ISOな日々の合間に

土曜日は環境保護の最新の行政・業界動向、日曜は最新の技術動向を紹介。注目記事にURLを。審査の思い出、雑感なども掲載。

指摘事項報告書

2006年03月15日 | 旅先にて
17時に審査終了。移動と夕食を済ませて19時にホテル帰着。

その後も仕事が続く。以前の審査で指摘した不適合への是正処置案がメールで届いている。原因が適切に把握されているか、再発防止策は適切か。過大な対策を立てたために顧客の仕組みが重くなりすぎる事は無いかなどを検討し、見直しを求めたり、修正を求めたり、承認したりする。

その後、20時から今日の審査で気付いた点を現地審査報告書に不適合、観察事項に分け、指摘の根拠と発見された事実を記述する。顧客や判定委員が読んでも誤解が生じない記述とする必要がある。また、1年後に読み直しても内容が容易に把握できる記述を心がける。

審査は明日半日分が残っているが、主要な部署の審査は今日の審査で終わっているので、明日はあまり大きな指摘が発見される可能性は低い。という事で、現地審査報告書はこのホテルでの作業で80%~90%完了である。

今回は新規登録審査だが、顧客の仕組みと運用の良し悪しは、起用したコンサルの質と、顧客企業力に依存する。今回は、何よりもコンサルの力量が低いため、分かりにくく、完成度の低い仕組みになっている。コンサルはISO9001のコンサル経験があるが、ISO14001は始めてらしく、規格や環境法規制の理解不足が著しい。審査で何処まで顧客による修正を支援できるか、審査員の力量が問われる顧客である。

明日帰宅後、明後日の審査準備が必要である。その審査が終われば当面の忙しさにけりが付く。4月は審査やコンサルには、一種のシーズンオフに相当する。やっとノンビリできるので、もう少しの頑張りが必要だ。

写真は投宿中のホテルの部屋。LAN環境もあり、デスクも大きく、落ち着いて仕事も睡眠も取れ、中の上と評価できる。