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オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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2009年通信簿 27 古谷拓哉

2009-11-09 00:09:03 | 千葉ロッテ

27 古谷拓哉 投手 28歳 年俸810万円

【2009年成績】 4試合 0勝0敗0S 防御率11.81 5回1/3 8被安打 0被本塁打 4与四球 2与死球 3奪三振 被打率.364

開幕当初は2軍で鬼のようなピッチングを繰り返して、崩壊をしていた1軍投手陣の救世主とも言われていた古谷でしたが、結局は2軍の帝王でしかありませんでした。
むしろ底を見せてしまったことで今オフでの戦力外もあるのではと考えたぐらいで、来季も明るい材料がどうにも見つかりません。

2軍でも終わってみれば結局は4点台の防御率だったものの、イニングとほぼ同数の奪三振、1試合平均で3個を切る与四死球と、数字だけを見れば悪くはありません。
しかし1軍でのあのピッチング、そして鎌ヶ谷などで見た内容では今後も多くは期待できない、それが正直な感想です。
ルーキーイヤーに見たときにはもう少し腕が上から出ていたと記憶をしているのですが、今の古谷はストレートは130キロ台半ばでコントロールもアバウト、しかし平均的にまとまっているので2軍では結果を残せるという、まさに典型的な1軍半の投手です。
球筋に角度があまりないのも痛手で、左打者にも粘られた挙げ句に打たれるシーンを数多く見せられましたし、何か一つでも武器がなければ生き残っていくのは厳しいでしょう。

その武器をどこに求めるか、なかなか難しい問題ではあります。
急に精緻なコントロールが身につくわけもありませんし、かと言って新しい変化球を覚えるのもハードルが高いと思われます。
そうなるとフォームを戻して球威を取り戻すしかありませんが、そう簡単な話でもありません。
本人には申し訳ないながらも来季も似たような成績に終わってユニフォームを脱ぐ、どうにもそんな姿しか思い浮かべることができません。
あの評価は何だったのかと恥ずかしくなるような、そんな古谷の奮起に期待をするしかないでしょう。

2007年通信簿
2008年通信簿


【オリオン村査定】 810万円 → 890万円 (△10%)

 

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ワンポイントで使えそうなフォームに (MATSON)
2009-11-09 00:28:37
いつの日かロングリリーフした時は四死球でものすごい危なっかしい印象が残っています。


とりあえず残ったということはあと一年チャンスをもらえたということですし、奮起してほしいですね。

本当にコレ!と言うボールがあればねぇ。
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Unknown (hitmachine9)
2009-11-09 00:52:35
いっその事、もっと下から投げて、かつての、遠山(寺本…)みたいに対左専用に特化するっちゅう手は無いのでしょうか…
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Unknown (ティック)
2009-11-09 01:22:36
2軍で一番乗ってる時に、1軍のまっさらなマウンドつまり先発をしていれば、と思ってしまうのは少し甘いですかね。実は敗戦処理というのは打ち出した打線を抑えるので意外と難しい…、でもそこを乗り越えてみんな先発なりセットアッパーを掴むわけですから、古谷選手に関しては1.5軍という評価が正しいですね。
2軍とはいえ抜群の成績を残せるわけですから自信を持って投げる事が一番大事なんじゃないかと思っています。何か弱気というのが古谷選手の印象です。

1軍で自信をなくし、その後2軍でも打たれるようになった事から考えても、1軍の投手コーチは何をしていたんだと思ってしまいますね。
来年は確実にラストチャンスです。古谷選手がつかみ損ねた1軍左腕枠は、未だに空いています。ラストチャンスなんとか1軍で使える選手になって欲しいです。那須野選手よりも期待してます。
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お返事 (オリオン)
2009-11-09 01:56:45
>MATSONさん
2軍ではさほどコントロールが悪いという感じではありませんでしたが、気持ちが弱いのかも知れませんね。
ルーキーイヤーも開幕から成瀬とともに破竹の連勝をしながらも1軍に呼ばれたのは成瀬、やはり見る人は見ているというところでしょうか。

>hitmachine9さん
もともと角度があまりないので、横手にしても変わらないような気がします。
会田は腕を下げることで故障がちになり僅か4年で引退ですから、フォームを変えるリスクはやはり大きいのでしょう。
もっともそんなことは言っていられない、古谷でしょうが。

>ティックさん
先発がぼろぼろでしたから、ファンとしては渇望をしていた古谷の1軍での先発でした。
ただそれでも1軍になかなか上げなかったのは前監督の「落ち着かない雰囲気はいや、馴染みじゃなきゃいや」の犠牲者とも言えますし、一番調子が良かったときに中継ぎでもいいので使ってあげたかったとは思います。
開幕当初の松本も同様です。
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来年こそ (ろびんそん)
2009-11-09 07:27:03
入団1年目の成績からすると、こんなにまで伸び悩むとは・・・・・・。
って感じです。
入団して4年、練習量は多くなかったかと思います。
自らを律して、鍛えなおしてがんばったらストレートのスピード、制球力、それぞれが
レベルアップする可能性があるのではないでしょうか?
来シーズン、成長した姿が見せられないと、残るのは苦しくなるでしょうね。
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もう一度! (放浪カモメ)
2009-11-09 09:49:50
完全に1軍半で終わってしまいましたね。どうせ1軍半なら、それはそれで頻繁に入替えをして1軍での経験を積ませてあげれば、もっと伸びた可能性もあります。その辺りは選手以上に首脳陣の育成能力が無かったのでしょう。

以前のように完全な上手投げではなく、だんだんと腕が下がり、松本型の投手になってしまっては、似たもの選手で埋もれてしまうでしょうし、かといってフォーム改造も容易ではありません。やはり、何か「武器」を身に付け、ワンポイントでも確実に使えるようにならないと厳しいでしょう。
悲観的な事を言っていても仕方ありませんから、まずは新体制の下で厳しい練習に耐え、体を作り直してみる事で、奇跡的に何かが変わるかもしれません。来季は、「遅咲きの選手がやっと開花した」と言われるような年にして貰いたいです。
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殻をやぶれ (スポーツ猫)
2009-11-09 19:56:10
古谷は2軍でタイトルを取った時は
来年こそは期待できると言う事を
繰り返した典型的な選手ですね。

今年も見ないと思ったら
まだ2軍の帝王やってたんですね。
何度目かの正直で来年も一応期待はしてます。
何かきっかけがあればと思える選手です。
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お返事 (オリオン)
2009-11-09 20:12:10
>ろびんそんさん
1年目は成瀬とともに「いきなり左腕が2人も!」と狂喜しましたが、それでも1人が大成をしただけで満足をしなければならないのかもしれません。
来季で30歳にリーチがかかる投手にどれだけの上積みを期待するのか、やはり酷のような気がします。

>放浪カモメさん
使わなければ育たない、これは他の多くの投手にも言えることです。
同じメンバーに固執をしたベンチの愚策もそうですし、投手ばかりを漁った編成の問題も大きいです。
やはり裸の王様にした球団が諸悪の根源でしょうが、ここで大きく舵を切ったことに期待をするしかありません。

>スポーツ猫さん
来季は2軍で結果を残してのし上がるのではなく、最初から1軍でスタートをするつもりでやらなければ厳しいでしょう。
この秋季キャンプでアピールができたのか、春季キャンプのメンバー割りの時点で古谷の来季が決まりそうな気がします。
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Unknown (まる)
2009-11-09 22:11:37
2005年のファームが優勝した年は最多勝で勝ち頭だったような?そしてシーズンも最後になって初登板の機会(ソフバン戦?)を得ましたが2イニングほどで降板し、翌日浦和行き。

古谷にしても、一番自信を持って投げてた頃にもう少し使って育ててほしかった。

今年の登板では何が決め球でどういう組み立てをすれば打ち取れるのかそれすら本人も判らない感じでした。言葉は悪いですが、期を逃した最たる例のような・・・・
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Unknown (ロッチ)
2009-11-10 00:24:20
旬な時期に上で投げていないってのが
一番癌ですね。。。
特に2006年なんて誰でも一緒だったのに。。。
社会人入団選手に限った事じゃないですが
ある程度年齢重ねて入ってるわけだから
いい方悪いかもですが
ベストフォーム時に使い切るってのも
選手にとってはいいかも知れないですし。

まぁ二桁敗戦投手を二人も作ってしまったり
ベテラン枠があり続けた起用法に
若手を使えと言っても無駄だったのかもしれないですが
。。。
貴重な?トレード左腕て事で苦笑
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