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自由が丘 ワイン処 コッコロ 元店主の美味しいもの日記

ワイン大好き、イタリア大好き、
美味しいもののためなら何処へでも♪

フィレンツェの二つの市場

2013年02月13日 | 2013ローマ&フィレンツェ
フィレンツェの中央市場は、フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅から、徒歩5分ほどの便利な場所にあります。ドォーモからも5分、観光客も多く訪れる場所。 外観は、ちとボロいし、中は、底冷えがするし、・・・、でも、ここができたのは、1874年、当時は、相当ハイカラな建物だったに違いない。

お肉屋さんは、さすがに肉食の国~っという感じで、いろんな肉、半調理品が、カラフルに並んでいる。そのままオーブンに突っ込めばいいように、ハーブがはさんであって糸で巻いた肉の塊、中にチーズや野菜を肉で巻いて、家庭でフライパンで焼くだけになっていたり、トリッパ(内臓)も、臭み抜きをしてあったり、主婦の強い見方。
豚が半分になって、タンカ?に乗ってました~。

オリーブも必要な分だけ、量り売りしてもらいえるし、パスタも生パスタ屋さんがあって、おうちで茹でるだけ、これ、日本にもあったらいいな~。
ホーレン草も茹でて刻んで丸めてあるのかな~、これもリゾットにしたり、スープに混ぜたり、ピザに乗っけたり、便利半調理品。


中央市場が、観光客向けに変化したのに対し、東に離れた場所にサンタブロージョ市場というのがある。なんだか下町っぽいエリア。 中央市場よりは小規模だけれども、地元感が強くて、楽しい。 中には、肉屋やチーズ屋、パスタ屋、乾物屋などがあるが、外には、元気な野菜が、きれいに並べられている。曜日によっては、豚の丸焼きの店が出たり、ナポリからのチーズ生産者が来ていたりする。
以前、帰国の日の朝、まだ暗い時間に、市場に出かけ、アーティチョークとナポリからのチーズを買って、帰国したことがある。 アーティチョークを買って、どうやって調理するのか聞いてみた。八百屋のお姉さんが、レモンとイタリアンパセリを入れて、茹でるのよ~。と言って、イタリアンパセリをわざわさ見せながら、親切に教えてくれた。これも市場ならでは。
チーズは、ブラータというモッツァレラにクリームが入っている、大好きなチーズ。ビニール袋にミルクが入って、その中に浮いている状態。空港の手荷物チェックで、水分があるために、廃棄されてしまった。え~~~!ノーーーーーーー!と、取り返し、トイレでミルクを搾り出して、再びチャレンジ。そんな日本人のアホさかげんにあきれたのか、半分笑いながら、通してくれた。
しかし、パリの乗り継ぎで、あっさり没収。涙、涙で帰国したのを思い出す。
 


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早朝ごはん、遅朝ごはん? 2回の朝ごはん(汗)

2013年02月10日 | 2013ローマ&フィレンツェ
行きたいところは、いっぱい。 食べたいものは、た~くさん。 フィレンツェ3泊で、食べられる回数、量は限られる。少しずつ時間をずらして、ちょっとずつ食べよう。

ニルデさんのところでの朝食は、朝7時半。(一回目の朝食) 
カフェラテと、トースト、リコッタチーズ、バナナの入ったヨーグルト
ジャムとおきまりのヌテッラ(チョコレートペースト)


ごちそうさま~して、早速、外に出る。まずは、目の前にある中央市場をのぞく。昨日、チェックインの時に来てくれていた奥村千穂さんが、フィレンツェのレストランやショップの情報が入った地図をくれた。地図を見ながら、中央市場のボリートも美味しいわよ。 最近行って、トマトソースが美味しかったサン・ミケーレというレストランもいいわよ~と、情報をいただいていて、両方とも気になったので、今日は、その2件をクリアしよう。

ランブレドット(内臓の煮込みを挟んだパニーニ)が、有名なお店。数年前に来たときに食べたので、今日は、ボリート。 ここでも、Avete(~は、ありますか?)を使い、聞いてみる。皿に持ってくれて、パンもつけてくれた。(本日、2回目の朝食)
 
赤いのは、ピリ辛トマトソース、緑は、パセリなどの緑の野菜のソース
しょっぱめの内臓の煮込み、このソースをちょっとずつ付けながら、美味しくいただく。時々パンでリセット。

2年半前に来たとき中央市場は、雨漏りによる停電がよく起きて、2階は工事中だった。なんだか、以前より、こぎれいなお店=お土産やさんが増えたな~、という感じ。 ま、観光客の自分には、好都合なのだが。 どの店も、英語が話せるスタッフを雇っていて、買い物に不自由しない。日本人スタッフのいる店も2件あった。 日本人スタッフがいるお店は、少し高い気がするが、食材の使い方を教えてくれたりするので、ものによっては、便利だし使える。ここでは、ドライトマトと、ハーブミックスを買う。チーズは、もっとローカルなお店でリーズナブルに買う。
ここで、またもや、便利単語、ポッソ アッサジャーレ?(味見できますか?) チーズやさんのおじさん、嬉しそうにチーズを切ってくれる。 ペコリーノ・トスカーノ(羊のチーズ)、トリュフ入りペコリーノ、赤ワインの搾りかす付けのペコリーノを購入。 それぞれ真空パックしてくれる。本当に、観光客には便利な市場になった。
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Tavola~ ターヴォラ~ ご飯だよ~

2013年02月08日 | 2013ローマ&フィレンツェ
ニルデさんから言われた通り、7時半にダイニングに行くと、かわいいセッティングはされているが、まだまだ準備中。そう、イタリア人に7時半と言われて、その通りと思うのが間違い? ニルデさんは、リビングのソファで、クイズ番組を見てくつろいでいる。料理を作っているのは、甥(関係がよく解らないのだが・・・、マンマとは呼んでいなかったから、ニルデさんとは親子ではないようだ)、そして、その妻(ガールフレンドと言っていたから籍は入っていないのか・・・この辺も不明) ソファには、ニルデさんの他に、彼女のお友達、甥?の子供(ここは、バッボと読んでいたから、親子)。 私はキッチンを覗きに行き、料理を作っている二人を見学させてもらった。料理を作っているルッカは、なんとシェフをしているそうだ。今日は、プロの食事が頂けるわけね。その奥様(ガールフレンド?)ソニアは、彼とは違う店でウエイトレスをしているとのこと、料理もできる。たまに、二人の愛犬の黒いトイプードルや、息子のアレッシオが、ちょろちょろ入ってくる。

さあ、料理が出来上がった。 アレッシオが、皆を、「Tavola~、Tavola~(食卓へ~、ご飯だよ~」と呼びに行く。

ニルデさんは、かわいいものが好き
お皿やカトラリーも、子供のお誕生会のセッティングのようにかわいい(私には経験ないけど・・・、きっと子供のいる家では、こんな感じかと(汗)
  ワンコがかわいいから、写真を撮ろうとしたら、動き出した

1月6日は、Epifaniaというイタリアの祭日。 クリスマスのような日。家族が集まって食事、いつもより、ちょっぴり豪華なお食事だ。
ミートローフ、タコのサラダ、カネロニ
  
デザートも力が入っている(これは、ソニア作)


イタリアのシステム・キッチン
食器洗浄機は、普通だから、洗い場が小さい。 冷蔵庫やオーブンも棚などの一部に組み込まれ、一面に収まっている。美しくておしゃれ、でも、どれか一つが壊れたら、大事な感じだね~。
 
料理をしているソニアとルッカ
二人は、少し英語がしゃべれるので、ちょっとお話ができた。私は何をしている人か?と聞くので、お店をやっている、料理もサービスも一人でやっている。と二人に伝えると、「おおお、俺達、シェフ同士~」みたいな、妙な連帯感が生まれた。

皆がテーブルにつこうとしているとき、もう一人ゲストがやってきた。いずみさんという日本人だ。日本人がニルデさんのお宅にホームステイするとき、よく呼ばれるそうだ。
いや~、彼女の食べっぷりに、一目ぼれ? お酒も好きなようだ・・・、これは、楽しくなりそう。




  
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フィレンツェのイルミネーション

2013年02月07日 | 2013ローマ&フィレンツェ
ニルデさん宅でのホームステイは、朝・晩2食がついている。「今日の夕飯は、7時半ね」と言われ、それまで街を散策することにする。久々のフィレンツェ、今回が5回目、イタリアの中では、一番滞在日数が多い。中央市場前に位置するニルデさん宅から、サン・ロレンツォ教会の横を通り、サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂=ドォーモへ向かう。 1月も2週目に入ったのもあり、フィレンツェは、静かだ。歩いている人の服装も、なんとなく深い色が多い気がする。

ローマのイルミネーションとは、違いますね~。なんとなく、大人~?
 

ドォーモのクリスマス・ツリーは、本日1月6日まで
明日は、片付け作業が始まる
白と緑とピンクの色大理石で装飾されたゴシック様式の大聖堂、優雅で美しい
 





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ニルデさん宅にホームステイ

2013年02月05日 | 2013ローマ&フィレンツェ
今回の旅の主なる目的?
・ヴァチカン博物館を堪能
・ユーロスターにトライ
・ホームステイで一般家庭の暮らしを楽しむ

1月6日旅の4日目、ローマからフィレンツェへ到着した。いつもは、お気に入りのB&Bに宿泊するが、今回は、ホームステイを体験することにした。ニルデさんという方のおうちで、フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅から徒歩5分、中央市場の目の前というロケーション。駅からタクシーに乗る距離でない。ま、だいたいの場所はわかるから、スーツケースを引っ張っていくか。たしかに近い、でも、歩きだして・・・イタリアの道路事情を忘れていたことに、ちょっと後悔・・・。フィレンツェの街は、石畳で出来ているのだ。ガタゴト、ガタゴト・・・スーツケースのキャスターが壊れそうだ(汗) 途中、苦労している旅行者を、おお、ボンボヤージと、露天のおじさんにちゃかされる。ボンボヤージって、フランス語じゃん。なんとか、ニルデさんの住んでいる建物に到着、ベルを鳴らす。 すると、「は~い」と、日本人の声。おや? 入り口に向かえに来てくれたのは、この宿を手配してくれた奥村千穂さんという日本人。彼女は、現在、フィレンツェ郊外で、田舎暮らしをしている。彼女の書籍も数冊あるし、NHKで彼女の田舎ぐらしが放映されたりして、ちょっとした有名人だ。 たまたま他のお客様の関係で、フィレンツェにおり、私のチェックインを手伝ってくださったようだ。ニルデさんのお宅は、建物の4階だか5階だかにある。そして・・・エレベーターが無い! 千穂さんにスーツケースを持ち上げるのを手伝ってもらいながら、帰りは、一人でやらないといけないんだな・・・と、暗い気持ちになってくる。

千穂さんによると、昨日だか一昨日だかに、ニルデさんは、転倒をして、顔を大打撲、お岩さん状態とのこと。なので、お手伝いに姪に泊まってもらっているとのこと。

ニルデさんは、私の母より少し若いくらいで、いつもは、お一人暮らしらしい。

簡単に鍵の説明を受け、部屋に案内される。部屋は、6畳くらいの小さいお部屋。かわいい小物が沢山飾ってあって、私は、「ピノキオの部屋」と自分で呼んでいた。ベッドも日本人仕様?のシングルベッドで、寝相悪くしていると、足で小物の棚を蹴って、ガタゴトさせてしまう。
でも、狭い住居に慣れ親しんでいる日本人には、なんとも落ち着く部屋、そして、寝心地のいいベッドだった。
 
名付けて「ピノキオの部屋」、そして、ニルデさんのリビング

ニルデさんのお宅は、ニルデさんが使う主寝室とバスルーム、ダイニングキッチン、リビング、ピノキオの部屋、ゲスト用バスルール、もう一つ広いゲストルーム、といった感じ。お一人暮らしには、充分すぎる広さだ。3泊からホームステイを受け付けており、結構日本人がコンスタントに使っているようだ。クリスマスの頃からは、私の1月9日チェックアウトまで、ずっとゲストがいたらしい。日本人は綺麗好きだし、礼儀正しい、そして静かだから、彼女の老後のいいビジネスだ。以前は、学校の先生をしていたらしい。
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