今週前半は信州上田(街のそこ此処に六文銭のマークを見る)にて運搬会社の更新審査でした。そのときの印象に残る一場面をご紹介します。若い社員が顧客先にて荷物を引き取る様子を観察し、インタビューを通じて現場におけるEMSの運用状況を確認する際のエピソードです。
この日は、2トントラックで3種の商品を受け取る仕事です。先ず顧客の正門近くで1立米ほどの定型容器に入った約1トンの商品を容器ごと、ユニックという小型クレーンで吊り上げて荷台に積み込みます。
次いで、比較的柔らかな部品のような商品が入った1立米ほどの大きさのフレコンバッグをユニックで吊り上げて先ほどの容器の隣に積み込みます。
その後、トラックを工場裏手に移動させ、バラの部品を荷台に積み込みます。この場合、バラの部品が1立米ほどの鉄製容器に収められていて、その上蓋を外し、容器ごとユニックで荷台まで持ち上げ、荷台の上で容器を転倒してバラのまま落として荷台の空いている部分に積み込みます。
この一連の作業を見ながら私に付き添っているガイド役の先輩社員に尋ねました。「あなたも同じ順番でされますか?」と。すると、「いいえ、私は逆の順番でやります。最後にやった作業がもっともやりにくい作業なので、荷台に何も置かれていない最初の段階ですべきです。」と。
そこで「若い社員に一定の力量を認めてこの仕事を任せていますが、十分習熟していないということは、社員によって仕事の効率や質のレベルに違いがあるということですね。」と尋ねました。「そのとおりです。私は過去に先輩に『ライバルをつくれ、そのライバルを超える努力をしろ』と言われてきました。」との回答でした。
そのことを受けて、審査報告書では次のように伝えました。「ユニック作業など一定の力量がないと任せられない作業を洗い出し、トップランナー方式などによりその力量の向上を計画し、実施し、その効果を評価することで教育・訓練のPDCAをまわし、業務効率や業務の質の向上を図ることは改善の余地がある。」と。
ISO14001:4.4.2項の教育・訓練にもPDCAの要素が含まれていることを知ってほしいと思って指摘しました。
写真はホテルの窓から見た昨日朝の上田駅です。このブログは浜松へ向う新幹線の中で書きましたが、何かと遅くなり夜中の発信なってしまいました。
この日は、2トントラックで3種の商品を受け取る仕事です。先ず顧客の正門近くで1立米ほどの定型容器に入った約1トンの商品を容器ごと、ユニックという小型クレーンで吊り上げて荷台に積み込みます。
次いで、比較的柔らかな部品のような商品が入った1立米ほどの大きさのフレコンバッグをユニックで吊り上げて先ほどの容器の隣に積み込みます。
その後、トラックを工場裏手に移動させ、バラの部品を荷台に積み込みます。この場合、バラの部品が1立米ほどの鉄製容器に収められていて、その上蓋を外し、容器ごとユニックで荷台まで持ち上げ、荷台の上で容器を転倒してバラのまま落として荷台の空いている部分に積み込みます。
この一連の作業を見ながら私に付き添っているガイド役の先輩社員に尋ねました。「あなたも同じ順番でされますか?」と。すると、「いいえ、私は逆の順番でやります。最後にやった作業がもっともやりにくい作業なので、荷台に何も置かれていない最初の段階ですべきです。」と。
そこで「若い社員に一定の力量を認めてこの仕事を任せていますが、十分習熟していないということは、社員によって仕事の効率や質のレベルに違いがあるということですね。」と尋ねました。「そのとおりです。私は過去に先輩に『ライバルをつくれ、そのライバルを超える努力をしろ』と言われてきました。」との回答でした。
そのことを受けて、審査報告書では次のように伝えました。「ユニック作業など一定の力量がないと任せられない作業を洗い出し、トップランナー方式などによりその力量の向上を計画し、実施し、その効果を評価することで教育・訓練のPDCAをまわし、業務効率や業務の質の向上を図ることは改善の余地がある。」と。
ISO14001:4.4.2項の教育・訓練にもPDCAの要素が含まれていることを知ってほしいと思って指摘しました。
写真はホテルの窓から見た昨日朝の上田駅です。このブログは浜松へ向う新幹線の中で書きましたが、何かと遅くなり夜中の発信なってしまいました。