二木に試練

昨日もワンチャンスでしたので低空飛行だった打線が上向いたと思ったのは気の迷いだったようで、楽天戦はボーナスステージだったのでしょう。
菊池に抑えられての僅かに2安打、継投にもかわされて3安打零封、完敗としか言い様がありません。
逆転のロッテからすれば3点のビハインドぐらい、とは思えない雰囲気がここそこに漂い、それでもロッテファンの心を繋ぎ止めたのは平沢のプロ初安打への期待だったのか、その平沢の打席はあっさりとファールフライ、そこから一気にスタンドは帰りムードとなってしまいました。
今季は左腕を打ち込んでいるからこそなのでしょうが岡田を核弾頭に復帰させた起用も決まらず、まあこんな日もあります。

しかし二木には不運な一日でもありました。
スピードガンでは140キロ前後も数字以上に伸びのあるストレート、適当に荒れながらも破綻ないコントロール、いつもの二木がいつものように投げた6回6安打3失点のQS、そしてプロ初の二桁奪三振ですので先発としての責任は果たせたのではないかと思います。
111球と球数が多いことによるテンポの悪さがあり、また唯一の四球が二死からでそこからの失点ですので反省をすべきところはもちろんあるのですが、しかし高卒三年目の投手にいきなりいろいろと求めるのは酷、打線が沈黙をしただけではなくグラブだけで処理をしようとした中村のエラーで足を引っ張ったことからして、とても責める気にはなれません。
ロッテでやっていくにはこの程度のことで腐っているようではダメ、早いうちにその洗礼を受けたと思えばよいのではないかと、リーグ最多の5敗目で新人王争いは茂木にリードを許してはいますが、曇る日もあれば照る日もある、むしろ試練を糧に、前向きにやっていきましょう。

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1 2 3 4 5 6 7 8 9 計 安 失 西武 0 0 1 2 0 0 0 0 0 3 8 0 千葉ロッテ 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 3 1

◆5月18日（水）　千葉ロッテ－西武7回戦（ロッテ4勝3敗、18時15分、QVCマリン、17,656人）
▽勝　菊池　9試合3勝5敗
▽S　増田　15試合1勝2敗6S
▽敗　二木　8試合2勝5敗

▽バッテリー
千葉ロッテ　二木、藤岡、南―吉田、田村
西武　菊池、バスケス、武隈、増田―炭谷