ISOな日々の合間に

土曜日は環境保護の最新の行政・業界動向、日曜は最新の技術動向を紹介。注目記事にURLを。審査の思い出、雑感なども掲載。

大阪府立大学の研究グループは室温で作動する全固体ナトリウムイオン二次電池の試作に成功

2012年05月27日 | 週間ニュース:ピックアップ
注目ニュース:120520-120526

◎(経5/25企業13) メルセデスベンツ日本は2人乗り小型車スマートの電気自動車モデルの予約受付開始,家庭で充電し140km走行

◎(刊5/25環境13) 清水建設は新社屋の完成式,8月業務開始,輻射空調や自然光利用,太陽光発電などで二酸化炭素排出量を62%削減
http://www.shimz.co.jp/news_release/2012/2012006.html#note

●(刊5/24表紙1) 住友精密工業はごみ処分場からの浸出水の分解処理で中国の公的機関から国家基準値をクリアと認定,難分解性物質の酸化分解

◎(経5/24夕刊社会14) 近畿大学は放射性セシウムを吸着する漆喰を開発,普通のセシウムを含む水から99%除去,ゼオライトとCaイオン水を添加
http://www.kindai.ac.jp/news_event/2012/05/99ca.html

◎(環5/23表紙1) 東芝はシュウ酸水溶液を使い下水汚泥の焼却灰から放射性セシウムを溶離する技術を開発,条件を最適化し90%

◎(経5/23表紙1) 日揮は15年からインドネシアで低品位石炭を液化した燃料を生産し石油火力発電所向けに重油代替を目指す
http://www.jgc.co.jp/jp/01newsinfo/2012/release/20120524.html

●(刊5/23情報通信9) デンソーは冷媒を自然循環させ空調機を冷やし外気併用型の室内空調機冷却システムを開発,3割節電,既存のDCに適用可能 (DC;データセンター)

●(刊5/23科学技術21) 東芝テック,堺化学,富士セラミックスは共同で鉛フリーのインクジェットプリントヘッドを開発,3年以内に販売,圧電素子 (ニオブ酸アルカリ系)

●(刊5/23科学技術21) 大阪府立大学の研究グループは室温で作動する全固体ナトリウムイオン二次電池の試作に成功,ナトリウムとリンと硫黄電解質 (現在実用のナトリウム硫黄電池は250度以上で作動,腐食の問題などで厳しい)
http://www.osakafu-u.ac.jp/info/publicity/release/2012/20120518.html

◎(刊5/22素材11) 京都市の日本写真印刷は色素増感型太陽電池(DSC)の商用生産を13年初めに開始,独立電源として製品化予定

国際エネルギー機関は11年にCO2排出量 日本は2.4%増と

2012年05月26日 | 週間ニュース:ピックアップ
気になるニュース120520-120526

◎(経5/2企業12) 日本原子力発電は12年3月期の決算で最終損益128億円の赤字に,保有原子力発電所3基全停止で,原発保守で収入確保

○(経5/26社会42) 日本弁護士連合会は大分市での定期総会で停止中の原発の安全性が確保されるまで再稼働を許さないとの宣言を採択 (問題は安全性確保されているとの判断基準が各界で統一されていないことですね)

●(経5/26社会43) 群馬県の高崎金属工業(産廃処理)は処理を委託された廃液にホルムアルデヒド汚染原因物質含有を知らず中和処理し排水と (委託事業者;DOWAハイテック(埼玉県本庄))

◎(経5/25総合3) 政府は年内に波力や潮力を使った海洋発電の候補地の公募を開始し13年度中に実証実験開始,政府主導で権利調整など

●(経5/25夕刊総合3) 国際エネルギー機関は11年に世界で排出された二酸化炭素が前年比3.2%増の316億トンと過去最高と,日本2.4%増

◎(経5/23夕刊総合3) 東京電力は経済産業省の電気料金審査専門委員会の席で電気代の単価と収益構造を示した,大口は家庭の半値,利益の9割家庭 (大口顧客は夜間電力と自家発電で割安と。家庭料金は高いというがもっと値上げしないと節電(温暖化対策)しないのでは)

●(経5/23夕刊総合3) 中央環境審議会の小委員会は20年時点での温暖化ガス排出量を試算,原発比率15%で90年比15%減と政府目標未達 (過度に原発頼みだったツケかなぁ)

●(経5/23夕刊総合3) 中部電力は11年度の二酸化炭素排出量が10年度比8%増の6700万トンと過去最高,浜岡停止と火力発電増で

◎(経5/22表紙1) 関西電力は午後1-4時も電気料金を夜間11-7時の約6倍に設定するメニュー,東電も類似を導入,九州電力は実証試験へ

●(経5/22夕刊社会15) 岐阜県警は土岐市のマグネシウム工場から出火し6時間経過しも炎上中と (放水消火活動できない,化学消防車は消火活動していないのかな)

早朝から出張のため帰路の新幹線からアップ

ブリヂストンはロシアタンポポからタイヤ用天然ゴムを抽出

2012年05月20日 | 週間ニュース:ピックアップ
注目ニュース:120513-120519

◎(経5/18表紙1) 日本製紙Gは夏の節電対策に九州の工場から関西の4工場へみなし節電制度を活用し余剰電力を融通し操業維持,自家発余力で
http://www.np-g.com/news/news12051701.html

◎(刊5/18表紙1) 佐賀大学の研究グループは柿や落ち葉のポリフェノール成分が水に溶けたセシウムを効率よく回収可能であることを確認

◎(刊5/18環境12) 神戸市のノザワは外壁緑化用植物が補助材なしに登はんできる特殊タイルを開発,表面を粗化し特殊釉薬で水の均一拡散実現
http://www.asloc.co.jp/product/product17.html

●(経5/18企業13) ブリヂストンはロシアタンポポからタイヤ用天然ゴムを抽出した,天然ゴム並みの強度を確認,14年までにタイヤを試験製
http://www.bridgestone.co.jp/corporate/news/2012051701.html

◎(刊5/18科学技術20) 英国のサウサンプトン大学の研究グループは水洗浄力を飛躍的に高める超音波ノズルを開発,節水や省エネでも抜群,蛇口取付

◎(刊5/18科学技術20) 茨城大学の研究グループは430度Cの耐熱性鉛フリーハンダ材料と接合技術を開発,アルミニウムと亜鉛の合金,加熱圧接

◎(刊5/18科学技術20) 千葉県浦安の日本エリーズマグネチックスは産業技術総合研究所と共同で廃プリント基板からタンタル素子を回収する技術開発http://www.youtube.com/watch?v=klAmdeokdeU&feature=autoplay&list=UU83ZV8oEMTrT9nzRyCoTE3w&playnext=1

○(刊5/17自動車5) 日野自動車グリーンファンドは12年度助成事業を公募開始,自然環境保全で総額750万円,7月末まで
http://www.hino-global.com/j/csr/greenfund/promotion.html

◎(刊5/17科学技術21) 京都大学の研究グループは銅を触媒にアクリル酸などカルボン酸を合成できる反応を開発,レアメタル代替,ヒドロシラン利用

◎(刊5/14科学技術18) 山形大学と福島市の富士技研化学の研究グループは水中のホウ素を効率よく回収する方法を開発,リン酸イオンとアンモニアで (回収率維持やコストが課題)

今夏の節電対策が正式に決定,関西電力管内で15%節電,計画停電準備も

2012年05月19日 | 週間ニュース:ピックアップ
気になるニュース120513-120519

●(経5/19社会39) 埼玉県は行田と庄和の両浄水場から水道水質基準を超えるホルムアルデヒドを検出,千葉県も上花輪で,工場から流出の可能性

●(経5/18夕刊表紙1) 政府はエネルギー環境会議で今夏の電力需給見通しと節電対策を正式に決定,関西電力管内で15%節電,計画停電準備も (ネガティブキャンペーンばかりでなく温暖化対策のポジティブキャンペーンも期待したいのですが)

●(刊5/18表紙1) 日立環境財団は第39回環境賞で環境大臣賞に東工大とダイソーの低燃費タイヤの製造法を決定,ほかに優秀賞や優良賞
http://www.hitachi-zaidan.org/kankyo/topics/docdata/topics59_01.pdf

◎(経5/17国際6) 日本経済新聞は供給増で安価なシェールガスの供給増の見通しから原子力発電や再生可能エネルギーに逆風と,発電燃料に変化 (発電燃料はコストだけが決定要因ではないが)

●(経5/17夕刊社会15) 気象庁は岩手県大船渡の大気環境観測所が定期観測している二酸化炭素濃度で観測開始の87年以降初めて400ppm超http://www.jma.go.jp/jma/press/1205/16a/2011CO2.html

●(経5/17社会38) 環境省は建物解体現場でのアスベスト(石綿)の飛散防止徹底のため大気汚染防止法の改正へ検討開始,立ち入り権限強化など

◎(経5/17社会39) 横浜市は関西電力の株主総会で脱原発と原発の安全性の確保,経営の透明性など10議案を提案へ,賛成を主要株主に求める

●(経5/14表紙1) 政府は今夏関西電力管内の節電目標を15%,中部や北陸,中国へも節電要請し5%分融通し5%分圧縮,北電や九電も節電を

◎(刊5/14表紙1) 日本自動車部品工業会は自動車部品の製造から使用,廃棄までの二酸化炭素の排出量のデータベースを構築へ,12年度製造時
http://www.japia.or.jp/

◎(経5/13経済3) 政府は関西電力管内で15%弱の電力不足予測を受け西日本管内の他の4電力会社管内に5%前後の節電目標を設定へし融通 (より公平へ努力,個々の企業や家庭に対し一律なら問題だが)

<高山にて>

GM,VWなど米独8社は新規のEV充電規格を公開

2012年05月13日 | 週間ニュース:ピックアップ
注目ニュース:120506-120512

◎(経5/11企業9) 東京工業大学の研究グループは太陽熱の効率的集熱技術を開発,サウジアラビアと中国の太陽熱発電プロジェクトに参加実証

◎(刊5/11科学技術22) 東北大学と日立製作所は800度Cの蒸気温度に耐え,製造性に優れた石炭火力発電プラント向け材料を開発,NiとCo系 (信頼性評価に時間)
http://www.tohoku.ac.jp/japanese/2012/05/press20120509-01.html

◎(刊5/11科学技術22) コスモ石油ルプリカンツと山形大学の研究グループはエンジンオイルの交換時期判別シートを開発,試薬と反応し変色

◎ (刊 5/10 素材 10 )  三洋化成は生物由来の資源を原料の半分以上使用したモデリング材を6月中旬に発売,ひまし油や貝殻,バイオマスマーク取得 (バイオマスマーク;日本有機資源協会)
http://www.sanyo-chemical.co.jp/press/pdf/pr_2012/jpn/k120508a.pdf

●(経5/10企業13) ミネベアは自社の導光板の製造技術を活用してLED照明用レンズの製造コストを8割削減した超薄型レンズを開発,事業参入

◎(経5/9国際7) GM,VWなど米独8社は新規の充電規格(コンボ)を公開,緊急時の急速充電と夜間普通充電を1プラグで等日本勢より優位
http://news.livedoor.com/article/detail/6544718/

●(経5/9企業11) 日本IBMとNTTデータ先端技術は消費電力を約2割削減できるデータセンター用システムを発売,高電圧直流給電技術
http://www-06.ibm.com/jp/press/2012/05/0901.html


◎(経5/9消費29) 日本経済新聞は省エネを意識したキッチン用品や食品に人気と,電子レンジ用圧力鍋や,早ゆでスパゲッティ,加熱不要食品

◎(刊5/8表紙1) 三菱電機エンジニアリングは振動発電を用いたバッテリーレスの無線センサーシステムを開発,温度や湿度など送信

◎(経5/6表紙1) 東京大学と産業技術総合研究所などは重力のわずかな変化をとらえ海底のレアメタルや貴金属などの鉱脈を探す技術を開発

WHOは喫煙を減らす数値目標を25年までに一律3割減検討

2012年05月12日 | 週間ニュース:ピックアップ
気になるニュース120506-120512
●(経5/12社会42) 公害等調整委員会は茨城県神栖市のヒ素汚染被害住民からの損害賠償を求めた責任裁定申請で県の責任を認め支払命令,国棄却 (県は自然由来と判断(即断)し問題化するまで住民への周知や原因調査せず,不作為に断)

◎(経5/11経済5) 日本経済新聞は政府が今夏の電力不足回避へ対策造りを急ぐと,大飯原発再稼働へ努力するが不調に備え対策の準備作業と

●(経5/11社会42) 環境省はラムサール条約の新たな登録候補地として渡良瀬遊水地,北海道の大沼,宮島,荒尾干潟など9カ所を選定

◎(経5/10夕刊総合3) 政府は電力需給検証委員会を開催し関西電力管内で8月に最大15.7%不足の見通しを提示,原発で解消も強制節電を検討へ

◎(経5/10経済7) 政府は温暖化対策と国際環境規制への備えとして天然ガスを動力とする外航船を15年度中にも実用化へ,建造費の一部補助も(小型船は実用化しているが,外洋用では技術課題が多い)

◎(経5/9夕刊表紙1) 世界保健機関(WHO)はがんなどの原因となる喫煙を減らすため全加盟国に数値目標を導入へ,25年までに一律3割減検討 (外圧で日本もようやく数値目標設定かな)

●(経5/9夕刊総合2) EUのエネルギー政策担当欧州委員はEUの原発安全基準に関する法律の改定を当初予定から前倒しして年内にも策定の方針と

◎(経5/8表紙1) 東京電力は今週にも家庭用電力料金の引き上げを政府に申請する方針,使用量が少ない利用者については引き上げ幅抑制など

◎(経5/8総合3) 政府は今夏猛暑の場合関西電力管内で8月のピーク時に15%弱の電力が不足と試算,今週にも需給見直しをまとめる (見直して対策を考えて国民に協力を求めると言わないのはなぜでしょうね,新聞記者の切り込み不足かな)

◎(経5/6社会30) 日本経済新聞は食品中の放射性セシウムの基準で流通業界が消費者要望で国より厳しくし漁師が水揚げ激減で困惑

東芝は業界初の菜種油変圧器を鉄道事業者向けに納入

2012年05月06日 | 週間ニュース:ピックアップ
注目ニュース:120429-120505

◎(刊5/4環境7) 商船三井は高効率排ガスエネルギー回収システムを13年竣工予定の鉄鉱石専用船に搭載,6%燃費節減
http://www.mol.co.jp/pr-j/2012/j-pr-1232.html


◎(刊5/4環境7) 旭化成は中国の第一財経と共同で内モンゴルのホルチン砂漠でポプラ8300本を植林,中国市民の環境保護意識高揚のため
http://www.asahi-kasei.co.jp/asahi/jp/csr/news/2012/20120410.html

○(刊5/4 商社9) 三菱商事と野村不動産は東武野田線新船橋駅東地区で大規模な環境配慮型街づくりを開始,街全体でエネルギーをシェアなど

●(刊5/3表紙1) 省エネセンターは工場やビルの省エネ診断や専門家を講師として派遣する無料サービスを強化,診断事例をウェブで公表

◎(刊5/3電機7) 東芝は業界初の菜種油変圧器を鉄道事業者向けに納入,二酸化炭素排出量9割削減,消防法の危険物外 <可能なんですね! 他用途への展開も期待します>
http://www.toshiba.co.jp/about/press/2012_04/pr_j2702.htm


◎(経5/3企業10) 古河電工は自動車用組み電線向けに強度を2倍にした新形アルミニウム線材を開発,重量半減で銅線をの代替狙う,CNT混入 (CNT;カーボンナノチューブ)

◎(経5/3企業11) 日本経済新聞はカーシェア向けの車両台数が13年にも1万台を超える見通しとタイムズ24などの計画から推定

◎(経5/3首都圏35) 横浜市のマイボトル運動にチェーン系カフェ店が参加,対応施設が106か所に,20-50円飲食代値引き,タリーズなど

◎(刊5/2モノづくり4) 大成建設は建材と内外装の仕上げ材について製造時のCO2排出量や耐久性から環境性能を評価するシステムを開発,実用化

◎(刊4/30科学技術11) 三菱化学は様々なフラーレン化合物を簡単に合成できる方法を開発,塩化鉄を用いて各種カルボン酸とフラーレンから1段で

北海度電力泊原発3号機が定期点検入り、42年ぶりに国内の全原子力発電所が停止

2012年05月05日 | 週間ニュース:ピックアップ
気になるニュース120429-120505

◎(経5/5表紙1) 日本経済新聞はエネルギーを問う特集の原発ゼロの試練で迫る夏に産業界が不安,昨年はコスト度外視し緊急対応,我慢も限界(2割省エネが簡単に持続できるのなら京都議定書目標はとうに達成済み)

●(経5/5表紙1) 日本経済新聞は北海度電力泊原発3号機が定期点検に5日深夜に入る,70年以来42年ぶりに国内の全原子力発電所が停止

●(経5/5総合2) 日本経済新聞は社説で安全対策をよく吟味し原子力発電所を動かすリスクと止めるリスクを勘案して判断する必要となど (どうして今頃新聞社からなのかな。 リスクを誰がどう負担するかも明らかにする必要がある)

●(経5/3経済4) 政府は20年時点での温案化ガス排出量を試案,原発寿命40年として1%減からせいぜい10%減,原発0で9%増もと <鵜呑みにしてよいのかな。計算結果の妥当性を誰がどのように評価するのでしょう>

◎(経5/3経済5) 政府は電力需給委員会で関西電力の節電効果積み増し案を提示,8月の電力不足なお15% (経済活動の前提がよく分からない,経済停滞覚悟なら不足しないが不況に)

◎(刊5/3環境8) 東ソーは11年11月の塩ビモノマー製造設備で発生の爆発火災事故が塩化水素に塩ビモノマーが混入し鉄さびと発熱反応でと (鉄さびで発熱反応,槽内圧力上昇の危険性を認識していなかった,たかがサビと侮れず)

●(経5/2夕刊総合2) 日中韓の環境ラベル認証機関はエコマーク制度で相互認証の手続きで合意へ,パソコンのほかコピー機なども対象に共通基準等

○(経5/2消費29) 積水化学は蓄電池付戸建て住宅を発売,必要エネルギーの6割を賄う,エネルギー管理システムを設置 (太陽光では梅雨時や雨天の際も賄うには大規模蓄電装置が必要)

◎(経4/30科学技術11) 日本経済新聞は敦賀原子力発電所1,2号機直下に断層と似た破砕帯があり近くの活断層と連動の恐れと専門家が指摘と (破砕帯;過去の地震でできた帯状の割れ目)

●(経4/29夕刊表紙1) 埼玉県は太陽光発電事業者向けに一般住宅の屋根を仲介する制度を創設へ,設置可能な住宅を登録して貸し出す,企業公募へ

SSD-PC オディオを楽しむ No.1

2012年05月03日 | お楽しみ
その1:スーパーオーディオ並

内容:1.はじめに、2.システム構成など、3.音質について

1.はじめに
昨年9月に書籍「麻倉式PCオーディオ」(*1)を購読し始めてから仕事の合間を縫ってPCから流れるオーディオの音質改善に様々な角度から取り組んできました。かれこれ半年経って満足すべきレベルに達したので取り組みの経緯をまとめておこうと思います。何よりも到達の満足度は想定をはるかに超えた大化け状態にあり、スーパーオーディオも斯くや思う程です。

2.システム構成など
今回の検討結果に至った内容は次回以降おいおい紹介するとして、現在の成果であるシステムやソフトなどの現状を整理しておきます。

2.1 PCはエプソン製MR6000、OSはWindows Vista(32bit) SP2、CPUはIntel Core2 Quad Q9400 2.67 GHz, メモリは4.0GB。 業務用のデスクトップPCでしたが、使い込んで不調になったためマザーボードを交換して初期化後、MS Officeなしで、オディーオ関連ソフトのみをインストールしたオーディオ専用機です

2.2 オーディオファイルの格納は、D-ドライブの内蔵SSD「BUFFALO 内蔵SSD 512GB SSD-N512S/MC400」(シーケンシャルリード 400MB/s超 6Gbps対応 SATA用)へ。
http://buffalo.jp/product/ssd/internal/ssd-ns/

2.3 USB-DACは「Lindemann USB-DAC 24/192X」(ファームウエアー:v1.43.0)
http://www.lindemann-audio.de/en/products/usb-audio/products/usb-dac-24192/product-features/

2.4 PCとUSB-DAC間の接続は「アコースティックリバイブ製USBケーブル タイプ USB-1.0PL」
http://www.acoustic-revive.com/japanese/pcaudio/

2.5 スピーカーは日本電産ピジョン製パワードスピーカー「Orphean WB-28」
http://www.g-mark.org/award/detail.php?id=33207&sheet=outline

2.6 USB-DAC とスピーカー間の接続用PRO CABLEには「BELDEN ベルデン 8412」 http://www.procable.jp/products/Belden8412.html

2.7 PC、スピーカー及びUSB-DACなど全ての電源はレギュレーター「Voltampere社製 GPC-TQ」から確保。 http://www.voltampere.jp/gpctq.html

2.8 オーディオリッピングソフト:Exact Audio Copy V1.0 beta 2(Wave Fileとしてリッピングし、SSDへ格納)

2.9 再生ソフト「Sound Player Lilith for Unicode OSs 1.0 Pre-beta 3」をSSD-Driveにインストール

3 音質について

3.1 想定を超えるハイレベルの音質が再生可能になった理由は主に次の2点にあると思います。
 ①ハードウエアーとして潜在能力の高いLinndemann DACと優秀な電源レギュレータを採用したこと
 ②オーディオファイルと再生ソフトをSSDに一緒に格納し、回転系の排除と振動抑制に努めたこと

3.2 S/Nが高く音の透明感が高く、分離も良好で一切のノイズやベールを取り去ったようだ。圧倒的に情報量が多く各楽器の分離・定位感が明瞭で、奥行き、立体感、空気感も豊か。高音域で弱音でのヴァイオリンの透き通るような美しさ。ヴォーカルの質感は筋肉質で歌手のかすかな呼吸音もうれしい。重量感のある低音。音の立ち上がりが早く、リズム感がある。192/24のハイレゾ音源も力強さを取り戻し、まさに目の前で演奏しているようだ。
敢えて例えれば、映画「アバター」を3DのIMAXで初めて見た時の立体感と圧倒的な音質の感動に近いかもしれない。

上記以外の様々なノウハウやに検討過程ついては以後折を見てご紹介したいと思います。

*1 アスキー新書「高音質保障! 麻倉式PCオーディオ」 麻倉怜士著