オリオン村(跡地)

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ラストチャンスに大嶺祐が沈み、ラッキーエイトに角中が輝く

2016-05-09 01:53:50 | 千葉ロッテ

 

今日に勝ってGWは5勝4敗で勝ち越し、しかしソフトバンクが6勝1敗2分ですから週明けの首位攻防戦とは名ばかり、独走態勢に待ったをかけられるかどうか、といったところでしょう。
それでも敗色濃厚なところからの逆転勝ちは気持ちがよく、そして日曜日の勝利は3週間ぶり、土日とも勝ったのは今季初です。
6連勝のソフトバンク、13連勝のバンデンハークを止めることができるのか、前回は何も止められませんでしたが、今度こそ、今度こそです。

ラストチャンスの大嶺祐は2回3失点、さすがに浦和行きでしょう。
糸井の内野安打は不運でしたし、ディレードスチールを決められたのは守備の綻び、左打者なのに一二塁間を大きく空けたナバーロの守備位置など気になるところはありましたが、しかし継投が苦しくなるのが分かっていながらも二回での降板となったのには理由があります。
攻める気持ちの欠如、走者を気にしてばかりで気持ちが打者に向かわない、これでは戦う以前の問題です。
1点を失った直後のT-岡田への四球、ある意味で今日はこれが全てだったような、浦和で一からやり直してきてください。
スピード復権の一番手だったはずが気がつけば腕を振れずに置きに行くピッチング、守るものができたからこそ攻めに転じなければじり貧です。

三回からの継投は三者凡退が一度だけ、満塁を含めて何度もスコアリングポジションに走者を進められて四苦八苦でしたが、9安打3四球ながらも零封で逆転勝ちを演出しました。
三回の二死満塁から押し出しか、とビビった糸井への5球目、あの微妙なジャッジがボールとなっていれば試合は終わっていたでしょう。
それにしても西野に5安打、糸井に4安打と同じ打者に打たれるのはお家芸なのか、一方で2A出身ながらもミリオンダラーの中島にはありがとう、の言葉を贈ります。
各投手とも粘りのピッチングの中で四回、六回といずれも二死から田村も真っ青な低打率の山崎勝の出塁を許したこと、これはバッテリーとしての反省材料です。
そんなこんなで生きた心地のしなかったリリーフ陣でしたが、しかし勝利の立役者であることも間違いなく、気持ちを切らさずにぶつかっていったことには感謝の言葉もありません。
そして西野はこれまた同点のランナーを得点圏に背負う苦しいピッチングでしたが、躓きの原因と見ているスライダーを投げなかったこと、注目に値します。

打線は立ち上がりに不安定だった西から根元のフルスイングでのスクイズと、田村のサインミスかと恐怖したバントをしてから慌てて走者が走り出したスクイズで2点を返したものの、三回以降は僅かに2安打、13安打を放ったオリックスからすればまさかの逆転負けでしょう。
その八回、そこまでノーヒットながらも鋭い打球を連発していた中村を歩かせたのが地獄の一丁目、鈴木がきっちりと送っての一死一塁からやはりまだダメか、の清田がボールを追いかけるスイングで凡退をしたもののデスパイネは敬遠気味の四球、ここで得点圏打率が低いので、と自虐的な角中が奮起をしました。
簡単に追い込まれたので最後は高めのボールを空振り三振か、なんて予想を裏切る、その高めを叩いての大飛球は惜しくもスタンドインにはなりませんでしたが、走者一掃のスリーベース、デスパイネに代走を出さないのが気になっていたのですが、そのデスパイネが必死に走ってのラッキーエイト、逆転劇です。
とにかくここのところ攻撃の仕掛けが遅すぎる、とは贅沢な言い回しですが、なかなかに興奮のできる勝ち方ではあります。
気になるのは六番に舞い戻ったナバーロ、ヒットを打てずとも投手に球数を投げさせて、また四球も多いのでそれなりの貢献はしていますが、ややナーバスに見えなくもありません。
さすがはNPB、そこを弱点と見たのか緩い変化球を多用されてイライラ、ストライクゾーンにもイライラ、守備でも我が儘な動きがちらほら、要注意です。


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◆5月8日(日) 千葉ロッテ-オリックス8回戦(ロッテ5勝3敗、13時、QVCマリン、19,422人)
▽勝 松永 16試合1勝
▽S 西野 14試合2勝1敗9S
▽敗 西 7試合2勝4敗

バッテリー
千葉ロッテ
 大嶺祐、南、藤岡、益田、松永、西野―田村
オリックス 西、吉田一―山崎勝

 

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