本冷凍空調工業会は冷媒漏えい防止に関するガイドラインを制定,機器製造から工事や保全,所有者まで各段階での配慮事項 (今までなかったのかな)

◎(経10/1商品32) 日本経済新聞は岐路に立つ魚食(上)特集で日本近海の漁獲量急減,広がる規制はカツオにもと,管理措置をと米韓などに日本

◎(環9/29表紙1) 環境新聞は大規模地震などの甚大な災害に対応するため防災や危機管理に対応するたえクライシスマネジメント協議会が発足と (環境関係では化学災害や災害時の廃棄物対策など)

◎(経9/29夕刊社会16) 愛媛大学の野崎賢也准教授など研究者や漁業者などは乱獲や環境破壊と無縁でしかもおいしいシーフード普及のため研究会発足 (サステイナブル・シーフード研究会)

◎(刊9/29環境19) 日本環境認証機構(JACO)はノルウェーのDNV(認証審査登録機関大手)と国際審査で資本提携,企業のグローバル化で

◎(刊9/29自動車9) トヨタ自動車はレアアース対策で社内横断組織,新規調達先開拓や使用済み部品からのリサイクル推進など

◎(経9/28夕刊生活9) 日本経済新聞は節約志向でまとめ買いがあだ,食べずに捨てる例が東京世田谷だけで年4600トン廃棄,店が売り方に工夫も (不況だというのに絶句)

◎(経9/28社会42) 東京電力は福島第1原子力発電所5号機で緊急時送水装置が自動停止した事故が信号ケーブルを誤って外したためと発表 (緊急停止装置は正常でホッ)

◎(経9/25夕刊表紙1) 環境省は国立公園内の地熱の利用を域外から斜めに掘削する条件で認め,地熱発電所の建設を促進,基準づくり急ぐ

猛暑後遺症

2010年10月01日 | 旅先にて
この夏はエアコン温度を29度に設定して床についても涼しく感じる程に暑さに馴れさせられました。

今週水曜日、香川県丸亀市でのこと。この日は涼しく日でした。最高気温が23度。そのせいか夜中にホテルのベッドの中で寒くて寝つきが悪かった。やや古いホテルなのでエアコンの温度調整機能が低下していた可能性もありますが、下着を着直し、バスタオルを寝具の上に乗せてやっと暖かくなるほどでした。

寒いと言っても20度程度の気温はあったはずです。例年ならそれほど寒いと感じるなかったはずです。でも、暑さなれした体にはきつかったのでしょう。

でも、揺さぶりはこれだけではありません。日曜に札幌へ移動し、月曜日は郊外の石狩川にほど近い場所で審査があります。予想では月曜日は最低気温が13度、最高気温が23度で降水確率80%らしい。

来週の水曜日までは毎日が平日状態が続きます。その際に、寒暖の差による揺さぶり、いわゆるヒートショックに負けないように自己管理が不可欠です。

写真は朝、雨に曇る多度津の港方向をホテルから撮ったもの。9月7日に海上保安庁のヘリ墜落事故があった方面でしょうか。黙とう。